「訪問看護はきついって本当?」
「訪問看護の職場を選ぶポイントはある?」
訪問看護は、看護師が車や自転車で利用者の家に出向いて看護を行う仕事です。
転職して最初は独特な環境や働き方に慣れるまでに戸惑う人もたくさんいます。
ですが、すべての職場が「きつい」と感じるわけではなく、「訪問看護の現場でしか得られない経験」もあります。
職場選びのコツや自分でできる対策を知っていると、体への負担を減らし、やりがいを感じながら働くことができます。
この記事では、訪問看護がきついと感じてしまう理由やその対処法、職場選びのポイントまで解説します。

人と人との繋がりと、最先端技術の融合を重要視し、超少子高齢化新時代に向け、医療/保育のIT/IoT化を推し進め医療商材のコンサルティングを中心に活躍中。

訪問看護求人JOBS 編集部
訪問看護師の方や関係者へインタビューを行いながら、現場経験者の声や採用現場の実情をふまえ、求職者が役に立つ情報をお届けします。
訪問看護がきついと感じる理由9選
訪問看護は、利用者の私生活に近づいた看護をするので、病院勤務とは異なるプレッシャーや負担があります。
以下では、訪問看護が「きつい」と感じやすい主な理由を9つ紹介します。
- 判断の責任が重い
- 一人での対応による不安や孤独感
- オンコールによる時間外対応の負担
- 人間関係やステーションの体制によるストレス
- 移動の多さや天候による肉体的な負担
- 訪問先の環境が整っていない
- 利用者家族とのコミュニケーションが密接
- 人手不足によって業務内容が増えがち
- 他職種との連携が必要
判断の責任が重い
一人で仕事をする訪問看護師は仕事中に他者に相談ができず、基本的に自己判断となります。
利用者の体調管理だけでなく、人工呼吸器の管理から服薬管理まで専門知識を含む内容が多種多様にあります。
他にも利用者家族への対応も一人で行うことが多いので、自己判断を迫られる場面が多く存在します。
短い訪問時間の中で、何度も判断を迫られることがあるため、とくに新人や経験が浅い看護師にとっては、大きなプレッシャーとなりがちです。
また、利用者の生活環境や家族背景によって対応が一律でないことも、判断の難しさを増す理由の一つです。

医療的判断だけでなく、倫理的・感情的な判断も求められる場面が多いので、訪問看護はきついと感じやすいのです。
一人での対応による不安や孤独感
訪問看護は一人で利用者の自宅を訪れ、看護業務を行います。そのため、孤独を感じる看護師も多いのが現状です。
現場で判断に迷うことがあったときに、不安を抱えながら仕事を続ける場面があります。
とくに新人や訪問看護が未経験の看護師にとっては、「誰にもすぐ相談できない」という状況がストレスの原因になり、精神的なプレッシャーを感じやすくなります。
利用者の体調が急変した場合などの判断ミスが許されない場面ではとくにきついと感じてしまうでしょう。



最近は朝会などのコミュニケーションを積極的に行い、チームワークを大切にする訪問看護ステーションも増えてきています。



病棟の人間関係に疲れたからこそ、訪問看護では1人で対応できる点はメリットでもあるようです。
そのため孤独感は、訪問看護師の皆さんが思っているわけではありません。
オンコールによる時間外対応の負担
夜間や休日に緊急対応を求められる「オンコール」体制がある看護師ステーションもあります。
オンコールは電話の待機が基本ですが、急変時には利用者宅へ出動します。
夜間であっても連絡が入る可能性があるため、完全にリラックスすることが難しく、長期的に見ると心身の疲労が貯まりやすい点が課題です。
また、オンコール勤務中は外出をなるべく控えたり、常に連絡が取れるようにスマホを手放せなかったりと、制限が付きまといます。



オンコールで電話がかかってこないために、日中の看護をどうすべきかを考える訪問看護ステーションも増えてきています。



日中の看護がしっかりできていればオンコールは少なくなるという考えのもと改善を行っています。
人間関係やステーションの体制によるストレス
職場の人間関係は、どんな業種でも働きやすさに直結します。
訪問看護ステーションでは小規模な職場が多く、スタッフ間の距離も近いため、相性が悪いとストレスを感じやすい傾向があります。
また、教育体制やフォローの仕組みが整っていないと、困ったときに同僚に頼れないリスクもあります。
特に新人看護師にとっては、「相談しづらい雰囲気」が続くと成長の機会を失う原因にもなります。
移動の多さや天候による肉体的な負担
一日に複数の利用者宅を訪れるため移動が多く、車や自転車での移動が基本となります。
都市部では渋滞や駐車スペースの問題、地方では長距離運転が必要となり、移動そのものが負担になることもあります。
そのため雨や雪など悪天候の日は、とくにきついと感じることもあるでしょう。
悪天候時には移動時間が読めなくなるため、スケジュール通りに動けず、精神的な焦りが生じることもあります。



坂道や階段で車などの移動手段が使えない場所に訪問を繰り返していると、腰痛や膝の負担につながることもあるため注意が必要です。
訪問先の環境が整っていない
狭い部屋での介助、衛生面が整っていない、ペットなど、看護をするうえで難しい条件が揃うことも少なくありません。
病院と違って、訪問先の環境はさまざまです。
- 十分な照明がない
- ベッドがない
- 高齢者が床に寝ている
- 室内の空調が効いていない
長時間、姿勢に無理のあるケアを強いられるケースもあります。
設備の不備を自分で補う必要があるため、柔軟な対応力が求められます。
利用者家族とのコミュニケーションが密接
訪問看護では利用者本人だけでなく、利用者の家族とも深く関わります。
ときには家族の不満、要望などに耳を傾け、対応する必要も出てくるでしょう。
家族の意見と医療的判断が食い違うこともあり、相手に理解を求める会話スキルが必要になることも少なくありません。
とくに介護に対する不安や不満が強い家族の場合、看護師に感情をぶつけてくることもあります。
家族ごとに価値観や考え方も異なるため、柔らかく伝える力や根気強く丁寧に説明することが大切です。



信頼関係を築くには時間がかかることも多いため、相手家族に寄り添いながら、少しずつ距離を近づけていくことが訪問看護では必要です。
人手不足によって業務内容が増えがち
スタッフが足りないと、訪問件数が増えたり、事務作業や引き継ぎ業務が圧迫されたりと、一人当たりの負担が大きくなります。
近年は看護業界全体で人手不足が問題となっており、訪問看護も例外ではありません。
慢性的な多忙により、心身ともに疲弊してしまうことがあるので注意が必要です。
人手が足りてない職場では新人教育の時間が十分に取れず、経験の浅いまま看護師として現場に出るケースもあります。
これでは全体の業務効率が落ち、さらに既存スタッフの負担が増すという悪循環に陥りがちです。
参考:厚生労働省│訪問看護ステーションにおける人材確保・定着に関する実態調査
他職種との連携が必要
医師やケアマネージャー、リハビリ職、ヘルパーなど、さまざまな職種と連携をする必要があります。
多職種連携はやりがいや良い経験になりますが、連絡や調整がうまくいかずにストレスを感じることもあります。
情報共有の方法やタイミングにズレがあると、予定が重なったり、必要な支援が抜けてしまうといったトラブルも起こりやすくなります。
また、各職種の専門用語や考え方の違いに戸惑うこともあり、理解に時間がかかるケースもあります。
信頼関係の構築と、日頃からの丁寧なコミュニケーションが欠かせない部分もきついと感じやすいポイントです。
訪問看護がきついと感じるときのセルフ対策5選
訪問看護で「きつい」と感じる場面は誰にでもあります。
ですが、適切なセルフケアや働き方の見直しによって、負担を減らすことは十分可能です。
- 心と体のセルフケアで疲労をリセットする
- ストレスをためない生活習慣を意識する
- 不安や悩みは一人で抱え込まない
- 同じ病院内で別部署や関連病院への異動
- 本当にきついと思ったら我慢しすぎず転職を考える
以下で、ストレスを減らすためにおすすめのセルフ対策を5つ詳しく紹介していきます。
心と体のセルフケアで疲労をリセットする
日々の訪問業務では心も体も大きなエネルギーを使うので、必ず心と体のセルフケアを行いましょう。
自分の体を思いやることで、結果的に仕事へのモチベーションを保つことができます。
- 十分な睡眠時間を確保する
- ストレッチや軽い運動で体をほぐす
- アロマや入浴などリラックスする時間を設ける
- 趣味の時間をつくる
こうしたセルフケアを意識的に取り入れることで、仕事の疲れを翌日に持ち越さずに済みます。
心身のコンディションが整うことで、利用者への対応にも余裕が生まれ、看護の質向上にもつながります。



私も忙しい日は疲れて何もやる気が起きないことがあり、
そんな時はスマホを家に置いて15分だけ近所の公園を散歩します。
風や木の音に意識を向けると、不思議と心が軽くなるのでおすすめです。
ストレスをためない生活習慣を意識する
仕事によるストレスを軽減するために、生活習慣の見直しも大切です。
- 栄養バランスのとれた食事
- 適度な運動
- 規則正しい生活リズム
当たり前に見えて、心身の安定を保つうえで非常に有効です。
とくに忙しい日々の中でも、朝食をとる・夜更かしを控えるといった心がけが、体調に大きな影響を与えます。



感情をノートに書き出したり、友人と話す時間を持つことも、心の整理には効果的です。
不安や悩みは一人で抱え込まない
看護師ステーションの先輩や上司、信頼できる同僚に相談することは、精神的な負担を大きく軽減します。
また、外部の看護相談窓口やSNSコミュニティを活用して、他の看護師と悩みを共有するのもおすすめです。
訪問看護では一人での業務が多いため、悩みを抱え込みがちですが、不安を長く放置するのは危険です。
自分の思いを声に出すだけでも気持ちが楽になるので、意識的に「誰かと話せる場」をつくることが大切です。
周囲のサポートを得ながら、無理なく働ける環境を整えていきましょう。
同じ病院内で別部署や関連病院への異動
訪問看護が合わず、どうしようもないストレスを感じる場合は無理をせずに、まずは職場内の異動を検討しましょう。
同じ病院内でも病棟勤務や外来、健診部門など他部署へ移ることで、仕事内容や働き方を大きく変えることができます。
複数の部署や施設を持っている医療機関では、異動希望の相談がしやすい体制が整っていることもあります。
異動で環境が変わるだけでも、気持ちがリセットされて前向きに働けるようになるケースも多いため、「辞める前に異動を考える」ことも重要な選択肢です。



キャリアの幅を広げることにもつながるため、視野を広く持って選択肢を探すことが大切です。
本当にきついと思ったら我慢しすぎず転職を考える
体調を崩す前に行動することが、自分自身を守るための勇気の一歩です。
仮に訪問看護に絞ってたとしても、看護師ステーションによって働き方や環境が大きく異なります。
転職活動を始めることで、自分に合った働き方が見えてくることもあります。



「まだ頑張れるかも」と続けてみるのも素晴らしいことですが、今の職場に固執しないことでより前向きな働き方が実現できるかもしれません。
訪問看護がきついと感じやすい人の特徴
訪問看護の仕事は向き・不向きがはっきり出やすい職種の一つです。
向いていない性格や考え方を持つ人がそのまま業務を続けると、心身ともに疲弊してしまう可能性があります。
- 急な変化に弱く判断が苦手な人
- 自分のペースで働きたい思いが強い
- 仕事とプライベートの切り替えが苦手
以下では、訪問看護を「きつい」と感じやすい人の特徴を詳しく解説します。
急な変化に弱く判断が苦手な人
急な場面の移り変わりに慣れていない人や、決断に時間がかかるタイプの人は、大きなストレスを感じやすくなります。
とくに利用者の体調急変や、ご家族からの予期せぬ要望などは少なくありません。
そのため訪問看護では、現場での臨機応変な対応力が求められます。
訪問看護は一人で動く仕事だからこそ、ある程度の判断力と柔軟性がないと、日々の業務がとてもきつく感じるでしょう。
常に誰かと相談して決めたいという人には厳しい環境かもしれません。
自分のペースで働きたい思いが強い
訪問看護は利用者のスケジュールに合わせて動く必要があるため、自分のペースで仕事を進めたい人にとってはストレスになることがあります。
時間通りに訪問し、限られた時間内で看護を提供するには、ある程度の時間管理能力と柔軟性が必要です。
予想外の業務が入ることもあるため、マイペース志向が強い人はストレスを感じるかもしれません。
さらに、訪問の合間には記録や報告などの事務作業もこなさなければならず、慣れないうちは時間に追われやすいです。



予定外の対応や訪問時間の延長が起きた場合でも、その後のスケジュールに影響が出ないよう臨機応変に動く必要があります。
仕事とプライベートの切り替えが苦手
プライベートと仕事の切り替えが苦手な人はストレスを感じやすいです。
オンコール対応や、訪問中の緊急連絡など、訪問看護では突然の対応が求められる場面があります。
オンコール勤務中は自宅にいても、スマートフォンを手放せず「いつ連絡が来るかわからない」状況になります。
そのため、休日や夜間でも気が抜けない場面もあるでしょう。
長時間の仕事モードが続くため、休みの日には仕事のことを忘れてリラックスしないと休み明けの業務に支障をきたすため、オンオフを切り替えられない人にはきついです。
訪問看護のきつさの中にあるメリットとやりがい
訪問看護はたしかに大変な一面がありますが、その一方で、他の職場では得られない大きなやりがいや成長の機会もあります。
- 利用者に寄り添う看護を実感できる
- 一人の裁量が大きく自分の判断で動くからこそ得られる達成感
- 病院とは異なる働き方で生活にゆとりが出ることも
- 利用者やご家族から感謝の言葉をもらい、やりがいにつながる
- 多職種と連携するのでチーム医療のスキルが自然と身につく
以下では、「きつい」と言われがちな訪問看護の中にある、メリットとやりがいについて紹介します。
利用者に寄り添う看護を実感できる
訪問看護のやりがいとして、「利用者一人一人に寄り添った看護ができる」ことがあります。
訪問看護では、利用者一人ひとりの生活環境に近づき、じっくりと時間をかけて看護をします。
利用者と心を通わせながら信頼関係を築けることに、大きな喜びを感じる方も多くいます。
一人の裁量が大きく自分の判断で動くからこそ得られる達成感
訪問看護では責任も大きい分、自分の考えで行動し利用者の状態が良くなった時の達成感が大きいです。
自身の判断で訪問スケジュールを組んだり、臨機応変に対応したりする場面が多くなります。
ですが経験を積み重ねることで、看護師としての判断力や観察力、応用力が身につき、自信にもつながります。
病院勤務では医師の指示に従う場面が多い一方で、訪問看護では自分の判断がダイレクトに結果に反映されます。



責任感はありますが、成長を実感しやすく、「自分の看護が役に立った」と思える瞬間が多いのが訪問看護の魅力です。
病院とは異なる働き方で生活にゆとりが出ることも
訪問看護の多くは日勤のみで、夜勤が少ない職場もあり、生活リズムを整えやすいというメリットがあります。
また、直行直帰やフレックスタイムを導入している場合もあり、自由度の高い働き方ができるのも魅力の一つです。
子育て中の看護師やプライベートの時間を大切にしたい方にとっては、理想的な働き方といえます。
予定が立てやすく、心身への負担が少ない環境で働けることは、長期的なキャリア形成にもつながります。
自分らしいライフスタイルを維持しながら、やりがいのある仕事を続けられるのが訪問看護の大きな魅力です。
利用者やご家族から感謝の言葉をもらい、やりがいにつながる
そのため「来てくれて本当に助かりました」「あなたにお願いしてよかった」など、直接感謝の言葉をもらえる機会が多いのが特徴です。
訪問看護は利用者だけでなく、利用者の家族にとっても心の支えになります。
特に在宅療養を選ぶ利用者や家族は、不安を抱えがちですので、訪問看護師の存在が「安心材料」になれることは、看護師自身にとっても大きなやりがいとなります。
看護師としての価値を実感し、自分の仕事が誰かの役に立っているという実感が、やりがいとモチベーションになるでしょう。



信頼関係を築いた上で得られる感謝の言葉は、私たち看護師にとって大きな仕事の原動力になります。
多職種と連携するのでチーム医療のスキルが自然と身につく
訪問看護は、さまざまな専門職の人と連携しながら仕事を進めます。
- 医師
- ケアマネージャー
- ヘルパー
- リハビリ職
報告・連絡・相談が欠かせないため、自然とチーム医療のスキルや調整力が養われます。
これは病院勤務にも活かせるスキルであり、今後のキャリアにも大きなプラスとなります。
コミュニケーション力やタイミングを見極める力も鍛えられるため、組織での立ち回り方や人間関係構築にも役立ちます。



多職種と連携する経験が、今後のどんな職場でも活かせる実践力につながっていきます。
訪問看護がきついと感じるかは職場によって大きく変わる
訪問看護の業務が「きつい」かどうかは、結局のところ職場によって大きく左右されます。
訪問件数の多さ、フォロー体制、オンコールの有無など、事業所ごとの体制により働きやすさはまったく異なります。
- 訪問看護ステーションの運営方針や体制で働き方が変わる
- 利用者数やエリア・移動手段も忙しさに影響する
- 訪問看護のオンコール回数や出動頻度も職場によって差がある
- 利用者やご家族から感謝の言葉をもらい、やりがいにつながる
- 多職種と連携するのでチーム医療のスキルが自然と身につく
以下で、職場による違いがどこに表れるのかを具体的に解説します。
訪問看護ステーションの運営方針や体制で働き方が変わる
ステーションによって、「教育重視」「業務効率重視」「チームワーク重視」など運営方針が異なります。
教育体制が整っていれば、経験の浅い看護師でも安心して業務に取り組めますし、相談しやすい雰囲気があればストレスも軽減されます。
逆に、利益優先で訪問件数が多い職場では、看護師が疲弊しやすく離職率も高くなりがちです。
方針と自分の価値観が合っているかは非常に重要なポイントです。
利用者数やエリア・移動手段も忙しさに影響する
一日に何件訪問するか、どのエリアを担当するか、移動手段が車か自転車かによって、業務の負担は大きく変わります。
広いエリアを担当し長距離の移動が必要だったり、訪問スケジュールが詰まっている職場では、体力的に負担が大きくなります。
とくに、都市部では渋滞や駐車スペースの確保に時間がかかることも多く、時間のロスや精神的なストレスにつながることがあります。
雨天や猛暑など天候によっても移動の大変さが変わるので、スケジュール通りにいかないことが多く、自分ではコントロールできない部分で忙しくなることもあります。
訪問看護のオンコール回数や出動頻度も職場によって差がある
オンコール体制の有無や、頻度・出動件数も職場ごとに差があります。
たとえば、オンコールの回数が月に1〜2回程度の場合もあれば、週に何度も待機や出動が必要な職場も存在します。
オンコールに対する報酬やフォロー体制が確立されているかが大事です。
きちんとした制度が整っている職場であれば、精神的な負担も大きく軽減されます。
オンコールについては下記の記事でも詳しく解説しているので、ぜひ見てみてください。


きつさを感じにくい訪問看護の職場の探し方
訪問看護が「きつい」と感じるかどうかは、働く環境によって大きく変わります。
そのため、自分に合った職場を選ぶことが、長く安心して働くための大切なポイントです。
- 訪問看護のオンコール有無や回数の確認をする
- 教育やフォロー体制が整っているかを見る
- 見学や面接で実際の雰囲気をチェックする
- 求人数だけでなく口コミや評判も参考にする
以下では、きつさを感じにくい職場を見極めるための具体的なポイントを紹介します。
訪問看護のオンコール有無や回数の確認をする
オンコールがないステーションや、希望に応じて免除が可能な職場もあります
求人票には「オンコールあり」としか書かれていない場合でも、実際にはどのくらいの頻度で出動があるのか、どのようなサポート体制があるのかを必ず確認しましょう。
面接時には遠慮せずに具体的に質問することが大切です。
教育やフォロー体制が整っているかを見る
教育制度がしっかり整っているかは、入職後のストレスを左右する大きな要因ですので
新人を一人にしていないステーションを選ぶことが大切です。
訪問看護が未経験の場合、以下はマストで確認しましょう。
- 研修の有無やOJTの期間
- 相談できる体制があるか
- チェックリストやマニュアルが用意されているか
- 経験豊富なスタッフが同行指導してくれるか
質問しやすい雰囲気や、定期的な面談がある職場であれば、不安を減らしながらスキルを身につけられます。
見学や面接で実際の雰囲気をチェックする
可能であれば見学を申し込み、スタッフの表情ややり取り、オフィスの雰囲気などを観察しましょう。
求人情報だけではわからないのが「職場の雰囲気」です。
スタッフ同士の関係や、話しやすさなどを肌で感じることで、ここでなら頑張れそうかを判断できます。
また、面接時に管理者や現場スタッフの対応から「相談しやすさ」や「風通しの良さ」を感じ取れるかも大切なポイントです。
業務内容や待遇面に加えて、人間関係の質も働きやすさに大きく影響します。



見学や面接をただの作業とせず、リアルな職場環境を見極める機会として活用しましょう。
求人数だけでなく口コミや評判も参考にする
転職サイトの口コミやSNSでの評判、知人や同業者からの情報も参考にしましょう。
とくに「離職率」「スタッフの定着率」「管理者の人柄」などは、口コミでしか得られない貴重な情報です。
求人票の情報だけで職場を判断するのは非常に危険です。
同じ内容の求人でも、実際の働きやすさは大きく異なる場合があります。
客観的な評価を踏まえて、自分に合った職場を選びましょう。
訪問看護師の転職におすすめの訪問看護求人JOBS


「訪問看護はやりがいがあるけど、今の職場はきつい…」という悩みを持つ方に利用してほしいのが訪問看護求人JOBSです。
- 希望条件に合う訪問看護ステーションを見つけやすい理由
- 実際に働く人の声や職場の雰囲気も事前に確認できる
- 対面での求人紹介もできる
訪問看護業界での転職を検討する看護師に非常に助けとなる転職支援サービスですのでチェックしてみてください。
以下で、訪問看護求人JOBSがおすすめな理由を詳しくお話します。
希望条件に合う訪問看護ステーションを見つけやすい理由
訪問看護求人JOBSは、訪問看護に特化した求人を多数掲載しています。
- 好条件の非公開求人を多数掲載
- エリアを絞って簡単に検索
- 業界経験のあるキャリアアドバイザーがサポート
サポート体制が充実しているので、ミスマッチの少ない提案を受けられます。
実際に働く人の声や職場の雰囲気も確認できる
訪問看護求人JOBSでは、求人票だけでなく「職場のリアルな情報」や「転職お役立ちコラム」を通じて、現場のリアルな声を届けています。
自分一人では調べきれない職場の雰囲気や福利厚生などのリアルな内部情報もわかるので、働くうえで重視したい要素を事前に把握できるのは大きな安心材料です。
対面での求人紹介もできる
オンラインだけでなく、希望者には対面でのキャリア面談も可能です。
直接会って話をすることで、希望や不安を細かく伝えることができ、よりきめ細かなサポートが受けられます。
看護師さんの転職に長年携わったキャリアアドバイザーが必要に応じて給与交渉もしてくれるので、給与面でも安心できます。



看護師で転職を考えている人は、まずは一度、訪問看護求人JOBSで探してみてください。
まとめ:訪問看護がきついかは職場選びで決まる
訪問看護は「きつい」「大変」という声が多く聞かれる一方で、「やりがいがある」「自分らしく働ける」といったポジティブな意見もあります。
訪問件数やオンコールの有無、教育体制、スタッフ同士の関係性など、ステーションごとに特徴は大きく異なります。
そのため、「訪問看護がきついかどうか」は、あなたがどんな環境で働くかを選ぶことが重要です。
もし今の職場に負担を感じているなら、あなたの能力や性格の問題ではなく、単に職場との相性が合っていないだけかもしれません。
この記事を参考に、職場選びのポイントや自分に合った働き方を見直し、あなたらしい訪問看護のキャリアを築いてください。
そして、必要に応じて専門の転職サービスを活用しながら、無理のない環境で看護のやりがいを実感できる職場を見つけましょう。