FABEで求人広告の効果をUP

FABEで採用力をUP!!

FABEとは、相手に伝わる文章を書くためのフレームワークです。これに従って書けば、まず失敗はしないですね。

1 Feature (特徴):本提案の特徴、概要説明
2 Advantage (優位性):優位性
3 Benefit (顧客便益):顧客の得られるメリット
4 Evidence(証拠):提案を裏付けるデータ、実績等

これらの頭をとってFABE(ファブ)と呼びます。これだけでは、なんのこっちゃとわからないと思うので個別に説明していますね。

1 Feature (特徴):FABE分析の「F」

F、Feature は、提案や商品の特徴、概要説明になります。長々と伝えようとしては、なかなか相手には伝わりません。究極的に一言でいうと、どんな特徴があるのかを伝える必要があります。例えば、訪問看護の採用を考えた時には、まずステーションの特徴は何か?箇条書きでいいのであげてみる作業が必要となります。

2 Advantage (優位性):FAB(E)分析の「A」

A、Advantageは、競合(商品)に対する優位性です。「競合に対する」ですから、競合を具体的にする必要があります。いくら特徴的だからといっても、顧客に求められていない。実は競合他社も同じ水準だったでは意味がありませんよね?競合と比較したときに明らかに勝っており、そして顧客に求められていることが重要になります。
例えば、月給20万!!とうたっても、競合が22万だったりしたら意味がありませんよね。逆にすごい極端な例ですが、1日14件の訪問です。と特徴をうたっても、他の訪問看護ステーションが5-7件の訪問で、訪問看護師からしてみても訪問件数は少ないほうがいいというニーズがあるのであれば、これも求人広告としてはマイナスをポイントを世界中にアピールしている結果となってしまいます。

3 Benefit (ベネフィット、顧客にとっての利益):FABE分析の「B」

B、Benefitは、顧客の得られる利益やメリットです。これが一番重要ではありますが、実はこれが一番抜けがちなのです。求人広告では特徴や優位点を伝えているものは数多く拝見するのですが、果たしてそれを叶えることで、どんな利益がありメリットがあるのかをちゃんとうたっている求人広告は少ないです。

例えばよくみる求人広告としては
・福利厚生充実
・有休消化率90%
・アニバーサリー休暇あり

このような文言を見かけることはありますが、実際にこれがあることで、働く訪問看護師にはどのようなメリットがあるのでしょうか?それを伝えることができなければ、相手に伝わる広告とは言えませんし、採用コストを垂れ流す結果となってしまいます。
別の例でいえば、最近はやりのタブレット。世界最薄最軽量とうたっても何がいいのかわからない、イメージがつかない方も多くおります。スティーブジョブズが封筒の中からipadを出したとき、衝撃を受けませんでしたか?世界最薄最軽量だと、こんな持ち運び方も可能になるのかと圧倒的な印象を受けたと思います。

4.Evidence(証拠):FABE分析の「E」
もともとこのファブというフレームワークはFABという形で広まっていましたが、インターネットビジネスが流行るにつれてEが追加されFABEと言われる事が多くなってきました。

E、Evidenceは、裏付けデータ、実績などのAdvantageやBenefitを根拠づける情報、「証拠」です。日本一や世界一、業界最高水準等のうたっても「本当なのかな」という疑問は誰しも持つと思います。そこに対して証拠、例えば「〇〇調べ」などがあれば確からしいと思いますよね?そして最近では、誇大広告の規制というのも出てきております。しっかりと伝えられる証拠がなければ、公正取引委員会から広告内容の排除命令などの処分もあるため証拠の明示はマスト条件になっていると言えます。

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