求人広告をどう選び運用するか

採用成功の為の採用媒体/求人媒体の選び方とその後の対応方法

ネットの力は凄いですね。影響力は年々強くなり、ネットにかける広告宣伝費もどんどん大きくなってきました。このあたりのエビデンスは電通がレポートを報告してくれています。1兆7000億円がネットの広告費のようです。すさまじい金額ですよね。

そもそもネットの強みとはなんだろう?それは、対象を選ぶことが出来るという事です。
特に専門職で言えば「看護師」「保育士」のように資格を持っている方が構成比率的に多いであろう広告にアプローチをすることが可能になります。

新聞や折り込みチラシも一定有効なのは間違いありませんが、一方で対象を絞ることができません。不特定多数の人が見る為に、そこに「看護師」や「保育士」がいるか?見ているか?と言われれば、それはエビデンスを残すことができないというデメリットはあります。

一方でネットに関しては対象を絞ることができ、そしてある一定のエビデンスを出すことができるので、まず採用担当者が「どの求人広告を出そうかな?」と悩んだら、不特定多数を狙うよりも、ターゲットを絞った求人広告の選択をすることをお勧めします。
つまり看護なら看護師向けの媒体、保育士なら保育士向けの媒体が例え閲覧数がメガ媒体に比べて少なくても、可能性として効果が出やすいということです。

例えばですが、下記の媒体を例に考えてみましょう。

A媒体:メガ媒体で月間PV数が100万PV、UU数も30万PVを誇る全職種の求人広告
B媒体:看護師向けの媒体で月間PV数が5000、UU数が3200の求人広告

この2媒体で比べると、そりゃーA媒体の方が良さそうだ!!となりますが、ポイントは「全職種」の求人広告である事です。つまり看護師が「一般企業」の求人広告に見る可能性は?保育士が営業職を探す可能性は?で考えるとおそらく、有資格者は少ないと考えるほうが無難です。

看護師は病院や訪問看護ステーションやクリニックで働くことを望むケースが多いですし、保育士であれば認可保育園や、認証保育園、小規模保育園で探すことが普通だと思います。

故に人がいっぱい集まっているからと言って、そこに期待する属性がいるかと言うと、それは一部いることは間違いないが、結果総数は少ないと考えるほうが普通でしょう。
※もちろん予算に余裕があるのであれば試す価値は絶対にあります。
例えばアイドルのコンサートに行って、「ヘビーメタル」が好きな人いますか?と聞いてもきっと少ないだろうというのは想像できると思います。

考え方は基本同じです。なので大きな数字に惑わされることなく、冷静な判断をすることが大切になります。

そしてWEB求人広告に対しても「過度な期待」をすることはいけません。
広告なので、効果が出るときもあれば出ないときもあります。新聞や折り込みチラシで結果が出ないと「仕方ない」と思える人が多いのですが、WEBの世界で結果が出ないとWEB事態を批判するケースが少なからずあります。

新聞もチラシもテレビCMもWEBも広告です。どのように見せるか、何を伝えるかのアイディアで成果も大きく変わりますし、WEBに掲載さえすれば成果が出るという神話はあり得ません。

ただWEBの強いところは、効果が悪かったら内容を変えることができます。
紙媒体は一度印刷してしまったら、なかなか変更することはできないですし、さらに大きなコストがかかってしまいます。WEBに関しては紙媒体と違い、印刷がないためにスピード感は圧倒的に高いです。
従いまして、一定の時期、一定の数の広告を運用してみて、それで個人情報が獲得できないのであれば、すぐに広告内容を修正することをお勧めします。

そして大切なのは目的です。WEBの求人媒体の場合は概ね「個人情報」を獲得することがメインになってきますが、取得した個人情報を懇切丁寧に扱えないのであれば、採用成功することはありません。

次回はこの個人情報の懇切丁寧な扱い方を説明いたします。

その他のおすすめ記事