「看護師の仕事のやる気がなくなった」と感じるのは悪なのか?やりたい看護の見つけ方
「看護師の仕事のやる気がなくなった」と感じるのは悪なのか?やりたい看護の見つけ方 「看護師としてやる気がなくなった」そんな悩みを抱えていませんか? 「好きを仕事にしよう」といった言葉をよく耳にします。しかし、看護師や理学 […]
訪問看護を経験した後、病棟看護師に転職しようと考えている方は少ないかもしれません。そのため、こうした方々に向けた情報は限られています。しかし、実は訪問看護から病院勤務に戻るケースも決して珍しいことではないんです。私の周りにも「訪問看護に憧れて転職したものの、想像していた業務と現実が違った」といった理由で病院に戻る人がいますし、「訪問看護の現場を経験したからこそ、病院での退院調整業務に興味が湧いた」という声もよく耳にします。
私自身も訪問看護師として働いた後、病院勤務に戻った経験があります。今回は、その実体験を通して、訪問看護から病院勤務に転職した理由や、その後の変化についてお話ししたいと思います。
訪問看護は下記の通り圧倒的にステーション数が増えており、今後もステーション数は増えると予測されています。そして病棟と比べ働き方は相対的には残業も少なく土日祝が休みになる傾向があるために、働きやすいと言えます。しかし病院へ戻りたい。病棟に戻りたい。と感じる瞬間もあったのでその経験をお伝えします。
訪問看護の現場で働く中で、私が最も強く感じたのは、多くの患者さんが訪問看護というサービス自体について、ほとんど知識を持っていないという現実でした。訪問看護は、退院後の生活を支える非常に重要なケアの一環ですが、患者さんやその家族は「訪問看護って具体的にどんなことをしてくれるの?」といった疑問を抱えていることが非常に多く、不安や戸惑いを感じているケースが目立ちました。実際の現場では、こうした疑問にしっかりと応えられていないことが、患者さんが訪問看護を十分に活用できない原因の一つだと感じたのです。
特に、入院中の患者さんやそのご家族に対して、退院後に利用できる社会資源やサービスについて十分な情報が提供されていないことが、大きな課題だと実感しました。病院では、退院に向けてのケアプランを立てる際に訪問看護が提案されることがありますが、その時点で初めて訪問看護という言葉を耳にする方も多いのです。情報が不十分なままでは、患者さんもご家族も「本当に必要なのか」「どのようなサービスが提供されるのか」といった疑念を抱えたまま退院し、その後のケアに不安を抱え続けることになります。
私自身、訪問看護を提供する中で、こうした不安を抱えた患者さんやご家族に何度も出会いました。退院後の生活に対する不安感や、訪問看護に対する不信感を抱えた状態でケアが始まると、どうしてもスムーズなサポートを行うことが難しくなり、患者さん自身の生活の質にも影響を及ぼすことがありました。このような現実を目の当たりにし、訪問看護の役割を入院中からしっかりと伝える必要性を痛感しました。
そこで私は、患者さんが退院後に訪問看護を効果的に利用できるよう、入院中から訪問看護の重要性をしっかりと伝えることが必要だと強く感じるようになりました。訪問看護は、在宅医療や地域医療の中核を担う重要なサービスであり、患者さんの生活を支える大きな力となります。しかし、その価値を理解してもらうためには、単に「退院後に利用できます」と伝えるだけでは不十分です。入院中の段階で訪問看護の内容やメリット、そしてどのような支援が得られるのかをしっかりと説明し、患者さん自身が納得した上で利用を選択できるようにする必要があります。
このため、私は訪問看護の現場を離れ、病院勤務に戻ることを決断しました。決して訪問看護が嫌になったわけではなく、むしろその重要性を誰よりも理解しているからこそ、病棟から訪問看護の存在や有用性を積極的に伝えることで、患者さんと訪問看護との架け橋になりたいと考えたのです。病院と地域医療の連携を強化するためには、病院勤務で患者さんやその家族に対して訪問看護の利用を促し、適切なタイミングで適切なケアを提供できる体制を作ることが不可欠です。
私が病院勤務に戻ることで、入院中の患者さんに対して訪問看護の価値を伝え、退院後に安心してケアを受けられるようサポートしたいと考えています。訪問看護の利用を早期に提案し、患者さんとその家族が退院後に抱える不安を少しでも軽減するためには、病院の看護師がしっかりと訪問看護の意義を理解し、適切な情報を提供することが重要です。これにより、患者さんが退院後に適切なケアを受けられる体制が整い、地域医療との連携もスムーズに進むでしょう。
訪問看護は、患者さんの生活の質を向上させる大きな力を持っていますが、その価値が伝わらなければ十分に活用されません。私は、病院勤務に戻ることで、訪問看護と病院をつなぎ、地域医療全体の質を向上させる一助となりたいと考えています。病棟から患者さんに寄り添い、訪問看護の利用を積極的に提案することで、地域連携を強化し、患者さんの安心と健康を守るための新たな挑戦をスタートしました。
このように、訪問看護の現場で得た経験を活かし、私は病院勤務に戻ることで、訪問看護の価値をより広く伝えるための新たな役割を担いたいと考えています。患者さんの不安を取り除き、地域医療との連携を強化することで、訪問看護をもっと身近な存在にしていくことが私の使命だと感じています。
病院勤務に戻るという決断は簡単ではありませんでしたが、病院での経験が、訪問看護の現場で学んだことをさらに深めるチャンスでもありました。特に、病院では退院後のケアを考慮した退院調整看護が重要な役割を果たしており、私の中で新たな視点が生まれていきました。
一方で、病院は大きな組織であり、ルールや慣習が厳格に定められています。訪問看護を経験すると改めて感じます。戻った最初の頃は、訪問看護のような自由度の高い業務スタイルとは異なり、病院独自のシステムに馴染むのに時間がかかりました。また訪問看護は利用者がいることが当たり前ではありません。訪問看護ステーションもたくさんありその中で選んでくれたという感謝に近い気持ちもあるために、接遇も大切にします。
しかし病院は患者様がいるのは当たり前。そして患者も医師や看護師に優しくしてくれるために、多少厳しい言葉やひどい言葉を使ってしまっても咎められることも少ないと感じました。訪問看護を経験して、患者に対する言葉使いや、患者がいることを当たり前だと感じてはいけないと感じるようになりました。そして、少しずつ病院業務に慣れることで、自分なりに「もっとこうすれば効率が上がる」「患者さんにとってより良いケアができるはず」と考えるようになり、仕事への情熱が再び高まりました。
訪問看護に転職した当初、私は地域医療を支え、在宅療養の患者さんに寄り添うという大きな使命感を持って取り組んでいました。しかし、訪問看護の現場に身を置く中で、私自身が期待していた看護業務とは異なる一面に直面することが増えました。その一つが、訪問看護に欠かせない「営業活動」でした。
訪問看護では、医師やケアマネジャー、地域の医療機関と連携を取るための営業活動が非常に重要です。私はこの活動が、単にサービスを提供するだけでなく、地域全体の医療を繋ぐ大切な役割だと理解していました。しかし実際に携わると、訪問看護そのもののケアに集中したいという気持ちと、営業活動のバランスを取ることが難しいと感じる場面が多くなりました。
訪問看護の営業では、地域の医療機関や施設に対してサービスの説明や提案を行うことが求められますが、私にはこの業務がどうしても負担に感じられました。特に、医療連携のために時間を費やすことが多くなる一方で、実際に患者さんに直接ケアを行う時間が限られてしまうことに、強いジレンマを感じていました。
営業活動自体が決して無意味ではないことは理解しています。むしろ、訪問看護の成長や地域連携を進めるためには欠かせない大切なプロセスです。しかし、私は「看護師」として、もっと患者さん一人ひとりに向き合い、直接的なケアを提供することにやりがいを感じるタイプでした。そのため、営業活動に時間やエネルギーを割くことが、次第に自分の看護のスタイルと合わなくなっていったのです。ステーションによっては営業活動が不要な施設も多くあり、営業専任のスタッフがいるケースもあるため、すべてかこの限りではありません。
訪問看護では、患者さん宅を訪問し、必要なケアを提供する機会はもちろん多くありますが、どうしても「営業」の側面に対するプレッシャーが大きく感じられるようになりました。このような業務の配分が、私にとって「患者さんに寄り添い続けたい」という看護師としての気持ちを揺らがせる要因となってしまったのです。
それでも、訪問看護の経験を通して学んだことは非常に多く、私にとってかけがえのない財産です。地域医療の現状や、在宅での患者さんやそのご家族が抱える課題を肌で感じ、どうすればより良いケアが提供できるのかを深く考える機会を得られました。訪問看護の役割をより深く理解できた今だからこそ、病棟看護に戻る決断をしました。
病棟では、直接的なケアや患者さんとの密接な関わりを持つことが多く、私はその中で看護師としての自分の力を最も発揮できると感じています。訪問看護を離れ、病棟に戻ることを選んだのは、私自身がもっと「患者さんのそばにいる看護」を重視したいと思ったからです。
訪問看護と営業活動の両立が自分には難しかったと感じた一方で、この経験は今後の看護師としてのキャリアにとって大きな糧となりました。訪問看護が地域医療にとって重要であることに変わりはありませんが、私は自分の強みを活かせる場所として、病棟での看護に再び挑戦することを決めました。訪問看護を通じて得た知識やスキルを活かしながら、病棟での看護に全力で取り組んでいきたいと思います。
訪問看護で培った「病気の予測力」や「家族の介護力を見極める力」は、病院勤務においても大いに役立ちました。訪問看護では、患者さん一人一人に対して個別対応が求められ、その家庭環境や生活背景も考慮しながらケアを行う必要があります。この経験は、病院での患者さんとのコミュニケーションや退院調整の際に大いに活かされました。
病院では、組織が大きいため、訪問看護の現場のように自由に意見を通すことが難しい部分もありますが、少しずつ自分の看護観を持ちながら業務を進められるようになりました。最終的には、訪問看護から病院勤務に戻ったことは大きな成功だったと感じています。これからも患者さんが安心して退院できるようにサポートする看護師を目指していきたいと思います。
病院勤務で得た新しい経験や視点は、確かに私にとって大きな財産となりました。しかし、2年が経過する頃、心の中に再び訪問看護への情熱が湧き上がってきたのです。病院での業務を通じて多くのスキルを学びましたが、訪問看護の現場で感じた「患者さんとより近い距離で寄り添う看護」の魅力が、私の中で再び強くなっていったのです。そして年齢を重ね職位が上がるほどに、営業活動の重要さも理解することができるようになりました。他職種連携や地域連携することを営業という言葉に置き換え、初めての経験に戸惑っていたのだと思います。
もう一度訪問看護をやりたい。この気持ちに抗うことはできず、最終的に私は訪問看護に戻ることを決断しました。今思えば、病院での経験があったからこそ、訪問看護の現場でさらに深い視点で患者さんに向き合えるようになったと感じています。訪問看護は、患者さんの生活そのものに密接に関わる看護であり、病院では得られない充実感を与えてくれます。再び訪問看護に戻った私にとって、その決断は間違いではなかったと確信しています。そして5年間訪問看護を続け、私は訪問看護の素晴らしさや、病院の素晴らしさ、看護師の尊さなどを伝えていきたいと考え医療ライターという道を選ぶようになりました。
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私が再び訪問看護に戻ることを決断したように、あなたも訪問看護の現場で新たな挑戦をしてみませんか?訪問看護は、患者さんの生活に密接に寄り添い、看護師としてのやりがいを強く感じられる職場です。そして、あなたのスキルや経験を活かせる場が、必ず訪問看護の現場にあります。
訪問看護でのキャリアを充実させ、患者さんにとって最良のケアを提供できる看護師を目指して、一緒に未来へ進んでいきましょう!