私のような仕事をしていると、給料をあげるにはどうすればいいですか？という相談が来ることが少なくありません。結論的に言えば前提条件がありますが、「今の会社で給料が上がらない」ことが明確であれば、転職することが給料をあげる手段であることは間違いありません。

でも、ポイントにして欲しいことが3点あるのです。
1：今の病院や訪問看護ステーションでは、お給料はもう上がらないのか？
2：お給料を上げることが、本当に転職の目的なのか？
※逆に言えばお給料が上がるのであれば、今の病院や訪問看護ステーションは辞めないのか？
3：何のために、具体的にいくら欲しいのか？

ここが明確にならないと、転職をして失敗してしまうときも少なくありません。

まず1点目に関してですが、確かに会社によって社員への還元率は大きく異なることは事実です。今の環境はもう頭打ちでお給料が上がらないのか？そこは冷静に見た方がいいですよ。もし上がる可能性がなく、「お給料を上げる」を転職のポイントにしているのであれば、転職という手段を選ぶことをお勧めします。

そして2点目に関してですが、本当にお給料を上げることが目的なのか？ということです。これは当初お給料を目的として転職活動していても、沢山お話をして、人生どうなりたいのか？という大きな話をしていると、実はお金が目的の方って極端に減るんですよ。例えば現状400万円もらっていて、お給料アップで420万になったから、本当に自分自身の転職が成功したかと言えばそうとも言えません。お給料はあがったけど、ストレスが増えたり、家族や恋人との時間が減ってしまったり、お金を取ったことでなくしてしまうことがあるのも事実です。したがって、「今の病院やステーションでお給料が増えても辞めたいのか？」は大切なポイントだと思います。いくらもらっても「辞めるんだ！！」と思っているなら、きっと理由はお給料ではなく別のところに理由があると思います。いっぱい話して、素敵な転職活動をしましょう！！

3点目は実際いくら欲しいのか、です。欲しいだけで言ってしまえば、「600万欲しい！！」と思っても、現実的な年齢や平均給与、そしてスキルを見たときに難しいケースがあるのも事実です。そのお給料をもらって、自分自身がどうなりたいのか？これもセットで考えていくと、いい転職になったり、転職しない方が絶対に良い！！そんなケースも生まれてきます。

いずれにしても、お給料をあげるとなると転職は1つの手段であり、環境を変えることができるのは間違いありません。ただ「良い転職＝長く務める」を大切にするのであれば、入職後のキャリアを考え、2年後に給料が今よりも上がっているとか、時給計算したら給料が上がったとか、自分の大切なニーズを叶えることが、条件よりも大切なことが多いです。

訪問看護への転職、きっと不安も大きいですし、働き方や条件も変わってくると思います。そんな不安を払拭して、期待と共に転職することが、私たちの使命だと思っています。そんなお手伝いができるように今以上にがんばるぞ！！いつでも相談してくださいね。