4月は中途看護師も新しい環境で働く方は多いと思います。
これは一般企業も同様になりますが、4月というのは期の始め。
1年で一番多くの方が入職されており、病院もステーションも一般企業も研修をしたりと大忙しのことでしょう!!
そしてよく言われることですが、中途入社の看護師はよく辞めるのでは!?
これは都市伝説的に言われていますが、実際に私も病院で採用コンサルティングをしていると事実、新卒看護師に比べて中途看護師の離職率は高いです。
ではなぜ辞めてしまうのか?
これは双方ともに課題があることは間違いありません。
なので辞めてしまった中途入社の看護師だけが悪いということはありません。
というのも、ある一定の採用数を必要とすると、自ずと人事や採用に特化した部署があり、その部署は採用することに情熱を向けてくれています。
その情熱と、入職後の雰囲気のギャップこれが一番の退職の理由だと感じています。
極端な例を挙げてしまえば
「入職したんだから中途入社は即戦力だ!!だから研修なんかやらなくても大丈夫!!大人だしその辺は理解してくれるよね。」
というような、入職後のフォローがなかったり、極端に少ないケースがあります。
採用面接の時はあんなに情熱的に話してくれていたのに入職してみたら、いきなり環境が違う……なんでだろ?
私は採用の方の情熱に魅かれて入職したのに
「面接で言っていたことと全然違うじゃんー!!」
という感情が積もり積もって退職、そして転職というのが大きな流れになっています。
まずここから考えていきましょう。
4月だけに関わらず、5月入社でも、8月入社でも11月入社でもどの時期でも同じです。
改めて入職者に対しての研修プログラムやメンター制度など
働くことに関する、技術的フォローや、心理的フォローをしていますか??
ここから考えていきましょう!!
会社が変われば文化が大きく変わります。
今までの当たり前が通用しません。それは言葉1つとっても同じことです。
前職では当たり前に使っていた社内用語も通じないときもあれば
全くことなるネガティブな言葉としてとらえられるケースも出てきてしまいます。
つまりここでも同様に全体研修もすることも大切ですが
one on one、つまり1対1の面談をして
不安要素や前職での働き方、転職の理由、求める事などを時間を取って伝えていく作業が絶対に必要になります。
不安な事や心配な事はいつでも相談できる環境を作ってあげることが大切です。
しつこい様ですが、ポイントは下記5点になります。
①採用面接と入職時の温度感がずれているから退職する可能性があることを認識している
②採用面接でどのような事を伝えているか正確に認識している
③どのような経緯で入職になったのか正確に認識している
④one on oneの時間を必ず作り、何が不安で心配かを理解している
⑤前職と現職の言葉や理念のずれを正確に認識している
まずはここから認識して対応していきましょう!!
採用や離職でお困りのことがあれば、こちらも同様にご相談ください。