訪問看護師の人と人の関わりで学ぶ事~訪問看護に転職してよかった事~

~訪問看護を行う上での試練とは~

~訪問看護師の楽しみも苦労も、これから目指す看護師に知ってもらいたい~

長年訪問看護を行っていると、筆者の周囲には訪問看護を天職として頑張っている方がたくさんいらっしゃいます。
みなさん、1時間で一人の利用者さんにじっくり関われる訪問看護にやりがいを持って仕事をされています。そんな訪問看護師の方とお話をするだけでも、筆者自身の看護観にプラスになったと感じています。

今回は、研修で出会った訪問看護師から学んだ事を主にお話ししたいと思います。

この内容は経験者よりも訪問看護を初めて間もない方や、仕事の悩みなどがある方にお話ししたいと思います。もしも訪問看護ステーションに転職しようとしている看護師がいたら、きっと参考になると思います。

あの担当を外してくれ!!それでも訪問看護が好きでした。この言葉さえも自分を成長させてくれたと考えながら訪問看護をしていました。

筆者の性格は、特に話下手で、ケア中も沈黙が多く、情報収集も時間内で行えないほど、会話が続きませんでした。こんな性格なので、初めて訪問看護を行った際に、利用者さんやその家族を理解する事ができませんでした。当然、信頼関係を築いていく事が難しく、「あの看護師(筆者のこと)を担当から外してくれ」「もう来なくていい」などクレームがありました。そのころを思い出すと、もう辞めたい…そんな想いばかりが付きまとっていましたね。

そんな中、自分でも何かヒントが欲しいという事で、訪問看護師が集まる研修に参加をしました。看護協会主催の物だったと思います。同県の訪問看護師が集結し、その研修を受けるのですが、筆者はその中でグループワークなどから仲良くなった訪問看護師にお仕事について色々とお話を伺いました。

初めは「そちらの訪問看護ステーションはどうですか?」という具合に切り出し、お話ししていきました。会話の中でやはり皆さん、辛いなと感じた時期があるようでした。しかし、それでも「なぜダメだったのか?」「なぜあの時○○しなかったのか?」と振り返り、次へ繋げていたのです。「ダメだった」で終わりにせずに、自分自身の振り返りをしたことで、欠点や改善点が見えてきます。そこを認めて改めるという事は、かなり精神的にもしんどい部分でもあると思います。しかし、それを乗り越えることで訪問看護師として、人として大きく成長できることだと感じました。

まずは挑戦してみる。一人でも多くの看護師が訪問看護をやって欲しい。こんなに楽しいってみんなにも知ってもらいたくて。

筆者も若かったころは、患者さんや先輩に嫌味を言われてショックを受けていた時期もありますが、経験を積み、さらに訪問看護師のお話を聞いてからは、なぜ相手はそんなことを言ったのか分析して消化する事ができました。また、自身が訪問看護を行う上でも、自分の価値観を押し付けないように、利用者さんの人生の歴史や、大事にしている事や物、家族関係を把握して利用者さんを理解しようとしています
この経験は、自分にとって大きな成長になったと感じている事です。

もし、仕事で悩みがあった場合、同じステーションのスッタフにも話しにくい場合は研修で仲良くなった訪問看護師の方のお話をする事もお勧めします。そして、自分は何をして変えていくか、目標が見つけられるともっと良いですね。

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きっと、訪問看護師を続けるかどうかで悩んでいる人が、それを乗り越えた時には大きな自信と人を思いやる気持ちが人一倍強く、素敵な訪問看護師になれることでしょう!

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