ネガティブは悩みを深くする

ネガティブがダメな理由

訪問看護師として働いていると、ステーションの中には前向きな人もいれば、後向きな方もいますよね?
これは訪問看護ステーションが大きくなれば、どうしても出てきてしまう問題です。組織としては、当たり前といえば当たり前です。
そんな後ろ向きな人たちに向けて「会社批判ばかりしていないで、前向きに働こうよ!!」そう伝えたところで、なかなか想いが伝わらないという経験は皆さんもしたことがありませんか?

それでは、なぜ前向きに働かなければいけないのか?細かな業務レベルで話していけば、いっぱい出てきます。
まず、最初に浮かぶのが「離職」です。そういった方の発言が増えてきたり、強くなってくると悪い意味で周りへの影響が出てきます。
それが積もりに積もると、その人が原因で辞めてしまうことも容易に想定されます。
また、入ったばかりの社員からしてみれば、何も知らないので「こんな訪問看護ステーションなんだ」と残念な気持ちになり、早期退職のリスクも増えてきます。
次に想定されるのは「採用」の課題です。ステーション内での面接や、採用のために面接官をしてもらうと、びっくりするくらいの会社批判。
それは誰も採用できないですよ……そんなレベルまで話してしまう人が少なくありません。
事実ではなく、個人の感想や感情になってしまうと、その人がいるから入職したくない。
そんな思いに面接を受けた方はなってしまいます。

では、どうやって前向きにさせるか。これは様々なやり方があるのですが、そもそもなぜ前向きにならなければいけないのかという話をしておきます。
会社やステーションにはルールがあります。
そのルールが狭い範囲(会社や組織)だけなので、それは守らなくてもいいものだ。誰かが勝手に決めたものだと思いがちです。そしてそれを変えることが正義だと思ってしまっています。
ですが、組織のルールを嘆いて変えることは最優先でしょうか?
なんの力もないまま嘆くことは、その行為自体が時間の無駄だといえます。
まずは今できる範囲の楽しみ方を知る必要があります。
くどいようになりますが、組織のルールを嘆いたところで何も変えることはできません。

また、組織が続く以上は良い時もあれば悪い時もあります。そんななかでネガティブなことを言っていても、闇が深くなるだけで、何も変えることはできません。
暗闇の中では、どんな小さな光でも輝いて見えます。それは周りから見ても同様です。
つまり、組織からしてみれば、闇の中でも輝ける人は評価できる人間だということです。
明るくあればそれだけ自分自身も評価され、ポジションが上がる可能性が高くなります。
ポジションが上がれば、しかるべき人にルールの改正を伝えることも実際に変えることも可能になります。日々明るくいることが、実は根本課題であるルール改定にもつながります。
日々ネガティブに過ごしていれば、自分が辞める、周りが辞めるしかなくなります。不平不満をいうよりも、日々笑顔で過ごせるようにしていきましょう。

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