「訪問看護に転職したいけれど、ブラックな職場だったらどうしよう…」
こんな悩みを抱えていませんか?
訪問看護は「人間関係が良さそう」「夜勤がない」などのイメージから注目を集めています。
ブラックな訪問看護の特徴は以下の通りです。
- 過剰なオンコール対応や休日出勤がある職場
- 訪問件数が多く業務量が極端に多い職場
- 給与や残業代が適切に支払われない職場
- 有給休暇が取得できない職場
- 教育・研修体制が整っていない職場
- 人間関係が悪化・ハラスメントが横行する職場
- 離職率が異常に高い職場
- 管理者の価値観が現場と乖離している職場
- 私有車の強制利用や福利厚生が不十分な職場
特に、業界未経験や経験が浅い20〜30代の看護師さんにとっては、「何を基準に見極めればいいか分からない」という悩む方は以下の方法を試してみましょう。
- 面接で求人票に書かれていない情報を質問する
- 現場の訪問看護師と会話できる機会を面接時にお願いする
- 労働面を口頭ではなく書面で確認する
- 転職エージェントを活用して職場の内情を確認する
「自分に合う訪問看護ステーションか見極めたい」という方は、実情に詳しい訪問看護求人JOBSを活用しましょう。
本記事では、訪問看護業界への転職を考えている看護師さんに向けて、ブラックな訪問看護ステーションにありがちな特徴や、面接で見抜くための具体的な質問7選を分かりやすく解説します。
転職に失敗しないためにも、入職前に見極めて納得のいくキャリア選択をしましょう。
不安を安心に変える準備を、ぜひこの記事から始めてみてください。

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訪問看護求人JOBS 編集部
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実際にあるブラックな訪問看護の職場環境の特徴とは?
訪問看護は小規模運営が多く人手不足になりやすいため、無理を重ねてサービスを提供している事業所もあります。
以下では、ブラックな特徴を持つ訪問看護の職場について、それぞれ解説します。
- 過剰なオンコール対応や休日出勤がある職場
- 訪問件数が多く業務量が極端に多い職場
- 給与や残業代が適切に支払われない職場
- 有給休暇が取得できない職場
- 教育・研修体制が整っていない職場
- 人間関係が悪化・ハラスメントが横行する職場
- 離職率が異常に高い職場
- 管理者の価値観が現場と乖離している職場
- 私有車の強制利用や福利厚生が不十分な職場
過剰なオンコール対応や休日出勤がある職場
過剰なオンコール対応や休日出勤がある職場は、ブラック化しやすい傾向があります。
訪問看護では、24時間対応を掲げていたり、夜間や休日の緊急対応を少人数に丸投げしがちな事業所も存在するからです。
実際には「週2〜3回以上のオンコール対応を一人で担当」や「休日も電話待機で休めない」といったケースがあります。
休日出勤もある場合は、十分な休息ができず、精神的にも影響を与える可能性が高いです。
過剰なオンコール対応や休日出勤がある職場を避けるためには、以下の内容を面接時に確認して見極めましょう。
- オンコールの回数
- 休日出勤のルール
- 訪問看護師の人数
訪問件数が多く業務量が極端に多い職場
訪問件数が多く業務量が極端に多い職場は、ブラック化しやすい傾向があります。
訪問看護ステーションによっては、患者数を無理に増やして収益を上げようとする事業所が存在します。
そのため、1日あたりの訪問件数が多い場合は、移動も含めてタイトなスケジュールになります。
- 移動の安全確保がおろそかになる
- 書類作成の時間が足りない
- 休息時間を取れない
- 看護の質が下がる
- 自己学習や振り返りの時間が取れない
- スタッフ完夫コミュニケーション不足
訪問件数が多い場合は、書類作成などの時間にも影響を与え、業務量も多くなります。
「1日8件以上の訪問」などを強制したりする場合は、ブラックな可能性があるため注意しましょう。
訪問件数が多く業務量が極端に多い職場かを見極めるためには、1日の平均訪問件数や移動範囲を具体的に質問することが大切です。
給与や残業代が適切に支払われない職場
給与や残業代が適切に支払われない職場は、ブラックな職場といえます。
給与や残業代が支払われない場合は、労働基準法に違反している可能性があるからです。
労働基準法では、休憩時間を除いて「1日に8時間、1週間に40時間を超えて労働させてはいけない」と定められています。
訪問看護ステーションによっては「残業代込みの固定給」としておきながら、労働基準法を考慮しない残業時間を強いられる場合もあるため注意が必要です。
給与や残業代が適切に支払われない職場かを見極めるためには、雇用契約書で残業代・残業時間の取り扱いを必ず確認し、疑問があれば面接時に質問しておきましょう。
有給休暇が取得できない職場
有給休暇が取得できない職場は、ブラックな職場といえます。
特に訪問看護は、人手不足によって代わりの職員がいないため、結果として有給休暇を取得できないケースがあります。
訪問看護ステーションは、指定基準によって2.5人(常勤換算)以上確保することが定められています。
訪問看護の基準(人員に関する基準)
保健師、看護師又は准看護師(看護職員)常勤換算で2.5以上となる員数
うち1名は常勤引用元:厚生労働省|訪問看護
地方の訪問看護ステーションでは、市区町村が認めた場合のみ特例として、常勤換算2.5人を満たさない場合であっても訪問看護を提供することは可能となっています。
常勤換算で2.5人以上確保できていない訪問看護ステーションは、ブラックの可能性があるため、必ず常勤人数を確認しましょう。
教育・研修体制が整っていない職場
教育・研修体制が整っていない職場は、ブラック化しやすい傾向があります。
新人や経験の浅い看護師が業務に不安を抱えたまま訪問を続けた場合は、トラブルやストレスを抱えやすくなるからです。
厚生労働省の「中央社会保険医療協議会資料」によると、地域格差がかなり見られると問題視されています。
実際に「初日の同行訪問だけ」「研修はマニュアルを渡すだけ」で、その後は一人で対応させるというケースがあります。
教育・研修体制が整っていない職場を避けるためには、面接に研修制度やフォロー体制について詳しく確認することが重要です。
人間関係が悪化・ハラスメントが横行する職場
人間関係が悪化・ハラスメントが横行する職場は、ブラックといえます。
訪問看護は少人数チームで閉鎖的になりやすく、パワハラ・モラハラの原因になる場合があります。
厚生労働科学研究成果データベースでは「看護職等が受ける暴力・ハラスメントに対する実態調査」がおこなわれています。
暴力等発生後の対策の実施状況
回答施設の中で、「実施中」が最も多かった暴力等発生後の対策は「発生後に記録し報告書を提出する」で689施設(73.2%)あった。
次に「発生後には決められた対応手順で報告する」が667施設(70.9%)、「暴力等の行為者に迅速に対応策を検討する」が605施設(64.3%)と続いた
人間関係やハラスメントが起きているかの確認は、実際に働いてみないとわからない部分もあります。
面接時では、自分から人間関係やハラスメントに関する質問はしづらいと感じる方もいるかもしれません。
自身でハラスメントに関する質問が難しい場合は、転職サイトのアドバイザーを介して過去に事例などはないかを確認してもらいましょう。
離職率が異常に高い職場
離職率が異常に高い職場は、ブラックといえます。
離職率が高い職場は、業務の負担や人間関係などに問題があり、職員が定着できないからです。
実際に「毎年半数以上が辞める」ような職場は、非常にブラックな職場の可能性があります。
「離職率が低い職場」と「離職率が高い職場」には、以下の違いがあります。
項目 | 離職率が低い職場 | 離職率が高い職場 |
---|---|---|
教育・研修 | 充実している | 不十分 |
残業代 | 適正に支払っている | 未払い |
人間関係 | コミュニケーションが多い 雰囲気が良い | コミュニケーションが少ない |
有給 | 取りやすい | 取りにくい |
離職率が異常に高い職場かを見極めるには、面接時に「離職率」や「勤続年数の目安」を質問し、安定して働ける職場か判断しましょう。
管理者の価値観が現場と乖離している職場
管理者の価値観が現場と乖離している職場は、ブラック化しやすい傾向があります。
管理者から「訪問件数を増やす」指示だけで、スタッフを補充しない方針は、現看護師の負担だけが増えるからです。
現場とかけ離れた方針を押し付けられる職場かを判断するためには、面接時に管理者のビジョンや現場への理解度を確認しましょう。
訪問件数を何件に増やして、スタッフも何名まで増やしていきたいなどの具体的な回答があれば、現場のことも考えている管理者だと判断が可能です。
私有車の強制利用や福利厚生が不十分な職場
私有車の強制利用や福利厚生が不十分な職場は、ブラックの可能性があります。
社用車を用意せず私有車の持ち込みを強制する場合は、ガソリン代や保険料の自腹というケースがあるからです。
私有車の強制利用や福利厚生が不十分な職場かを見極めるには「労災指定訪問看護事業者」かを確認しましょう。
労災指定訪問看護事業者の場合は、業務上で起きた事故などの費用を自己負担することなく、労災保険から給付を受けられます。
私有車を利用する場合は、ガソリン代や業務上で必要な経費などについても、面接時に確認しておきましょう。
訪問看護は本当にブラックなのか?看護師が知っておくべきポイント
訪問看護は「ブラックだ」と言われることがありますが、その実態は一概には言えません。
- 給与・残業・休日など労働条件に問題はないか確認する
- オンコール対応の頻度とルールを確認する
- 離職率や人間関係のトラブルが多くないかを見る
- 教育体制やサポート環境が整っているか確認する
- 管理者や経営者の看護観・理念に共感できるかを見る
たしかに、一日に訪問する件数が多かったり、オンコール対応の頻度が高すぎたり、教育体制が整っていない職場では、心身ともに負担を感じやすくなります。
また、管理者のマネジメント不足や人員配置の問題が原因で、現場の看護師が疲弊してしまうケースも少なくありません。
一方で、訪問件数が適正に調整され、オンコール対応も交代制で無理なく運用されているなど、看護師の働きやすさに配慮した職場も多数存在します。
近年は働き方改革の影響で、労働環境の改善に取り組む事業所も増えてきました。
つまり、訪問看護がブラックかどうかは「働く職場によって大きく異なる」ということです。
事前に労働条件や職場の雰囲気、教育体制などをしっかり確認することで、自分に合った働きやすい環境を見つけることができます。
ブラック職場を見極める7つのチェックリスト
まず自分自身の職場がどのブラックなのかを7つの項目から認識しましょう。
当てはまるもの、いくつありますか?
自分の働く環境がどれほど負荷をかけているのかを冷静に見つめ直し、次のステップに備えることが大切です。
3つ以上ある場合は、ブラック企業の可能性がかなり高いため、一度訪問看護求人JOBSに相談してみましょう。
転職先の訪問看護がブラックか判断するための7つの質問

訪問看護の現場は、表面からは見えにくい実態も多く、事前の見極めが重要です。
ここでは、応募前や面接時に確認すべき「7つの質問」を通じて、ブラックな職場かどうかを見抜くポイントを解説します。
- 残業は1日・月平均でどのくらいですか?
- 新しいことに挑戦したいときは誰に相談して進めているのですか?
- 看護業務は日々の職位によってどのような違いがありますか?
- 入職後、特に大変だったことやよく困ることは何ですか?
- 配属予定の病棟の雰囲気や年齢層を教えてください
- 入職後の教育・サポート体制について教えてください
- チャレンジできる内容と看護師として禁止されている業務はなんですか?
以下より、具体的に解説します。
1.残業は1日・月平均でどのくらいですか?
平均的な残業時間を「1日単位」「月単位」で具体的に確認することが重要です。
特に訪問看護では、記録業務や移動時間が勤務時間外に含まれているケースもあるため注意が必要です。
明確な数値で答えてもらえない場合や、「人による」といった曖昧な返答が返ってくる場合は、働き方に注意すべきサインといえるでしょう。
2.新しいことに挑戦したいときは誰に相談して進めているのですか?
質問を通じて、職場の風通しの良さや「自律的に動ける環境かどうか」を判断できます。
訪問看護の現場では、現場スタッフの提案が業務改善やケアの質向上に直結するケースが多くあります。
しかし、そのための相談先や決裁フローが不明確だと、挑戦の意欲を持っていてもなかなか行動に移せません。
自由度があるように見えて、実は上司の一存で止められてしまうような環境では、やりがいも半減してしまいます。
3.看護業務は日々の職位によってどのような違いがありますか?
業務の明確な線引きがされていない職場は、ブラック化しやすい傾向があります。
同じ訪問看護師でも、主任や管理者などの役職に就いていると、求められる業務内容が大きく変わることもあります。
たとえば、訪問件数が減る代わりにスタッフのシフト管理や書類作成、会議出席が増えるケースです。
「入職後に思っていたより責任が重かった…」とならないよう、事前に職位ごとの役割や業務分担を具体的に聞いておきましょう。
4.入職後、特に大変だったことやよく困ることは何ですか?
実際に働くスタッフの「苦労したこと」を聞くことで、求人票や面接では見えにくい職場のリアルが見えてきます。
「特にない」と濁される場合は、本音を話しづらい雰囲気があるのかもしれません。
逆に、具体的なエピソードを交えて話してくれる職場は、オープンな風土である可能性が高いです。
業務の負荷だけでなく、トラブル時の対応方法やサポート体制にも目を向けてみましょう。
5.配属予定の病棟の雰囲気や年齢層を教えてください
人間関係は、訪問看護において業務の効率だけでなく、精神的な安定にも直結します。
年齢層や在籍人数、コミュニケーションの取り方などを確認することで、自分に合った雰囲気かどうかを見極めやすくなります。
「若手が多くてフラットな職場」「ベテラン中心で落ち着いた空気」など、自分の性格や働き方と相性が合うかを意識して聞いてみましょう。
ただし、病棟の雰囲気や人間関係は、面接だけではわかりにくいことが多いです。
そのため面接の際に院内見学を希望し現場の様子を確認することをおすすめします。
働く看護師同士の会話や行動を観察することで、実際の雰囲気を肌で感じることができるでしょう。
6.入職後の教育・サポート体制について教えてください
訪問看護は一人で訪問する場面が多いため、入職直後のフォロー体制が不十分だと不安が大きくなり、早期離職の原因になります。
教育期間の目安や、同行訪問の有無、マニュアルやOJTの内容などを具体的に聞くことがポイントです。
「慣れるまでしっかりサポートします」といった曖昧な表現ではなく、体制や期間が明確かどうかを確認することで、自分が安心して働き始められるかを判断できます。
7.チャレンジできる内容と看護師として禁止されている業務はなんですか?
役割の境界が不明瞭な職場では、思わぬトラブルや責任の押し付けが起こりやすいため、事前に確認しておきましょう。
訪問看護では、看護師がある程度の裁量を持って判断・行動する場面も多くあります。
一方で、医療行為に関しては法律や施設の方針によって「やってはいけないこと」も存在します。
この質問を通じて、どこまで自分が主体的に動けるのか、そして禁止されている業務についても明確にしておくことが大切です。
訪問看護求人JOBSでの転職を検討する
訪問看護や他の職場への転職を考える際は、チャレンジできる環境かどうか、自由と制約のバランスが取れているかをしっかり確認しましょう。
看護師としてのやりがいと働きやすさの両方を実現できる職場は少なくないので、前向きに探してみてください。
訪問看護ステーションへの転職を検討している方は、訪問看護求人JOBSに登録してみてください。
専任のキャリアアドバイザーが転職先がブラックかどうか判断します。
また、訪問看護ステーションの内情を確認し、転職者にあっているかも確認します。
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グッドライフケア訪問看護ステーション大阪福島出張所
大阪府大阪市福島区玉川1-8-10 UGビル3階
大阪メトロ千日前線 玉川駅から徒歩で5分
月給 280,000円〜320,000円

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LE在宅・施設 訪問看護リハビリステーション吉祥寺EAST支店
茨城県水戸市青柳町3796
JR水郡線 常陸津田駅から徒歩で13分
月給 201,500円~329,000円

訪問看護ステーションありまこうげん尼崎東
茨城県水戸市青柳町3796
JR東西線 尼崎駅から徒歩で4分
月給 253,000円〜350,000円
ブラックな訪問看護ステーションに関するよくある質問
ブラックな訪問看護ステーションに関するよくある質問を紹介します。
- 訪問看護は辞める人が多いって本当ですか?
- 訪問看護ステーションが潰れることはありますか?
- 訪問看護師は本当に儲かる仕事ですか?
- 訪問看護師に向いていないのはどんな人ですか?
訪問看護は職場環境の差が大きく、情報が少ないまま就職して失敗する人も存在します。
訪問看護ステーションに転職・就職を検討する際は、リアルな情報を集めてから、自分に合った職場を選びましょう。
訪問看護は辞める人が多いって本当ですか?
訪問看護は、辞める人が多い傾向があるのは事実です。
辞める主な理由は、訪問件数の多さやオンコール対応の負担、孤独感など、病棟とは違うストレス要因があるからです。
2016年の訪問看護職員の離職率は、15.0%と発表されています。
訪問看護に従事している看護職員の離職率は15.0%であり、病院に就業する看護職員の離職率11.9%と比較しても高く、訪問看護に従事する看護職員数も就業看護職全体の2%を占めるのみである
離職率の高い職場はブラック化している可能性もあるため、見学や面接で職員の勤続年数を必ず確認しましょう。
訪問看護ステーションが潰れることはありますか?
訪問看護ステーションが廃業・倒産するケースは現実にあります。
訪問看護ステーションは、指定基準によって2.5人(常勤換算)以上の確保とされているため、満たさない場合は休止・廃止する場合があるからです。
訪問看護ステーションの指定基準では、保健師、看護師又は准看護師を2.5人(常勤換算)以上確保することが必要である旨、規定しているが、人員基準を満たさない場合の各都道府県の休止・廃止に対する取扱いについて実態を把握した。
訪問看護ステーションによっては、利用者の獲得や人材確保がうまくいかず、経営できなくなる場合があります。
転職時には「運営歴」「人員の安定」「訪問件数の推移」などを確認し、安定した経営が行われているかを確認しましょう。
訪問看護師は本当に儲かる仕事ですか?
訪問看護師の給与水準は、病棟勤務と比較して高い傾向にあります。
ただ、必ずしも「儲かる」職業とは言えません。
訪問看護は、訪問件数やオンコール対応の頻度など、成果によって給与が変動するためです。
歩合制を取り入れている訪問看護ステーションでは、訪問件数が減ると収入も減少します。
訪問看護師へ転職・就職を検討する場合は、給与条件だけでなく業務内容や働き方を総合的に確認しましょう。
訪問看護師に向いていないのはどんな人ですか?
訪問看護師に向いていない人の特徴は、自己判断力に自信がなく一人で行動するのが苦手な方です。
訪問看護は基本的に単独で利用者宅へ伺い、臨機応変な判断を求められます。
「病院ならすぐ同僚に相談できるが、訪問先では一人で対応できない」と感じる人はストレスを抱えやすいです。
最初から慣れることはできないため、研修や同行支援が充実している職場を選び、経験を積むことで訪問看護師として成長できるといえます。
まとめ
訪問看護は、職場環境によって「ブラック」と感じるケースも少なくありません。
訪問看護のブラックな職場の特徴は「訪問件数の多さ、過剰なオンコール対応、休日出勤、ハラスメント、教育体制が十分ではない」などがあるため注意が必要です。
就職・転職で訪問看護を選ぶ際は、以下の内容を確認してブラックではないかを見極めましょう。
- 訪問件数の目安
- オンコールの頻度
- 教育・研修体制
- 離職率や勤続年数
- 福利厚生の充実度
訪問看護は、働き方次第でやりがいを感じられる職場です。
ブラックな環境に流されないためにも、情報収集と職場選びは慎重に行いましょう。
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