求められるマネジメント能力ってなに?

悩みながら「教育できる管理職」になりましょう!

訪問看護師の転職市場、もちろん看護師の転職市場も含めて、どのような管理職が求められているのか?最近すごく感じることがあります。

訪問看護ステーションの規模や、病院の規模、そして立ち上げからのフェイズ(何年くらい経っていて、どのような仲間がいるのか)次第で変わってくるのですが、「教育できる管理職」が求められていると強く思うことがあります。

例えば、いわゆる事業として「完成」されたフェイズの場合。つまり、訪問看護師たち1人1人が高いレベルで業務を理解し、キャリアプランなども含めて人事回りの評価システムも完全に出来上がっている状態。
この時に求められる管理職者は、究極的には日々のオペレーションを回すことに力を入れていれば大丈夫です。抜け漏れをなくすとか、工数管理などが役割としては重要になり、欲しい管理職像になります。逆に言えば、部下に何かを教えるための工数は、ほとんどなくて問題ないということですね。

しかしながら、このような事業所というのは、なかなか無いというのが現実的な話だと思います。どこの事業所も訪問看護ステーションも病院も、もちろん医療以外の一般企業も一番困っているのは「ボトムアップ」。つまり、部下をどれだけ成長させることができるのか、を求める所が多いと感じています。

管理職というと、工数管理などをメインで思い浮かべるときも少なくないと思いますが、今求められるのは管理職という名の教育者だと強く感じます。
少し乱暴な表現ですが「まさに!!」と思ったお話を伺うことができたので、皆さんに伝えますね。

とある訪問看護ステーションの主任様のお話で
「みんなが素直で、なんでもわかる環境だったら管理職なんて必要ないのよ。なんで管理職が必要なのかって、わからない子や、言う事を聞きたくないわけじゃないけど、どうしても動けない子の方が多いのよ。この子たちを教えてあげて、動くようにするために管理職って必要なのよね。〇〇さん(他チームの部下の名前)だったらいいチームになるけど、××さん(自分のチームの部下の名前)だったら良いチームならない。それって管理職として自分の能力のなさを伝えてるだけよね。どんな誰とチームになっても成長させることが出来るのが管理職の姿だと思うわ」

これ「まさに!!」だと思います。恥ずかしなら私自身も150名の組織を持っていました。その際に「〇〇さんがいたらなー」とかは正直思ってしまっていました。
でも、それは自分の能力のなさを露呈しているだけなんですよね。
誰が来ても最高のチーム、組織にする。これが管理職として大切なことだと思います。

そう考えると、教育という面を強く自分自身も意識しなければいけないと感じたと同時に、チームを良くできないのは、まさに自分自身のせいなんだと思うことが出来るようになりました。

メンバーのパーソナリティーを理解したり、伝える力をつけたり。これは管理職としてやっぱり必要だと改めて感じましたし、時として成長の為に「厳しい事」を伝えるのも本人の成長の為なんだと改めて思いました。

怒ることなく、毎日楽しいだけで過ごせる。これはなんていい環境なのでしょう!!でも逆に言えば、自分がいてもいなくても変わらないですよね?
自分がいなければ、管理職がいなければいけない環境とは、まさに苦しい状況。だから自分自身もとても苦しいですし、お給料も相対的に一般看護師よりも多くなってくるのが管理職です。

改めてですが、部下の教育の為に動いていますか?
そして今苦しんでいますか?
もし苦しいのであれば、まさに管理職の腕の見せ所ですよ!!

今、訪問看護ステーションの数がどんどん増えてきて、新規オープンや新規管理職募集の求人も増えてきています。まさにフェイズとしてはスタートアップ!!苦しいこともたくさんあるけど、それ以上の感動がここにはあるのですよね。
新規オープンや管理職募集の訪問看護の求人に興味があったり、相談があればいつでも声をかけてくださいね。皆さんの人生をより豊かに出来るように一生懸命頑張ります!!

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