【2024年度版】新規開設の訪問看護ステーションの求人でオープニングスタッフとして働くメリット/デメリット

◇:新規開設の訪問看護ステーション求人はやっぱり魅力的

看護師が訪問看護ステーションの求人を探す時に気になるのは「新規開設」や「オープニングスタッフ」の求人と書いてあるつい目がいってしまいませんか?新しい訪問看護ステーションと聞けば、新しく転職するにはぴったりでは?と感じませんか?実際に新規開設の訪問看護ステーションの求人を探してオープニングスタッフとして働きたいと思っている看護師も少なくありません。

それでは「新規開設のオープニング求人があれば、これは絶対に面接すべきですよね?」と思ってしまうかもしれませんが、新規開設の訪問看護ステーション求人にはメリットもデメリットもあるのです。看護師のの転職希望条件にあわせて、本当に新規開設の訪問看護ステーションで働く事が良いのか?それとも既存の訪問看護ステーションで働く方が良いのか?本日は徹底解説していきましょう!!

◇:新規開設の訪問看護ステーションってそもそもどんな求人が多いのですか?

新規開設の訪問看護ステーション求人とは、その名の通りになりますが、新しく訪問看護ステーションを開設し看護師を募集する事になります。一般的に新規開設する(した)訪問看護ステーションで働く看護師を募集する事をオープニングスタッフ求人と言います。求人としては看護師を募集する事はもちろんですが、室長や管理職、営業など訪問看護ステーションの運営で必要な全ての職種を対象として募集する事が多い印象になります。

◇:そんな新規開設のオープニングスタッフ求人って多いのですか?

高齢化や在宅医療にシフトする地域包括ケアの流れもあり訪問看護ステーションは増えています。ただし自分が働きたいと思っているエリアに10も20も新規開設の訪問看護ステーションが開設される事は現実的ではありません。エリアによっては高齢者と医療の需給バランスか起因となり、新規訪問看護ステーションが全く開設されないエリアもあります。

新規開設の訪問看護ステーションは転職希望の看護師の通勤可能圏内に1つ~2つオープニング求人があればラッキーと言えるくらい希少性が高い求人と言えますし、面接希望者も多い為に既存訪問看護ステーションに比べて採用ハードル自体は高くなる傾向があるのです。

ですので「ちょっと遠いかな?」と思ったり、「ちょっと条件が異なるかな?」と思っても、新規訪問看護ステーションで働いたい!!とかオープニングスタッフとして働きたいと思っているなら、積極的に面接に行ってみる事をお勧めします。

◇:看護師が新規開設の訪問看護ステーションでオープニングスタッフとしてて働くメリットはコレだ!!

そんな希少性が高く採用ハードルが高い新規開設のオープニングスタッフ求人になるのですが、入職してからこんなはずじゃなかったのに…と枕を濡らさないようにしっかりと看護師が新規開設の訪問看護ステーションで働くメリット/デメリットを解説していきましょう!!看護師が新規開設の訪問看護ステーションで働くメリットは3つです

◇:看護師が新規開設の訪問看護ステーションで働くメリット
1:人間関係をゼロから築く事ができる
2:キャリアアップの可能性が既存の訪問看護ステーションよりも高い
3:訪問看護ステーションを自分たちの力で運営していると実感できる

それでは1つ1つ解説していきましょう☆彡

1:人間関係をゼロから築く事ができる

転職を考えたことのある看護師であれば「人間関係」に悩んだこともあるでしょう。特に訪問看護と言えば、一人で訪問する事も多く看護師同士のコミュニケーションも最低限に抑えられることから、対人関係に不安があっても安心できる理由から、訪問看護を選ぶ看護師も少なくありません。

実際に転職の理由として人間関係は常に上位にくる項目でもあるのです。既存の訪問看護ステーションであれば、すでに看護師同士がある程度のコミュニティーを作っています。その環境に飛び込んでいくので、「新しい関係を築く事が出来るかな?」と心配になる事も少なくありません。

新規開設の訪問看護ステーションののオープニングスタッフ求人であれば全ての看護師が「はじめまして!!」という関係性になる為に、全員がゼロから人間関係を築く事ができるのです。全員が同じ思いをもって、全員が同じタイミングから「よーいドン!!」でスタートするために、若い看護師もベテランの看護師も「新規訪問看護ステーションの運営」という同じ目線で、フラットに議論しやすい環境と言えます。

2:キャリアアップをして入職できる可能性がある

既存の訪問看護ステーションであれば、入社の順番や年功序列で管理職のポストが決まっている毛0巣もあり、「管理職になりたい!!」と思っても、何年も待たなければいけないケースもあります。しかし新規開設のオープニングスタッフ求人であれば、室長などの管理職を同時に募集している事もある為に、経験を積みチャレンジしたいという思いがあれば、キャリアアップしてスタートする事が出来る可能性があるのです。

ベテランの看護師が多い訪問看護ステーションでは、自分自身の能力や希少性に気が付かなかったとしても、新規開設の訪問看護ステーションで若い看護師が多い環境であれば、一気に希少性が高く周りから頼られる看護師になるのです。管理職になりたいと思っていても、既存ステーションでチャンスがなかったり、時間がかかりすぎると感じるのであれば、新規開設のオープニングスタッフ求人はお勧めと言えます。

3:訪問看護ステーションを自分たちの力で運営していると実感できる

既存のステーションであれば、歴史もあり就業規則もあり様々なマニュアルもあり、入職した看護師はそれらを教えてもらいながら、訪問看護業務をする事が出来ます。しかし新規開設の訪問看護ステーションでは、基本的な就業規則やマニュアルはありますが、これらもゼロから作るケースもあります。

今までで経験できなかった訪問看護ステーションを運営する事にも関わる事が出来る為に、視野が広がり新たな看護感を感じたり、経営の楽しみを感じる看護師も少なくありません。今まで管理職を希望したことのなかった看護師が、訪問看護ステーションの運営に関わるルール設計などをする事により、管理職に興味が出た!!というお話を聞いたこともあります。

既存ステーションであれば長い歴史があり、そして様々な経験をもとに練り上げられたマニュアルがありますが、新規ステーションにはまだそれがありません。今後の運営や仲間になる看護師の為になるものを作り上げる為に、負担も大きくなりますが、新しい事をみんなと作り上げる事はとても充実した時間になりますし、達成感もはかり知れません。自分たちが作ったルールやマニュアルはやっぱり愛着がありますし、より訪問看護ステーションを好きになりますね。

ここまで読むと、「おおお、新規開設の訪問看護ステーションは最高ですね!!オープニングスタッフ求人で働きたいです!!」と感じるかもしれません。しかしもちろんデメリットがある事も事実なので、このデメリットに関しても理解して、オープニングスタッフ求人で働きましょう!!

◇:看護師が新規開設の訪問看護ステーションのオープニングスタッフで働くデメリットはコレだ!!

メリットを読みながらも勘の良い看護師様なら「メリットって言っても、裏を返せばかなりデメリットもあるな…」と感じたでしょう。そうなのです、メリットが大きければ大きいほど、同様のデメリットもあるのです。実際に新規開設の訪問看護ステーションで働いた看護師様の感想を伝えながら、デメリットをお伝えしていきましょう!!新規開設の訪問看護ステーションで働くデメリットは主に4つです

◇:看護師が新規開設訪問看護ステーションで働くデメリット
1:利用者の獲得も、地域との関係性もゼロからスタート
2:思っている以上に新規開設の準備が大変
3:成功も失敗も前例がない為に、臨機応変な対応が必要
4:特に経験者や役職者は負担が増える可能性が高い

それでは1つ1つ説明してきましょう!!

1:利用者の獲得も、地域との関係性もゼロからスタート

病院であれば患者様が外来に来て、救急搬送があり、病床数の稼働率を考えながら、患者がいる事が当たり前に感じると思います。しかし訪問看護ステーションは開設しただけでは利用者様はいません。今までの信頼関係をもとに利用希望者を紹介してもらったり、自らケアマネジャーや医療介護者に営業する必要もあります。

既存の訪問看護ステーションであれば、営業担当がいたり利用希望者を相談するフローが出来ている事が多いのですが、新規開設の訪問看護ステーションではそうはいきません。看護師だから訪問看護だけやりたい!!と思ってみても、利用者様がいなければ会社にキャッシュインもない為に、お給料が払えない環境になってしまったり、究極的には潰れてしまう可能性だってあります。

利用者様のご自宅に伺い訪問看護をするだけではなく、地域との連携の為に訪問したり、利用希望者に対して利用してもらうように営業する事もまた必要になる可能性があります。自分自身の成長としてはなかなか経験できない事になる為に、大きな成長が期待できますが、好き嫌いはわかれるところでしょう。

2:思っている以上に開設準備が忙しい

新しい事を看護師たちで作り上げる事は、とても責任感があり今まで経験してこなかった楽しい作業でもあります。一方で新規開設に向けて何か月も前から準備をする事も多々あります。新規開設の訪問看護ステーションであり、オープニングスタッフになる為に、準備されているものは何もなく、自分たちですべてを作らなければいけないのです。

先にお伝えした利用者様の獲得も必要になれば、完全なオープニングスタッフで言えばオフィスの机やいすを買ったり探したり。必要な書籍をかったり、申請書類も沢山あります。電子カルテにするのか?紙カルテにするのか?パソコンはどうする?タブレットは?と決めなければいけない事も、お金を使う事も沢山あります。

あまりの忙しさから「こんなはずじゃなかった」と思う事もあれば、ふと忙しさから涙が出てしまう事があったと聞いたこともあります。忙しかった分、大変だと感じた分、感動する事も達成感も今まで感じたことのない喜びを感じる事もできます。しかし入職のタイミング次第では忙しさや経験したことのない業務が発生する事は忘れてはいけません。

3:成功も失敗も前例がない為に、臨機応変な対応が必要

その名の通り新規開設になるので、訪問看護ステーションとしての前例が一つもないのです。マニュアルを作っていたとしても、想定外の事も発生するために、看護師の今までの経験をもとにした臨機応変な対応が求められます。経験したことのない疾患の利用者様のケアをする事もあるでしょう。

経験豊富なベテランの看護師であれば対応できることも、初めて訪問看護ステーションで働く看護師は戸惑ってしまう事も、経験の差から出てくる可能性があります。こんな時ほど新規開設の訪問看護ステーションのオープニングスタッフならではのチームワークでカバーしあう事が大切になります。

4:特に経験者や役職者は負担が増える可能性が高い

新規開設の訪問看護ステーションでは前例がなく過去の経験をもとにした臨機応変さが求められるという事は、経験を積んだベテラン看護師や管理職の看護師は相談される事が今まで以上に多く、業務も多くなる傾向があります。シンプルに時間外労働が増える可能性は高いのです。

「これは私の仕事じゃないのにな。」と思いながら残業する事も、「なんでこれくらいできないの?」と思ってしまう事も、新規開設の訪問看護ステーションが故に、スタートは人に依存した状況になる事が多いのです。

しかし自分自身の介入が大きいほどに、若い看護師たちの成長を間近で見る事もできるので、若い看護師の成長を見て、感動を覚える事もあります。

◇:新規開設のオープニングスタッフ求人っていつ頃から出るのですか?

新規開設の訪問看護ステーション求人は特にどこの時期に求人が多い!!という季節性はありません。どちらかと言えば、タイミングやご縁が大切になるので、3か月後に新規開設の訪問看護ステーションで働きたい!!と決めてしまうよりも、新規開設の訪問看護ステーションで働けるご縁があれば、3か月後でも2年後でも!!という気概を持っていた方が転職活動を焦ることなく対応する事が出来ます。

◇:新規開設のオープニングスタッフ求人はエリアによってそんなに変わるのですか?

新規開設の訪問看護ステーションは増えていると言っても、エリアによっては大きな差があると前段でお伝えしました。ではどのようなエリアで求人が出る可能性が高いのでしょうか?訪問看護ステーションを必要とするエリアというのは、まさに高齢化が課題になり、人口減少が著しく進んでいないエリアと言えます。

つまり高齢化が進み、かつ人口減少が進んでいるエリアに関しては、新規開設の訪問看護ステーションのオープニングスタッフ求人が出る可能性は低くなります。シンプルに政令指定都市を中心として都心部で新規開設の訪問看護ステーション求人が増える傾向があります。

自分自身の通勤可能範囲を定めておきながら、新規開設の訪問看護ステーションのオープニングスタッフ求人の情報収集をする事がお勧めです。例え新規開設の訪問看護ステーションで働けたとしても、著効直帰があったとしても、通勤距離が遠すぎれば日々の負担も増えてしまう為に、距離と新規のメリット/デメリットを考えながら意思決定すると後悔のない転職活動になるでしょう。

◇:情報収集ってどうやれば良いのですか?

看護師個人でできる情報収集の方法としては、ハローワークや求人広告で求人を確認したり、気になる法人があるのであれば、そのホームページを見たり、自治体のホームページで見る事でオープニングスタッフ求人を見つけることができる可能性があります。

一方で病院や訪問看護ステーションで働きながら看護師が頻繁に確認できるかと言われると、これは正直難しいと思います。では新規開設のオープニングスタッフ求人を探すには何が一番良いのでしょうか?一番お勧めできるのは、職業紹介サービスに登録して、新規開設の求人が出れば教えてもらうのが一番早く正しい情報が集まります

というのも新規開設のオープニングスタッフ求人は非公開求人になる傾向がある為に、ハローワークや求人広告で掲載されない事も多いのです。一方で職業紹介サービスであれば、訪問看護ステーションや法人人事部とコミュニケーションをとっている為に、最新の新規開設の訪問看護ステーションのオープニングスタッフ求人の情報を頂けるケースが多いのです。

訪問看護求人JOBSも厚生労働大臣の認可をもらい職業紹介サービスをしているので、新規開設の訪問看護ステーションで働きたい!!情報収集したい!!と思えば、早いタイミングで情報収集する事をお勧めいたします。

自分自身の通勤可能範囲や転職の条件(お給料や定員数等)を伝えることで、自分の条件にあった求人をかわりに探して教えてくれるのです。また、転職活動のさまざまな不安なども相談できるほか、履歴書や面接対策などをバッチリ対応してくれるので、内定が出る可能性が高くなると言えます。

新規開設の訪問看護ステーションに転職したい場合、公開されている訪問看護ステーションの情報が少なく判断に困ってしまうこともあるかもしれないので、転職サービスを利用することを検討してみるのがやはりお勧めの方法と言えます☆

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