最近大人気の訪問看護ステーションとはなんだ?を徹底解説☆

◇そもそも訪問看護ステーションとは何ですか??

地域包括ケアシステムの推進の為には、訪問看護ステーションの役割がとても大きくなってきています。ここ10年の間に訪問看護ステーションも増え今や全国で約11,000ステーションを超えると言われています。

訪問看護のスタートは平成4年(1992年)になるそうです。当時としては画期的なサービスになる為に、本当にうまくいくのだろうか?と看護師様たちは期待と不安でいっぱいだったと伺った事があります。特に「看護」にフォーカスをして勝負する事業になる為に、その使命感と言えば言葉では表せないほどだったそうです。

また看護師/理学療法士の皆様にも認知が広がり、最近では「自分の住み慣れた街で、在宅医療に貢献する事で、地域医療に自分自身も貢献したい!!」という思いから、訪問看護ステーションに転職される方も多くなってきています。

本日の講義としては、改めて訪問看護とは何かをお伝えし微力ながらも、訪問看護ステーションの認知活動に貢献できればと考えています☆

本日の講義
1:訪問看護とはなんだろう??
2:訪問看護を提供できる職種はなんだろう??
3:訪問看護が提供するサービスの内容ってなんだろう??

◇:訪問看護とはなんだろう??

そもそも訪問看護とはなんなのでしょう?まずはココからお話ししていきましょう☆訪問看護とは看護師等が両商社などの居宅を訪問して行う看護サービス(療養上の世話や必要な診療の補助)になります。

訪問看護を必要とする全ての方を対象としているために、年齢は関係ありません。赤ちゃんや子供を扱うように小児訪問看護あれば、高齢者まで利用する事が可能になります。病気や障害があったとしても、医療機器を使っていたとしても、住み慣れた地域や居宅で安心して自立した生活ができるように、多職種が協力しながら療養生活を支えていきます。

病院のように「診療科」という考え方ではない為に、訪問看護は様々な経験や知識を得ることができ、ご自宅に伺うために密な看護をすることが出来る為に人気になってきております。特にベットサイドの時間を大切にしたいという方には、とても有意義な仕事になります☆

そしてまさにそんな訪問看護を提供する事ができる基幹が「訪問看護ステーション」と「病院・診療所」になります。訪問看護ステーションとは何か??という答えがあるとしたら、まさにこれで訪問看護を提供できる基幹ということになるでしょう。

訪問看護ステーションも病院・診療所も共に「医療保険制度(診療報酬)」と「介護保険制度(介護報酬)」で訪問看護を提供します。

◇:訪問看護を提供できる職種はなんだろう??

訪問看護とは何か??がわかったで、ではそのサービスを提供できる職種に関してお話ししていきましょう!!訪問看護ステーションの場合は、管理者と従事者がおります。管理者は室長やステーション長と言われる事が多い印象です。

管理者は看護師または保健師(医療保険の訪問看護の場合は助産師でも可能です)になり、事業所内には常勤加算で2.5人以上の看護職が必要になります。

訪問看護を提供する従事者のなかで単独で訪問する事ができる職種としては、看護師・准看護師・保健師・助産師(医療保険の訪問看護のみ)・理学療法士(PT)・作業療法士(OT)・言語聴覚士(ST)になります。

一方で、看護師と同行して複数名で訪問できる職種としては、看護補助者、精神保健福祉士(PSW/医療保険のみ)になります。

つまり訪問看護ステーションで働きたい!!と思えば、上記のような有資格者である必要がある為に、看護師不足だけではなく、訪問看護師不足も同様に叫ばれているのもお伝えしておきます。

そして様々な職種と連携を取りながら業務をする事、医療を提供する事もまた訪問看護の面白みとしてよく伺います。ご自宅に伺う事もそうですが、病院ではなかなか経験する事の出来ない多職種連携もまた人気になっている理由と言えるでしょう☆彡

◇:訪問看護が提供するサービスの内容ってなんだろう??

それでは訪問看護はどのようなサービスを提供するのかをみていきましょう!!訪問看護は主治医から訪問看護指示書や、ケアマネージャーが作成するケアプランに従って、利用者様やご家族の同意の元にサービスを提供します。

訪問看護で提供するサービスの例

1:病状の観察 病期や障害の状態、血液・対応・脈拍等のチェックや以上の早期発見
2:在宅療養のお世話 身体への清拭、散髪、入浴介助、食事や排泄等の介助/指導
3:薬の相談/指導 薬の採用/副作用の説明、飲み方の指導、残薬の確認など
4:医師の指示による医療処置 点滴、カテーテル管理(胃瘻、尿道留置カテーテルなど)、インシュリン注射など
5:医療機器の管理 在宅酸素、人工呼吸器などの管理
6:床ずれ予防/処置 床ずれ防止の工夫や指導、床ずれの手当て
7:認知症/精神疾患のケア 利用者と家族の相談、対応方法の助言など
8:介護予防 介護方法の助言。秒右記や介護の不安の相談など
9:在宅でのリハビリテーション 拘縮予防や機能の回復、嚥下機能訓練など
10:ターミナルケア ガン末期や終末期を自宅で過ごせるような支援

主にこれらが訪問看護のサービスとして提供される事になります。これだけ見ただけでも、いろいろな事が経験できるなと思えますね☆訪問看護で働く!!となると一人で訪問するから、自分一人でやらないといけないのかな?と思われがちではありますが、訪問看護程チームワークを必要とする職種もないと思います。

看護師とリハスタッフとの協力ももちろんですし、自分自身が経験のない疾患の方の相談なども訪問看護ステーション内で頻繁に対応する必要もあります。こう考えると経験がなかったり、看護学生が新卒で訪問看護に行くことは難しいのかな?と思われがちではありますが、最近では研修も整っているステーションも多くなっております。

また未経験で言えば病棟で新しい診療科に行くことも、訪問看護に行くことも同様の不安はあると思うので、まずはチャレンジしてみる!!という気持ちが訪問看護では必要なのだと感じます。必要以上にハードルを上げる必要はないので、まずはステーションに行ってみて面接を実際に受けながらお話を聞いてみることだけでも、訪問看護業界の認知度が大きく変わるので、今日がありましたら是非☆彡

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