持ち物のアドバイス

訪問バッグに何を入れてる?

訪問看護師は当然、手ぶらでは訪問ができません。もちろん病院看護師のように、ポケットにペンやハサミを入れて訪問することもできません。あの訪問看護師が持っているバッグの中身、気になりませんか?
筆者は訪問看護師になった当初、小旅行に行けるぐらいのボストンバッグを持ち歩いて訪問をしていました。よく利用者さんには「それに何が入っているの?」とよく聞かれたものです。自分自身も、訪問先で何があっても準備してあるから大丈夫というような安心感があったのかなと振り返ると感じています。
しかし、経験を積んでいくと実際必要なアイテムって決まっている事に気が付くのです。しかも、訪問先によってはバックを置く場所がないぐらい狭いお家や、物が散乱しているお家があるのです。今思う事は、訪問バックはコンパクトにして持ち運びに余計な体力を使わないようにすることです!
筆者がこれさえ持ち歩いてOKだと思う、訪問バック七つ道具をご紹介しましょう。
1.バイタルサイン測定セット(血圧計、ステート、体温計、メジャー、定規)
2.記録用紙、バインダー、筆記用具
3.手洗いセット(ハンドソープ、手指消毒用アルコール、ハンドペーパー)
4.アルコール綿、滅菌ガーゼ、ゴム手袋などの衛生材料(基本的に利用者さんのお宅でご用意して頂きますが、ない場合や緊急時に使用できるように2,3個用意)
5.傷パワーパッド、防水フィルムテープ、テープ、ハサミ
6.手帳
7.ちょっとしたおやつ(チョコ、フリスク、のど飴など)
細かく見ていくと、七つじゃないじゃん!と思うかもしれませんが(汗)、大きく分けて七つ、これさえあれば普段の訪問は行えます。これらを100円ショップに売っているメッシュポーチに用途別に入れば、スッキリ収納も出来るのです。
七つ目のおやつとありますが……訪問は家から家までの移動距離があるので、その合間に大好きなチョコを食べて小休憩を取ります。そして病院でのミーティングがある場合はフリスクで気合を入れていきます。一人で訪問することの不安や不便さを感じることはありながらも、自分一人だけの時間を過ごせるというメリットもあります。おやつをこっそり持ち歩くこともいいかもしれませんね!
七つ道具以外に追加で持っていく物品もあります。それは新規の利用者さんで処置が必要な場合や処置内容が変更になった場合などは、その処置に必要な材料を持っていく場合があります。
筆者が勤めていたステーションでは、基本的に薬や衛生材料はその家族に揃えてもらい、お宅に保管してもらっていた為、大荷物で訪問することはありません。もしかしたらステーションによっては、材料を持ち出しで使用しているステーションもあるかもしれません。筆者が挙げている七つ道具はご参考までに。

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