採用面接と「お・も・て・な・し」

採用面接と「お・も・て・な・し」

ちょっと古いですかね。「お・も・て・な・し」という言葉が流行ったのは。
滝川クリステルさんが明言を残してくれました。
あれからどれだけ月日が流れたのか……時間の流れが速い……。

余談ですが、もう3月。1年の約17%がもう終わっている……。
ついこの間、年末年始だった気がするのに年々時の流れが速く感じます。
それくらい毎日が充実しているという事ですね!!

さて、私は医療の採用コンサルをやっておりますが、仕事柄、介護施設や一般企業からもお声がけ頂くことも少なくありません。実際に現在は一般企業の採用コンサルも対応させていただいておりますが、はじめて歯医者から引き合いを頂きました。
なんと、このサイトを見て採用のイロハを学んでいただいていたそうです。
なんともありがたいですね!!

話を戻して、この「おもてなし」になりますが、とっても重要になります。
そりゃ重要だ!!はなんとなく皆さんもわかると思いますが、はっきり言ってこれ次第で採用率は一気に変わってきます。採用が属人化してしまう最たる理由もここにあるので、逆にここを改善すれば、新人やベテラン関わらず、誰でも一定の率で採用することが可能となります。

昨今では採用のスタイルも変わってきました。当たり前ですが、時代は移り変わり、求職者のマインドも変わってきているからです。採用する方はベテランになればなるほど年を重ねていきますが、例えば新卒採用であれば、自分が年を重ねても、毎年目の前にいる方は22歳なのです。従って10年前の22歳と、20年前の22歳はまったくことなる属性ですよね?
そして企業のブランドイメージも10年前と20年までは変わり、そしてある意味ブラックボックスだった面接の中身もインターネットの普及により丸裸になってきています。

つまり昔であれば許された(見逃されていた)面接も、今の時代であればそれさえもネット上に共有されるリスクがあり、それだけで採用力を下げてしまう可能性があります。逆もしかりです。

これ何を言いたいかと言いますと、昔と同じ採用をしていると失敗するという事です。
例えば大企業で知名度もあり面接希望者が多いので圧迫面接をしていた20年前の面接。その時と同じスキル、同じ文言で採用を「今を生きる22歳」にしても効果がなく、逆に企業ブランドを傷つけてしまうだけということになるのです。

時代時代で採用の方法も変わります。改めて採用の手法を毎年毎年、理念や採用戦略に合わせて変えているか、トークスクリプトはあるか?等を考える必要があります。

「おもてなし」というワード。ここ数年では、面接とは別に、アトラクト面談(興味を持ってもらうための面接ではなくポップな面談)や上司同僚との面談なども増えてきています。

このように採用の質が変わっている中で、過去のままの殿様面接をしてしまうとあまりいい結果は招きません。

ちなみに戦略的に圧迫面接をするところもありますし、戦略性があるのであればそれはそれで大切なことだと思います。その圧迫をすることで理念を叶えたり採用戦略を叶えるのですから。

大切なことはちゃんとその求職者の方と向き合って話しているかという事です。
ただイライラ話すのではなく、究極的にご縁がなかったとして会社に対して、そして面接官に対して「良い印象」を与えることが重要になります。巡り巡って、お客様や取引先になる可能性も十分高いのですから。

そうです、「お・も・て・な・し」の心は忘れてはいけませんね。

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