もっと給料もらえていればな……どうしてこんなに辛いんだ……
あと10万もらえていたら我慢できるのにな。こんな事、思ったことありませんか?
看護師というのは本当に大変な仕事です。訪問看護に関わらず、急性期でも慢性期でも、それは一般の人が想像を絶するストレスとの戦いです。
そんな中で、やはり出てくるのは給料ですよね。今が低いと感じてしまい、もっと欲しい。もっともらっていれば我慢できる。そう思うことはあると思います。
しかし、本当にあと10万月々もらえていたら耐えられるかといえば、その答えはNOだと感じています。
実際に給与が高くても低くても、不満が出ないということは考えにくいですし、さらに欲が出てしまうのが人間というものです。
良い組織にしよう。不満が出ない組織にしよう。そう考えるとき、得てして最初に改善のメスが入るのは給与になります。
これは確かに新卒看護師の獲得だったり、既卒看護師獲得の為に広告に載せるときは有効な手段です。
しかし、現在中にいる看護師にとって良い組織になるかと言われれば、それはかないません。
究極的な課題は人間関係に集約されます。そしてその人間関係は、基本的に上司といわれる役職者が作っています。
したがって離職率が高い会社は、社長から順番に、そうです、職位が高い人から順番にどんな発言をしているかを注意する必要があります。
そしてカギになるのが中間管理職。つまりメンバーの直属の上司ですね。彼らの対応が悪ければ組織は一気に崩壊に向かいます。
では、崩壊しないためにはどうすればいいのか?
実はこれはすごくシンプルなことです。コミュニケーション量を増やすことです。
笑顔で出勤し、大きな声で「おはよう」と声をかける。良いところを見つけて「〇〇さん頑張っているね」とちゃんと名前を呼びながら、日ごろ成果の感謝とねぎらいを毎日続けてあげる。
はっきり言ってこれだけで変わります。毎日たったこれだけでもできないものです。
特にコミュニケーションがうまく取れない部下とは、どうしてもコミュニケーションを遮断しがちになりますが、こちらから笑顔で必ず声をかけるようにしましょう。
たったこれだけ、されど効果は抜群です。騙されたと思ってぜひ試してくださいね。