犯罪が増えた看板の理由はなんだ?”伝え方”でこんなに変わる人間関係を改善するポジティブ効果~

犯罪が増える看板の理由をお伝えします。

ついつい悪い事をしたくなる。ふっふっふ、よーし悪さをしてやるぜ!!
ダメですダメです!!絶対にダメです!!

でもなぜか「ふと」そう言った衝動が起きてしまうには実は理由があるのですよ。これは看護師様や訪問看護師様の日々の業務で言えば「伝え方」にリンクしてくると思います。同じような事をいっているのに、この上司の事は聞いてあげたいと思うし、あの上司の場合はなんかやりたくなくなっちゃうんだよなーっていうのは、まさにこの伝え方がポイントになります。

病院で患者様と話すとき、訪問看護で利用者様と話すときに「私のいう事は聞いてくれないのに・・・」でもでも、別の訪問看護師が話すとなぜかやってくれる。世の中理不尽すぎる―!!というのは実は「伝え方の悪さ」が起因している可能性があるのです。まさブラック心理学とも言うべき、悪い方向に導いてしまう伝え方というのが世の中にはあるのですよね。このような伝え方が起因して看護師様/訪問看護師様の人間関係が壊れてしまえば、その環境をブラック環境だと思ってしまいますよね?

なので看護師様や、訪問看護師様が、人間関係で悩み、そのような状況に未来でならないように、枕を濡らさない為にも、どんな伝え方が失敗してしまって、どんな伝え方が成功しやすいのかというのをお伝えしていきたいと思います。

本日のポイント

1:こんな伝え方は失敗する。犯罪が増えた看板の理由とは?
2:看護師様、訪問看護師様がどのよう伝えればに患者や利用者は動くのか?
3:病院、訪問看護ステーションでの人間関係を改善/解消するには

それでは心理学的に人間関係を改善する方法をお伝えしましょう!!スターティング!!

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1:こんな伝え方は失敗する。犯罪が増えた看板の理由とは?

以前コラムで社会的証明という話をさせていただきました。

社会的証明の法則:
人は悩んだときは周りに目を向けて、他人の行動を参考にして自分の行動の参考にする。
人は誰しも他人の行動には左右されないと強く思っている事。
そして「自分だったら」どういう行動をするかというのを考えすぎるあまりに
この盲点である「社会的証明」つまり、他人の行動が自分を動かすことを忘れてしまう。

つまり多数の人がやっていると聞くと人はついつい、かつ意図せずに行動してしまうって事なんですよね。これだけ聞くと、そんな意図せず人が動くなんてなんだか素敵☆彡と思うかもしれませんが、逆に言えば恐ろしい事や意図せず悪い方向に誘発してしまう可能性があるって事なんです・・・つまり伝え方次第で、成功する伝え方もあれば失敗してしまい意図と全く逆の方向に集団が動いてしまい人間関係が悪化してしまう可能性も含んでいるのです!!

ではどんな伝え方が失敗するのか実際の例を見てみましょう!!そうです、犯罪を減らすために作った看板が、実は犯罪を増やしてしまった・・・というなんとも恐ろしい例を共有したいと思います。

これは病棟や訪問看護ステーションの張り紙なども同様だと思うので、ご自身の看護業務の中で「失敗している張り紙」になっていないか是非確認してみてくださいね。

アリゾナ州にある化石の森林公園にある看板になるのですが、化石木のかけらを持ち出す来訪者があまりに多いため、公園の存続が危ぶまれている看板を立てました。目的としてはシンプルで化石木を持ち帰らないで欲しい!!という願いと共に看板を立てました。

この看板の効果を調べる為に2種類の看板を立てました。

効果を最大化させるために考えた2つの看板のパターン

1:これまでに公園を訪れた多くの人が化石木を持ち出したために化石の森の環境が変わってしまいました。
この看板には「大人数が来訪者が化石木を取り出そうとする写真」とセット

2:公園から化石木を持ち出すことをやめてください。化石の森の環境を守る為です。
この看板には「一人の来訪者が化石木を取ろうとしており、その手には禁止マーク🚫を描きました」

さてどんな結果になったと思いますか?
恒例のシンキングタイム、スターティンです!!
看護師/訪問看護師の皆様どうですか??

正解は恐ろしいものでした・・・

なんと1の看板は「看板を立てなかったエリア」に比べてほぼ3倍の数が盗まれてしまったのです・・・看板のないエリアでの化石木の盗難率は2.92%だったのですが、看板を立てた両方のエリアは7.92%の盗難率でした。比べて2の看板に関してはやや低い数字の盗難率は1.67%という数字になりました。

つまり1のケースで言えば看板を立てることによって、恐ろしい事に逆に盗難が増えてしまったという事です・・・犯罪を抑止するためのものがなんと犯罪を助長するという・・・

好ましくない行動、やって欲しくない行動が頻繁に起きている事を伝えてしまう社会的証明のメッセージが、意図と真逆の結果を導いてしまったのです・・・なんと恐ろしい。1の看板が引き起こしてしまった行動パターンはこうです。

これだけ多くの人が化石木をとっているのであれば価値があるものに違いなし!!それに沢山の人がとっているのであれば自分たちがとったところで問題はないよね?それなら取ってしまえ!!という行動バイアスになります!!

例えば病院ないや訪問看護ステーション内に、よかれと思って看板を作ったり張り紙を張ってみたりすることが、実は病院内での患者様や訪問看護ステーションの利用者様に、逆に看板や張り紙があることで悪影響を与えてしまう可能性があるという事なのです。

「ここの廊下は走っちゃだめですよ!!」って張り紙をしたが為に、「なんだー走っている人がいっぱいいるんだwww」と逆効果を与えてしまったりwww

それではどのような看板を立てたり張り紙をすることが、自分の思い通りに人が動く事になるのでしょうか?

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2:看護師様、訪問看護師様がどのよう伝えればに患者や利用者は動くのか?

「患者が言う事を聞いてくれない!!」「利用者が言う事を聞いてくれない!!」「助けてのーちー先生!!」実はこんな相談が来ることは少なくありません。

言葉で伝えることも同様に、看板や張り紙も、伝え方次第では真逆の方向に人が行動てしまう事をお伝えしました。つまりネガティブな社会的証明での伝達はネガティブな効果を生んでしまうという事ですよね。これで人間関係を壊してしまったらもったいないですし、働いている環境をブラックだと認識間違いしてしまうのももったいないですよね?

もしもブラック環境だと感じてしまっているのであれば、看護師様が毎月利用しているプロフェッショナルとして有名な転職支援サービスを受けてみてみましょう!これがもとに求人を探して転職するとなっては経歴が傷ついてしまいますし、頻繁に転職せざるを得なくなります。

それであれば看護師が病院で患者様に、訪問看護師が訪問看護ステーションで利用者に看板や張り紙、配布物なので想定通りの行動をしてもらうためにはどうすれば良いのでしょうか?

言う事を聞かせるためのポイントは3点あります。

患者様の言う事を聞かせるためのポイント

・伝えるべきは、ルールを守っている人に向けて伝える(ルールを破る人向けではない)

ルールを守っている人が圧倒的多数であることを伝える。

・ネガティブな言葉を伝えるのではなく「感謝」を伝える

つまり先の化石木の看板の例で言うのであれば、伝えるべき人は圧倒的多数の化石木を盗まないルールを守っている人に向けての感謝を伝える事です。

「いつもルールを守って森林公園の運営にご協力いただいてありがとうございます」

すこぶるシンプルに感じるかもしれませんが、実はこのあたりが一番伝わりやすくて良いですね。化石木を盗むというネガティブな事がを入れてしまうと、「なんだなんだ、盗まれているのか。では盗んでやろう。ふっふっふ」と思ってしまう可能性があるので、あえてここでは化石木に触れることはしていません。化石木を入れての例も考えてみましょうか!!

※また別のコラムで書きますがこのメッセージを「おしゃれ」にしてしまうと、人には通じないという残念な結果が出ています・・・なんと。。。そうなんです。おしゃれ文章は芸術性は上がりますが、人には伝わらない特性がありますが、それはまた今度のお話で。

「化石木をいつも丁寧に扱って頂きありがとうございます。皆さんのおかげで森林公園の美化が保たれています」

等が良いでしょうね。

では病院での張り紙を考えてみましょう!!

「廊下を走らない」ではなく「いつも静かに歩いていただきありがとうございます」とルールを守っている人に目を向けて張り紙をすると良いでしょう。

例えば訪問看護で「無断でのキャンセル」が多かった時に、「無断キャンセルは禁止です。」などにしてしまうと、「なんだなんだ、無断キャンセルしている人が結構いるんだな。じゃあいいか俺も」という行動バイアスがかかりますつまり無断キャンセルを助長してしまう可能性があるという事です。

これもポジティブな社会的証明にするのであれば、「いつも時間通りにお待ちいただいて訪問看護師一同感謝しております。」にかえれば、いつもルールを守っている人に向けてポジティブな社会的証明になります。つまり時間は守らなければいけないんだとか、無断でのキャンセルをしてはいけないんだという思いになるという事です。

患者や利用者に向けての張り紙や配布物、今一度文言をみてみてください。ネガティブな社会的証明になっているのであれば、すぐに変更してみましょう!!患者様が言う事を聞かない、利用者が言う事を聞かない!!これが改善できちゃいますよ。

それでは病院や訪問看護ステーションでの人間関係を改善するために看護師/訪問看護師はどのような伝え方をすれば良いでしょうか?人間関係に困ったら、いつでものーちー先生に相談してください。転職活動を成功に導いてくれますよ。

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3:病院、訪問看護ステーションでの人間関係を改善/解消するには

患者様と利用者様との関係性や「言う事を聞かない」この改善のイメージはついてきたと思います。それであれば実際の病院/病棟や訪問看護ステーションでの人間関係を改善進ためにはどのような伝え方をすれば良いのか?ポジティブな社会的証明を軸にして考えていきましょう!!

看護環境の中での人間関係の改善と言えば、過去にも様々コラムを書かせていただきましたが、大きく看護師様/訪問看護師様の人間関係の改善すべき、悩ませるシーンが2点あると考えています。

看護師の人間関係を悩ませるシーン

1:看護部長や主任といった管理職(上司部下)との人間関係の改善
2:1点目に関してはいわゆる同僚との人間関係の改善

この2点が、看護師/訪問看護師の人間関係の改善ポイントだと考えます!!

改めてポジティブな社会的証明が人を動かすという事を軸に考えていくと、まず人間関係を改善するために絶対的に大切な事があります。

ネガティブな表現と断定の否定語を使わない。

ネガティブな表現というのは先にお伝えしている通りに、意図と真逆に行動をとらせてしまう可能性があります。

つまり看護部長や訪問看護室長から全体に向けて、「もう!!これくらいちゃんとやってよね。みんな全然できてないじゃん!!」のように一般看護師に注意してしまうと、「おっと、みんなできていないのか。よかった自分だけじゃないのね。うふ」という考えになってしまう看護師が少なからずでてきてしまうのですよね。つまりこれがネガティブな社会的証明になってしまうのです。
※少なからず否定語を使って怒らなければいけない時もありますけどね。。。

つまりここで看護部長や訪問看護室長が伝えるべきは大多数のちゃんとできている人に向けて伝える事が大切であり、もし大多数が出来ていなかったとしても、出来ている人に向けての感謝を伝える事です。

「本当にいつもありがとう。みんながやってくれるから患者様も喜んでるわよ」

と伝えることがポジティブな社会的証明になります。ポイントはまさに「感謝」と「誰が喜んでいるのか?」を明確に伝える事です。

ポジティブな社会的証明で伝えられれば、「多くの人がちゃんと日々の看護業務をやっていて患者様に感謝されているんだ!!それであれば私もちゃんとしないと!!」と肯定的な行動バイアスが働きます。コミュニケーションの齟齬からの人間関係の破綻もなくなりますし、ポジティブな言葉がやはり人間関係の改善に向かいます。

看護師や訪問看護師の同僚に何かを伝える時も同様です。出来ていない事だけに注目をしてしまってそこを問いただしたり否定語を使って伝えることは人間関係を崩壊さえてしまいます
「もう!!なんでここができていないのよ!!ちゃんとしてくれないと仕事が止まるから!」

上記のように伝えてしまえば、100ある仕事のほとんどが出来ていないという印象になってしまうのですよね。これは沢山頑張ってみたのにこんなこと言われたら悲しすぎます・・・

もしも現状上記なような人間関係で悩んでいるのであれば、すぐに転職する事も視野に入れてください。
こんなコミュニケーションが続いたら嫌な気持ちになりますよね?これが続くと病院での人間関係も、訪問看護での人間関係も改善する事はできません。伝達するのであれば。

「すごーい!!ここまで業務が終わっているのね。いつもありがとう。残りの個々の部分も今みんなやってるから頑張って終わらせちゃおうね。」

のようにポジティブな社会的証明が良いでしょう。まずはちゃんとできている部分を明確にして褒める事。そしてみんなもそれが出来ていることを伝えればポジティブな行動バイアスがかかり、コミュニケーションも円滑になります。これが続けば人間関係を円滑することもできますし、今の環境をブラックだ―!!なんて思わなくて済みますよ。

意外と簡単じゃないですか?できそうだなって思いませんか?
そうなんです、簡単なんですww

ポイントはポジティブであることと、出来ている部分を明確に伝え感謝やねぎらいを伝える事です。

意識すれば本当に簡単なのですが、意識しないとどうしてもネガティブなコミュニケーションになってしまう傾向が強いのですよね。看護師/訪問看護師の人間関係の改善のポイントは得てしてこんな事の積み重ねになるのですよね。

日々日々笑顔で、看護師様が人間関係を改善して働けますように!!と星空に願うのーちー先生でした。

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