自分のステーションの良い所をちゃんと言語化できますか??

メリット・デメリットは言語化できるようにしなければ、採用できません

付き合って1か月のカップル……こんな話があるかわかりませんが。
女の子「ねえねえ、私の好きなところ言ってー」
男の子「そりゃー、優しいところだよ」
女の子「他には?他には?」
男の子「笑顔が素敵なところさー」
女の子「もっと教えてー」
男の子「……」

どうでしょうか?
こんな甘酸っぱい(!?)経験を皆さんはしたことありますか?
残念ながら私はこのような経験はないのですが、採用活動中には毛色は異なりますが同じような経験があります。
それは終わらない「メリット、デメリット教えてください」の質問です。
これはその受験者を問題視したいのではなく、答えられない採用担当に問題があるのです。

例えば、メリット。これは3つくらいならどこのステーションでも病院でも出てくるのです。
ただし逆に言えば、どこの訪問看護ステーションでも病院でも出てくる為に“差別化”は全くできていない状態です。
つまりメリットを伝えるにしても、本当に練りに練られた3つと表面上出てきた3つでは大きく話は異なります。
それを考えると、当たり前に自分のステーションや病院のメリットは10以上はスラスラ採用担当であれば出てこなければいけません。
さらに言えば、その10が、他社との差別化ができている状態で伝える必要があります。
例えばですが、「有休消化率は、結構高いんですよ」とメリットを言われても「結構高い」でどれくらいですか?
90%以上で高いと思う人もいますよね。社内の人間からしてみたら、こんなに忙しいのに50%も消化できた!!だから結構高いんだ!!って思う方もいると思います。
言葉の感じ方は人それぞれになるので、できる限り具体的な数字を伝えましょう。あやふやでは比較もできませんよね?
例え90%以上取得できたとしても、他の訪問看護ステーションが100%だったら、これは全然メリットではありません。
従いまして、ちゃんと伝えると考えるのであれば、「有給取得率は90%以上です。近隣の訪問看護ステーションでは平均的に70%くらいと聞いているので、これは高い数字ですよ」と伝えることが正しく伝えている状況といえます。

デメリットに関しても同じことが言えます。
自分たちがデメリットと思っていることでも、相手によってはデメリットではないケースもあります。
また、周りと比較していけば実は全くデメリットではないことや、伝え方が圧倒的に悪いときがあります。
例えば、新規オープンの訪問看護で仕組みが整っていないとき、「まだできたばかりだから何にも仕組みができていないんだよね」そう言われて面接を受けた方は、どのように思うでしょうか?確かに事実はそうかもしれませんが、これでは自ら首を絞める展開になります。もしも伝えるとしたら、「新規オープンなので、これからみんなで仕組みを作っていきます。自分たちで仕組みを作る経験なんてなかなかできないので、大変ですけど一体感もってできますよ」等で伝えることが望ましいですね。デメリットの中にも半面何かポジティブな要素はないのかを考え、答えを出す必要があります。
さあ、今一度ご自身の訪問看護ステーションや病院のメリット、デメリットが正しくスラスラと言語化できますか?また自分自身が面接時にネガティブなことばかり言っていませんか?第三者にちゃんと見てもらうことや、誰もいないのであれば、録音したりして聞き直してみると自分の話し方の癖や弱い部分が見えてきます。それでも解からなかったら、是非私に相談してみてくださいね。

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