テクノロジーと看護サービス

医療とテクノロジーの進化

医療とテクノロジーの進化、そして診療報酬と様々なことが凄まじい勢いで変わるなか、日本初の診療アプリの記事がでていました。

東京慈恵会医科大学付属病院で導入した「Join」は、複数の医療関係者間でコミュニケーションをとるためのアプリだ。チャット機能を持ち、CTやMRI、心電図など各種の医用画像や手術室内の映像をリアルタイムに共有することもできる。あらかじめ登録した医療関係者だけが情報をやりとりできる、いわばクローズドなSNS(Social Networking Service)と言えば分かりやすいだろう。

スピードが重要な医療の現場では、こうしたアプリがこれからもっと増えてくると想像できます。どこの記事か忘れてしまったのでエビデンスがない状態ですが、海外の記事でガンの延命にアプリが効果的だった!!みたいな記事を読んだことがあり、特に地域医療、地域包括ケアを促進するわが国では、このようなツールが今後も必要になってくるでしょう。

特に興味があったのは下記の図です

https://tech.nikkeibp.co.jp/dm/atcl/feature/15/327441/120800155/n3.jpg

たかがアプリと侮るなかれ!!平均在院日数が減り、コストが下がり単価が上がるのは経営者としては喜び以外なにもない!!
これらのアプリはおそらく導入すれば、それなりの効果の相関を出すことは可能だと思います。では、なぜ導入しないのか?
それは「新しいものに対するストレス」だと思います。電子カルテも今では当たり前でも、20年前では抵抗がもちろんありました。また導入してすぐはどうしてもエラーが発生しますし、慣れていないがための使いにくさも出てきます。ただそのなかで1か月使いこなすことで、それ以降はメリットしか基本的にはないのがテクノロジー。
もちろん、やみくもに新しいものを取り入れると、それはそれで問題があることは理解しています。
ただ時代の進歩についていかなければ、医療水準を遅れさせることも事実でしょう。訪問看護で考えると、ケアマネとの連携や、調剤薬局の薬剤師、病院のドクターとの連携が重要になります。電話や対面だけではなく、医療向けクローズドコミュニケーションツールの導入も、今後もっともっと広まってくると思います。
その動きは、かかわる人すべてにメリットが生まれてくるでしょう。
コミュニケーションロスを防ぎ、記録を残し、関係者すべてと連絡が取りあえる。

時代の流れにあらがうことなく、うまく活用すれば訪問看護も、もっともっと働きやすい環境になるでしょう!!そんなコミュニケーションの活用例とかあれば是非教えてくださいね。私ががっつり取材させていただき、もっともっと訪問看護をやりたい看護師が増えるように私もがんばります!!

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