読売新聞の記事になりますが、下記のような記述を見つけました。
2017年に在宅医療を受けた患者数が推計で1日あたり18万100人に上り、データがある1996年以降で最多を更新したことが、厚生労働省が3年ごとに実施する患者調査でわかった。前回調査(14年)と比べ2万3700人増えた。
17年10月に全国約1万3000か所の医療機関から得た患者数を基に推計した。入院患者は約131万人、外来患者は約719万人だった。在宅医療の内訳は、医師らが定期的に出向く訪問診療を受けた患者が11万6300人、必要に応じて往診を受けた患者は4万4300人だった。
在宅医療を受ける患者は08年以降、急速に伸びている。国が入院から在宅医療への移行を促していることなどが背景にあるとみられる。
やはり在宅医療は今後もっと増えてくる可能性が高いでしょうね!!在宅医療と言えば、訪問診療や訪問看護がパッと頭に思いつくのですが、この訪問看護という言葉自体が実はまだまだ浸透していないようで……。
これ、訪問看護を盛り上げようとしている僕も胸の痛い話でございます。
先日勉強も兼ねてですが、神奈川県にある医師会の会合に参加させていただきました。そこで出会った看護師は訪問診療をされているのですが、救急からの転職だったようで、最初は訪問診療と言われても正直何をやるかイメージが湧かなかったとおっしゃっていました。
訪問看護も含め、正直な印象としては「わからない」が浮かぶそうです。そして、自分一人で何もかもやらないといけないから、「自分ではきっとできない」が想起されるとおっしゃっていました。
ただ実際に、訪問診療や訪問看護をやってみると、看護師が出来る事が良い意味で多く、ベットサイドが好きな人なら訪問看護は絶対に好きなると思います!!とおっしゃっていました。
僕自身は看護資格を持っていないので、細かな事はもちろん言えないのですが、その方曰く、30分という限られた時間の中で、30分も必要ないという方もいれば、30分じゃ絶対に終わらない方もいるそうです。その時間配分が難しく、ここら辺の制度がもっと良くなってくると訪問看護もやりたい人がもっと増えるとおっしゃっておりました。
確かに目標として15万人必要と言われている中で、現状は4万人を超えるくらいだったと認識しております。
必要な事に対して制度が整っていないのであれば、その改善は是非して欲しいなーと思いつつ、「やりたい!!」と思える「何か」があればきっと増えてくると思います。
訪問看護をやりたい。微力ながらここのサポートをしたいと思ったのは10年前。
その思いを胸に今年も頑張らなければと3月になりますが改めて思った今日この頃。