深くコミュニケーションが取れる訪問看護

より患者のことを考えることができる魅力

春と言えば出会いと別れ。
うーん。なんともセンチメンタルwww
私も歳をとり、沢山の出会いと別れを繰り返してきましたが、正しくは「別れ」ではなく物理的に会える機会が減っているだけなので、全く悲しむ必要はないといつも通りポジティブに考えております。

早速余談になってしまいますが(笑
学生時代は友人と毎日会い、そして毎日会うことが友情の証であると思っていますが、卒業から数十年(笑
その時の友人とももちろん会いますし、友情が薄れることはないので、会う頻度が友情ではなく、きっといつ会っても変わらないことが友情なのかな?
と、ふと思った今日この頃でございます。

そしてなぜこんな話をしたかと言えば、また良い出会いに恵まれたのでお伝えしたいなと。
男性の訪問看護師とお話しする機会をもらえ、凄く印象深かったのです。

この方、元々は大学病院の病棟勤務をされていたそうですが、入退院の繰り返し、稼働率問題を目の当たりにするにつれて、本当に自分はこれがやりたかったかを考えたそうです。

その時に学生時代の授業をよく思い出したと言っていました。
なんで看護師になりたかったのか?それを思い返していけば訪問看護に必ずつながるとおっしゃっておりました。

不安はもちろんあったそうです。自分一人ですべてやらないといけないのでは?と思っていたそうですが、訪問診療でドクターが見てくれるので、訪問看護はコミュニケーションや「患者の未来を想像する事」が大切だとおっしゃっておりました。

未来を想像するとは何か?というと、ここが素晴らしいと思ったのですが
病院だとできないことが訪問看護だとすることが出来るということです。
例えば食事介助。なかなか食べれないケースも正直あるとのことでした。
でもそこで、「無理して食べなくて良いですよ」とはあまり言うことはないそうです。
身長や体重、そして行動状況を見たときにどれだけエネルギーが必要か考える。そしてその必要なエネルギー摂取が食事なのであれば、がんばって一緒に食べてもらうこと事こそが、家族と1秒でも長くいるための方法であると。

ご家族にもこういった理由を説明することで、食べる事の重要性を理解してもらい、そして1秒でも長く家族といる時間の為であると説明するようです。

他の病気であっても同様のようでした。
※実際に病名を教えてもらい説明を受けたのですが、私は医療者ではないので間違った伝達にならないようここでは「他の病気」と表現させていただいています。

病院では食事の制限があった。つまり食べてよいもの、悪いものがあったようですが、訪問看護の利用者はまずは食べたいものを記載してもらい、症状に合わせて「○○のメーカーであれば食べることが可能」とか「○○の成分が入っていないなら食べても大丈夫」とかのアドバイスが訪問看護だと可能とのことでした。

訪問看護は出来る事のアドバイスができることが大きく、そして得てして自分一人で対応しなければいけないと思われることも、チームで案を出し合いながら支えていることが実感できるとおっしゃっておりました。

難しいと思わずに、「なぜ看護師になろうと思ったのか?」それを思い返せば訪問看護につながるとおっしゃっておりましたよ。

看護師不足が叫ばれる今。訪問看護師不足はなおさらですね。
看護師の求人/転職活動をサポートできるようにこれからも、沢山の方とお話をしたいと改めて思いました!!

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