「看護師の仕事のやる気がなくなった」と感じるのは悪なのか?やりたい看護の見つけ方
「看護師の仕事のやる気がなくなった」と感じるのは悪なのか?やりたい看護の見つけ方 「看護師としてやる気がなくなった」そんな悩みを抱えていませんか? 「好きを仕事にしよう」といった言葉をよく耳にします。しかし、看護師や理学 […]
訪問看護ステーションや病院で働いていると「看護師のいう事なんて聞かないぞ!!」と、良く言えば自分の芯があり意志の強い利用者様や、同僚の看護師や意思だっていると思います。もちろん悪く言ってしまえば頑固な看護師や医師や医療者だっていると思います。
利用者であれば究極的には我慢できるのですが、限らず同僚の看護師や医師にも、会議などで「どう考えても、明らかに答えは明確でしょ!!どうしてこんなに意見を変えてくれないんだろう…」と頑固な看護師がいてちょっとイライラっとストレスが溜まってしまう事はありませんか??マネジメントをしていれば絶対に意見を変えない部下がいてちょっとイライラ…なんて事だって経験したことはあると思います。
これは訪問看護ステーションや病院のような医療施設だけではなく、いわゆるホワイトカラーの会社で働いていても、頑固な人は確実いるのです…これは仕事を進めるうえでは困ってしまいますし、看護師/理学療法士の皆様の正直ストレスも溜まってしまいますよね?
そんな頑固な看護師や利用者がいて、もう本当にイライラして毎日大変…そんな看護師/理学療法士も少なくないでしょう。それでは頑固な人とは、そもそもどんな人なのでしょうか?
これは実はある程度定義があります。「頑固な人=思考力や論理力が欠ける/感情のコントロールが出来ない」というが傾向になります。人生を生きていれば、ある程度の経験や失敗を誰しもが経験します。それらが学びとなり「このままだと失敗する!!」という気持ちになり、頑固なままではやばい!!と本能が働き、意見を変える事が出来るのです。
一方で頑固な人は失敗する経験が少なかったり、感情をコントロールする事が出来なければ、何をすれば人は喜び、何をすれば人は怒り悲しむのかという絶対的な経験がありません。ですので、意見を変えてくれない人は、もしかしたら頑固というよりも、様々な経験が極端に少ない為にどんな意思決定をすれば良いのか良くわからない…という可能性が高いのです。
例えば高校生だって大学生だって、ある程度大人になれば「意見を変える大切さ」を知ったり「人の気持ちがなんとなくわかる。」という心が育った状態になる為、意思はあっても頑固ではない状態に多くの人がなります。いわゆる空気を読めるようになるって事ですね。ふと昔を思い出して「なんであんなこと言ってたんだろう?」と感慨深くなるのは、経験を積み意見を変える頭の柔らかさを持った証拠と言えます。
しかし大人になっても頑固な人はかなり厄介なのは間違いありません。喜怒哀楽といった経験が少ないまま大人になってしまったり、蝶よ花よとなんでも許される環境で意思決定をした経験が少なければ、大人になっても頑固にもなってしまいます。
また例え経験があったとしても、思考力や論理力が欠落してくればこれもまた意見を変えられない頑固になってしまいます。残念な事に年を重ねるほどに、知識はついてきますが若い時のような思考力や論理力は衰えてしまうので、年齢が高くなるにつれて頑固になる傾向はあります。
ちょっとイライラしちゃう頑固な人の意見を変える事ができれば、これだけでストレス解消☆彡もしかしたら頑固な看護師/利用者が理由で人間関係が悪くなってしまっている訪問看護ステーションや病院もあるでしょう!!「このままじゃもう駄目だ…転職するぞ!!」と思って求人を探したくなる時だって沢山あると思います。
でも、もしもこんな頑固な人の意見を変える事が出来たら、少しストレス軽減出来たり、「転職するぞ!」って思っていた気持ちも、軽減できる可能性が十分にあるのです。
そんな夢みたいな方法が実はあるのです☆彡成功の確率は約30%と言われている、頑固な人の意見を変える方法、本日はこれをテーマに講義していきましょう!!
日々訪問看護ステーションや病院で働いてれば「どちらも正しい!!」と思えるような、意思決定のみがポイントになるような答えない難しい課題もあれば、どう考えても”普通に考えれば答えは明確”な時もあります。厄介なのはこの”普通に考えれば答えは明確”なのに頑固な人が意見を変えてくれない時です。
看護師/理学療法士は頑固な看護師/利用者がいたとき、どのように説得してみますか?「コンコンと時間をかけて説得したり、出来る限り論理的に説得します!!」と思いますよね(笑)ただ頑固な人の特徴は、思考力や論理力がないので、実は論理的に話したとしてもなかなか意見を変えてくれないのです。
どう考えても答えが明らかでなので「こうでしょ?こうなるでしょ?だからこうですよね?」と論理的に正論を言えば言うほど、相手が何も言えなくなってしまって、結果的になぜかめっちゃ怒られる…こんな経験をしたことはありませんか?まさにこれは説得が失敗してしまった良くある例と言えます。
それではこんな頑固な看護師や頑固な利用者の意見を変えるために、どのように説得すれば良いのでしょうか?結論をズバリと伝えるのであれば、相手の意見を圧倒的に誇張して伝える事(逆説的思考の介入法)。これこそが頑固な人の意見が変わる説得方法として効果的だとうう実験結果が出たのです!!具体的にどんな実験だったのか説明していきましょう!!
それでは頑固な人の意見を変えるのはどうすればいいのでしょう?そんな疑問を解消すべく実験をしてくれたのが、テレアビブ大学の行った研究になります。
この実験はある同じ国籍男女150名を集めて、2つのグループに分けた実験になります。グループごとに異なる動画を見せてどのように政治的主張に関する意見が変わるのかを調べた実験になります。つまり動画を見せる行為というのは「説得を試みてみる!!」という行為の大体になります。ではこの2つのグループにどのような動画を見せたのでしょう?
Aグループ:何の変哲もない映像を見てもらって、意見の変化をみる
Bグループ:自国の政治的主張を強烈に誇張した形で、猛烈に自国の正しさをアピールした動画
この実験の150名は全員同一の国の男女が集められております。Bグループには自国がどれだけ道徳的な国であり、どんな武力行使をしてでも自分たちが正しい!!と強烈にアピールしている動画になっていました。
そしてこの150名の同一国籍の男女がなぜ選ばれたのかと言えば、生まれたときから自分たちが世界一道徳的な国であり、理念の為なら武力行使になってしまっても仕方ない…と教育されており、「自国の政府が間違っている!!」と考える人が少ないと言われている国籍の方を被験者にしたそうです。いわゆる頑固な人と同義の人が集められています。
そんなグループAとグループBになりますが、なんの変哲もない動画を見せたグループAはやはり頑固なままで、自分たちの意見は変えなかったそうです。つまり武力行使であっても今の政治が正しい!そう判断したのです。
一方でグループBには圧倒的に誇張した動画を見せると、なんと意見が約30%も変わったのです。これを「逆説的思考による介入法」と呼び、さらにこの極端に誇張した動画を6週間見せたところ、頑固な人の意見が「やっぱりその意見は間違っているでしょ!」と意見が変わったそうです。
どのように極端な動画だったかと言えば「自国の為の利益になるのであれば、近隣国と戦争しても、究極的には世界中と戦争をして、武力行使になったとしても、自分たちが正しいと思う事をすべきだ!!」というかなり極端な内容で、誇張しすぎたために、当たらずも遠からず、そもそも伝えたい事とはかけ離れた動画になっていました。
このような逆説的思考の介入法により頑固な人たちも「そんなに極端な思想だったら、自国にも反省すべき点があると思う。」と考え方が大きく変わったのです。
つまり訪問看護ステーションや病院でも頑固な看護師や、頑固な利用者が全く聞く耳を持ってもらえない時は、どれほど論理的に話しても、時間をかけて話しても効果がなく、逆に相手が主張している意見を、圧倒的に誇張して「あなたは正しいですよ!!これくらい極端になってもやり切りましょう!!」のように伝えると、意見が変わりやすくなるという事なのです。
この逆説的思考の介入法で伝えられた時に、頑固な人たちにはどのような心理的なバイアスがかかっているのでしょう?あまりに極端な持論を第三者から言われたときには、逆に冷静に意見を判断できるようになり「それはさすがに言い過ぎですよね(笑)」とブレーキがかかるのです(笑)
つまり、頑固な人の意見を変えようと思った時には、相手の意見を圧倒的に誇張して伝え「あなたは1ミリも間違っていません!たとえどんな状況であっても!」と強力に主張してあげると、その相手は意見を変えやすくなるのです。
生まれながらに「自分たちは倫理的で正しい人種なんだ!」という思想が体に染みついている人たちの思想なので、意見を変える事は難しいと思われていましたが、参加者の30%が考え方を変えたという事は、訪問看護ステーションや病院でも頑固な人の意見を変えるには、有効的な手段と言えます。
そもそも頑固な人というのは、実際の課題に対して論理性が欠落してしまっている為に意見を変える事ができない事にあわせて、いわゆるプライドが邪魔をしてしまい、「振り上げたこぶしを下げる事が出来ない状態」になり、相手の意見に耳を傾ける事ができない事も多いのです。つまり感情をコントロールする事が出来ないという事ですよね。
ですので改めて第三者から「極端で誇張された自分の意見」で「あなたは正しいです!!ではそれで進めましょう!!」と言われると「おっと、ちょっと待って(笑)」と意見を変えやすくすることが出来るという事なのです。
今回の実験のテーマは政治問題を取り上げていましたが、訪問看護ステーションや病院で働いていれば「頑固な人の意見を変えたい!!」と思う事はありますし、プライベートでもこのような時はあると思います。
例えば「薬は絶対に飲みたくない!」とか「手術は絶対にしたくない!!」という患者や利用者がいたケースを考えてみましょう。「お薬を飲まない/手術をしないと症状が悪化してしまうんですよ!」と看護師たちが懇切丁寧に説明したとしても、なかなかいう事を聞いてくれない可能性があります。
しかしこのような時に逆説的思考の介入法で伝えれば約30%の可能性で頑固な利用者/患者の意見が変わる可能性があるのです。「確かにお薬を飲む必要はないですね。薬も大きくて飲みにくいし、こんな薬飲む必要ないですよね?例え病状が悪化したとしても、こんな薬であれば飲むのは辞めてしまいましょう!!」と伝えれば、「看護師さん、そんなに薬も大きくないし、症状が悪化するなら飲みますよ…」と約30%の利用者/患者が言う可能性があるという事です。
普通に考えれば正攻法で「お薬を飲んでください」で飲んでいただくのがもちろんベストですが、それでも頑固で意見を変えてくれないのでれば、こうした逆説的思考の介入法で伝えてみる事もまた最後の手段かもしれません。
「そこまで嫌じゃないなら、飲みましょう☆」と伝えれば、利用者/患者様もお薬を飲んでくれるかもしれません(笑)あまりに極端に主張されると、さすがに疑問に思ってしまうことは皆さんも経験したことはありませんか?
例えば友達とご飯を食べている時に「お肉を食べるのなんて信じられない!!人間は菜食主義であるべきだし、動物の命を犠牲にしてお肉を食べるなんて!!」と言われれば、「野菜を食べる事は大事だと思うけど、さすがに極端すぎませんか?」と自分自身が野菜好きであったとしても意見を変えたくなったことはありませんか?
もっとポップな例で言えば「〇〇のイタリアンでペペロンチーノ食べたことないなんて人生損しているよ」なんて極端に言われたら、「いやいや、〇〇のイタリアンは好きだけど、さすがに人生損しているは言い過ぎでしょ…」と思ってしまう事だってありますよね?看護業務であってもプライベートであっても、このような逆説的思考の介入法で頑固な相手の意見を変える事は可能なのです☆彡是非参考にしてみてください♪