転職するからには年収アップしたい!

「残業」と「給与」の関係

同じ働き方をするのであれば、年収というか、日々、月々の給料は上げたい!!
それは看護師だけではなく、一般企業でも業界関わらず同じことを考えると思います。

そりゃもちろん、私も同じことは思ったことがあります。

なので看護師の転職に関わらずですが、ポイントはまず年収ベースで考えること。
これは転職活動では大事になってきます。

そしてタイトルにも上げましたが、厄介なのが「残業」の考え方になります。
最近は見込み残業などで最初から残業代が組み込まれているケースもありますが
例えば「年収700万の看護師」となった場合、
まず残業代がどれくらい組み込まれているかを確認する必要があります!!

つまりもっともっと年収を上げたい!!となったときに
考え方として2つの考え方を持たなければいけません。
ここの理解をなく転職活動をすると、想定していなかったケースにあたり
結果として再転職をしてしまうケースがあります。
では、2つの考え方とはなんなのでしょうか?

1:残業代込の「年収700万」これを超えたいのか?年収だけで考える
2:残業代をひいた年収で考える。時給計算でも年収を考える。

まずケース1の「年収ベースで700万」を超える転職のメリットデメリットを考えてみましょう。
メリットとしては、もちろん年収ベースで700万を超えることができれば、年収800万、年収900万と、年収としての実額は当たり前ですがあがります。生活水準も変わってくると思います。そして税金周りも結構とられるんだな……と感じることも増えるでしょう。

そしてデメリットになりますが、基本給が大きく変わらないのであれば、この現状の700万以上の給与に関しては、残業代で増えているケースが多いです。
つまり至極当たり前の話になってしまうのですが、自分自身が働いた時間が増えた為に
年収としては増えたということになります。
もう少し付け加えると、効率の良く生産性が上がったのではなく、
単純に労働時間が増えただけの可能性があるという事です。

そして転職先という観点で考えると単純に「700万」を超える求人というのは
医療業界では中々出てこないというのが正直な所でしょう。
月の残業時間が多い為に年収が上がるというのは、企業としては見せたくない姿です。
そして通常の年収の考え方というのは、見込み残業を除き「年収」や「月収」として
表現することが多くなります。

従って年収としては「600万」でも結果として残業が増えて「700万」になるときもあれば「800万」になる(なってしまう)ケースも出てきます。
この年収アップは企業としては望んでいない形ですし、看護師としても
望んでいないケースの方が多いと感じます。
なぜなら単純にむちゃくちゃ忙しくなっただけなので……。
おそらく面接をしていて「残業が多いから、想定年収よりも100万くらい上がると思いますよー!!」とポップに言われてしまうと
「どれだけ残業が多いねん!!」と思ってしまいますし
その「残業があるから年収が増えるかも」はおそろしく不確定要素なため
実際に入職をしたら良い意味で働き方改革が行われていて残業がなくなり
「予測していただ残業代が出ない」なんてことも容易に想定することができます。

なので残業を組み込みながら転職活動をすることは、個人的にはお勧めはしません。
年収が500万でも700万でも、まずは残業代を引いた年収はいくらなのか?
ここを知ることから転職活動をすることをお勧めします。

残業代を含めながら探してしまうと、看護師の求人数も減ってしまいますし、そこで得た年収というのはあくまで短期的なもので
看護師としてキャリアップをして給料が増えたわけではありません。

看護師のお仕事探しを、病院でも訪問看護ステーションでも施設でもしていくと、様々な条件があり、様々な各企業の理念を知ることができます。

面接は沢山見すぎてしまうとこれまたよくわからなくなってしまいますが
1つだけ見て決めるのもまた、せっかくの転職活動なのにもったいないなとも。
是非、焦らず、時間の許す限り熟考して、複数面接をすることをお勧めします!!

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