超高齢化社会に向けての課題

人材不足、過疎地……多くの課題

2025年問題と言われる後期高齢者の問題がありますよね。
その解決のために訪問看護師が必要だというのは、なんとなくご認識があると思います。

では、訪問看護師はどんな姿を求められているか?というと疑問符が出る方も少なくないと思います。
特に重要な課題は、日本全国どこでも24時間365日、いつでも必要な質の高い訪問看護サービスを届ける仕組みをつくることです。


「2025年問題」とは、団塊の世代が2025年頃までに後期高齢者(75歳以上)に達する事により、介護・医療費等社会保障費の 急増が懸念される問題です。 左のグラフは、平成27年(2015年)に「ベビーブーム世代」が 前期高齢者(65~74歳)に到達し、10年後の平成37年(2025 年)高齢者人口は、約3,500万人(人口比約30%)に達すると
推計されています。(平成18年厚生労働省・委員会報告書より抜粋)

2025年と考えるとまだ先のように感じるかもしれませんが、きっとあっという間に来てしまうと思います。
想像してみてください。7年後に日本どこにでも訪問看護や在宅医療が提供されている姿を。
自分自身が困ったときに24時間、365日対応できる姿を。

正直かなりハードルは高いですよね?
この記事を読んでくださっている方は日本の各所におり、ありがたいことに実は海外からのアクセスもあります。
さて、読者の皆さんのエリアはいかがですか?訪問看護は増えていますか?電話をかけたら来てくれそうなイメージは持てますか?

全国の病院やステーションを訪問させていただいた経験からすると、現状だけで考えればかなり厳しいですよね……

ちなみに私が一番遠かったと感じた所は福岡空港から車で5時間かかりました……
交通インフラを考えると、直線距離では近いけどぶっちゃけ道がなく、山道しかないということも多々あります。
24時間365日対応を目指すとなると、現状がどれだけ訪問看護ステーションが少なく、どれだけ訪問看護師が少ないかも想像できますよね?

この状況を変えるのは一人一人の行動になります!!潜在看護師の方も含め教育体制が整ってくればきっとこの状況を変えれると思います。

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