訪問看護師が転職を考える理由って?環境がブラックだから?

訪問看護はブラックなのか徹底解説してみる

訪問看護はブラックなのか?せっかく訪問看護ステーションの求人を見つけて、あこがれの訪問看護師になったのにー!!どうして「訪問看護 ブラック」なんて言われてしまうのでしょう?その答えは・・・・きっと「離職率」から推察されてだと思います。少し古いデータになりますが、訪問看護の離職率はおおむね15%程度と言われているようです。看護師全体でみると12%程度なので多少ではありますが、訪問看護のほうが離職率が高いといえますね。

http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000001jlr7-att/2r9852000001jlv6.pdf

さてその離職の原因になっているものですが、訪問看護師にアンケートを取りましたのでまとめておきます。

看護師向け転職の理由アンケート結果

1位 利用者との人間関係
2位 キャリアプランが描きにくい
3位 経営理念の変化や社内の制度変化についていけない

むむむ、、、人間関係が上位に入るとはちょっと意外。。。そう思った看護師様も少なくないと思います。病棟の看護師から訪問看護に入職する理由もまた「人間関係」が上位にはいるのにどうしてこの矛盾が!?!?総括してまず全体の印象をお話ししてみたいと思います。

訪問看護ステーションの給与に関しては、概ねワークライフバランスを考えると、納得感を持っている方が多かった印象です。時間給として考えると病棟看護師よりも給与が高いし納得がたかいのです!!つまり訪問看護というのは看護師様にとっては、給与と看護業務のバランスが良い事がわかり、そのこと自体が退職の理由になることは少なかった印象です。

大切なお金に関しても講義しているのであわせてご覧ください!!

年収/月給/時給から考える転職に大切な看護師/訪問看護師の給与の上げ方を考える

訪問看護は比較的日勤常勤で働きやすく、そして給与水準も高いため、お子様がいても働けたり、ご両親の介護があっても、時間の融通や理解があるのが訪問看護の特徴でもあります。

「え!!それなら訪問看護って離職率下がりそうじゃないですか!!」と思いますよね??確かに利用者様との関係性が病棟よりも深くなるので、人間関係に悩まれて訪問看護ステーションを辞めて、別の訪問看護ステーションにいく方はとっても多いと思います。それくらい訪問看護は働き方としての魅力はとても大きいのです。

それではなぜ辞めてしまうのか?と言えば、それよりも生涯「このまま」でいいのだろうか?というキャリアプランと重なるような悩みを持つ方が多かった印象です。私も沢山の看護師様とお話ししていると、「看護師として管理職をやってみたい」と思ったり、「経営に入ってみたい」という思いも年齢と共に思いが大きくなるというのが印象でした。

規模にもよるのでやはり母体が大きかったり、ステーションを複数もっていたりすると業務の幅も広がってきますね。なので訪問看護をやってみたいなと思ったら、訪問看護師として転職したいと思ったら事前に情報収集をすることはとても大切だと改めて感じました。規模の大小で「大きいから看護師にやさしくない!!」とか「小さいからアットホームな事業所だ」と決めてしまうのではなく、数字からわかることや、実際に働かれている(働かれていた)看護師様からお話を聞くこともまた、転職活動をする上で、そして冷静な判断をするうえでは大切になります!!

良い意味で、色々な事を看護の現場以外で学ぶことが出来れば、それもまたキャリアアップとして自分の夢ややりたい事として広がってくるでしょう!!

1位に上がった利用者との人間関係こちらを説明してきましょう!!

看護師様と利用者様の人間関係、これは本当に難しいですよね。もちろん看護師様のモチベーションに関わることもありますし、訪問看護ステーションの看護師配置人数次第では簡単に対応する事はできないのが実情だと思います。

急性期の病院であれば平均在院日数を考えると、10日以内には退院されるというイメージを持てると思いますが、在宅医療になるとそういうわけにはいきません。

お互い人間ですし、看護師として看護をしていてもどうしても合う合わない人は出てきてしまうと思います。

そんな中でもお互いにフォローできるような会社の環境や人員がそろっていれば、対応者の変更という手段もとれるわけです。訪問看護の最大の面白みでもありますが、それ故に深く傷つくこともあるのが、この利用者との関係性になります。

看護師が少なく、かつ優秀になればなるほど仕事はどんどん増えていき、そして給与はそこまで大きく変わらない。そうなると「なんで自分がこんなにがんばってるのに……くそー!!」というマインドになってしまい、退職・転職してしまうという感じです。確かにこれはつらいですよね。それを受け止めることができ、加味をしてくれる訪問看護ステーションがあれば、そこは本当に素晴らしい訪問看護ステーションだと思います。しかしそうじゃなくとも、利用者は訪問看護師を首を長くして待っているのです。

その命を救うことができるのは、その訪問看護師しかいないのです。そして、利用者の家族を含めて笑顔を与えることができるもの訪問看護師しかいないのです。

そして多様性(様々な人がいる)を認める事こそが、看護師としての成長や組織としての成長につながる為にこの環境を「訪問看護 ブラック」と思うよりも、成長するための新しいコミュニケーションが増えたと前向きにとらえることをお勧めします。笑顔の魔法に関して講義ていますので、是非こちらも読んでみてください!!

笑顔の魔法を教えます~看護師の笑顔が患者を幸せにする理由を心理学的に考えてみる~

苦しい時こそ明るく前向きなマインドで業務に取り組むことが課題解決の一歩ですね!!

2位 キャリアプランが描きにくい」こちらも説明していきましょう!!

せっかく自分の夢でもある訪問看護に転職したのに「自分自身のキャリアの夢が描けない!!」そうなってしまうと今働いている訪問看護ステーションの環境に対して「ブラック」と感じてしまう瞬間も少なくないと思います。

機能強化加算等から、どれくらい訪問看護師がいて「もしかしたらこんな訪問感ステーションの環境なのかな?こんなキャリアプランかな?」などと想像する事もできるかもしれませんが、これは現実的にはめちゃくちゃ難しいと思います。転職の直感というのはなかなか当たらないのです。。。

【直観力を磨く】直感で転職活動してみた結果~看護師の為のハッピー心理学~

というのも訪問看護ステーションの求人数自体もとても多く、その中から自分に合うものを判断する訪問看護ステーション自体を見つけることも難しいのに、さらに自分の望むキャリアプランが描けるかは本当に難しいと思います。

従いまして、まず出来る事としては転職活動時の情報収集や面接で面接官へのヒアリングはとっても重要になります。時間に余裕がない状況であれば、やはり看護師専門の転職サービスや訪問看護専門の転職サービスに登録してみる。これが一番安心もできますし、自分の時間の為にキャリアアドバイザーが動いてくれますよ。

もし今もう転職活動中なのです・・・・という看護師様がいましたら参考までにとっておきの7つの質問をお伝えします!!また別のコラムでもしっかりとお話ししているので、是非こちらも合わせてみてみてください。

【7つの質問】訪問看護はブラックなのか?面接で判断するブラック企業かどうかを判断する7つの質問~看護師の為のハッピー心理学講座~

面接の時に看護師が聞くべきブラック環境に転職しない為の質問

1:残業は1日平均どれくらいですか?月平均はどれくらいですか?
2:新しい事を挑戦したいときは誰に相談をして、どのように進めているのですか?
過去に看護師が提案して取り入れた事を教えてください。
3:一般看護師や主任看護師と職位によって、日々の看護業務は職位によってどのような違いがありますか?
4:入職した際に一番大変な仕事や、転職者が困ることを教えてください。
5:配属される可能性がある病棟の雰囲気やどのような年齢の方がいるのか教えてください。
6:入職した際の研修や、OJTやプリセプターの制度などレポートライン含めてを教えてください。また看護師の意思統一するためにどのような取り組みをしていますか?
7:チャレンジできる環境や看護師が個人個人がチャレンジ出来る事を教えてください。逆に看護師だからやってはいけない業務などはありますか?

詳細はコラムを見てみて頂きながら質問の理由を考えると、転職活動で失敗する可能性は「ぐぐっ」と減ること間違いなしですよ。

これから2025年問題も目の前にあり、看護師様と一緒に築く必要がある未来がすぐそこまで来ています。

看護師様がいるからこそ、笑顔になれる未来があります。

そしてその力に少しでもなれるように、私たちスタッフ一同も日々勉強しております。是非一緒に素敵な未来を築いていきましょう!!「看護師 ブラック」「訪問看護 ブラック」の環境だと思ったら、いつでも気兼ねなく相談してくださいね。約11,000ステーションが、訪問看護師になることを待っていますよ!!

 こちらからいつでも登録できるので看護師の転職活動を成功させましょう!!

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