訪問看護師は接遇が大切

ドクハラこんな言葉を聞いたことはありますか?

ドクターハラスメントの略で、医者が患者に対して暴言を吐いたり、暴力をふるったりすることを指し、一時期話題になった言葉です。
今や時代も変わりモンスターペイシェント(患者)なんて言葉も出てきましたね。
患者が逆にドクターやナースに向けて暴力などをふるうということも取りざたされています。

これらのことを踏まえて、昨今医療の世界では看護師の接遇能力の重要性が言われています。
病院は普遍的に患者が来るので潰れないイメージがあると思いますが、実は毎年50~100か所くらい、全体の割合で言うと5%~8%くらいなくなっている事実をご存知ですか?
私が認識している病院数ですと最新で8400くらいだったと認識してますが、ほんの数年前までは9000は超えていました。
この病院数の減少はさらに加速すると予測します。
つまり病院も患者をお客様としてとらえていかないと、病院経営がままならず潰れてしまうということです。

そしてそのお客様(患者)と触れる機会が一番多いのは誰かといえば、看護師です。

そのため、最近は研修で接遇マナーを取り入れるところも多くなっています。
個人的には精神科で特に増えている印象を受けます。

在宅医療を行う訪問看護師は、病院以上に接待が必要になってくるでしょう。
病院では何かあれば師長さんなど仲間の看護師が手を差し伸べてくれると思います。
しかし訪問看護では、目の前の患者を自分自身の力で対応する必要があります。

それ故に医療だけではない対応力、つまり接遇力が重要となるわけです。
つまり訪問看護を経験することで、看護師としての市場価値が一気に上がるのです。

一見すると大変だと思われがちですが、大変なことを乗り越えることが成長につながり、自分自身の価値に直結します。
なぜこんな市場価値の話をしているかというと、究極的にはこの価値に応じて給与がかわりますし、仕事の有無にもつながってくると想定されます。

ホワイトカラーでは優秀な方が日本で働くようになり、少しずつではありますが医療に関しても外国の方が働ける環境が整ってきました。

人口が減少して看護師が過多になった場合、看護師として就業が難しくなる可能性があります。
そうなれば、看護師としてのスキルを磨き、市場価値を上げることが医療業界でより求められていくと想定されます。

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