【最強の環境力】部下のモチベーションが上がらない!!それなら環境を変えてあげましょう!!

悩みが尽きない管理職・・・部下のモチベーションの上げ方は?

看護師/理学療法士のモチベーション。。。うーん、この言葉は本当に奥が深いですよね……。十年以上前は、この言葉自体そこまで注目されていなかったと思いますが、最近はこのモチベーションコントロールは組織運営上で非常に大切だと言われていますよね。これは一般職でもよく言われるようになってきています。

例えば上司(年配の人)からみたら、「最近の若者はよくわからん。すぐにモチベが下がったとか言うし。。そんなん気にせず働いてほしい・・・」になりますし、部下(若い人)からみたら「上司の言っていることがよくわからん。モチベ下げてくるなwwwもっと私たちのモチベをあげてくださいよ。」とお互いに、モチベーションに対して大きな認識の齟齬があるのですよね。

そして例えば看護部長や主任などの上司が「モチベーション高く働け!!モチベーションは自分でコントロールすんだ!!」といったところで、若い看護師/訪問看護師様も自発的に「うおーモチベーションフル回転!!発揮させるぜ!!」とは当たり前にならないですよwww

モチベーションを「ググっ」と上げるマネジメントの「共感力」~看護師の為のハッピー心理学~

看護師/理学療法士が自分自身ででモチベーションをコントロールできるのであれば、初めから苦労はしませんよね。管理職者しかできない、とても大切な事は何かといえば、モチベーションは「モチベーションがあがる環境」でしか上がらないことを理解して、その環境を用意してあげることが大切になります。シンプルにモチベーションとは1人であげたり下げたりすることは難しいということを大前提として覚えておくようにしましょう。

少し例をあげてみましょう。訪問看護ステーションでこんなコミュニケーションをとっている管理職様はいませんか?良かれと思って管理職者が部下の看護師/理学療法士に対して、モチベーションを上げるために、「管理職になって、お給料沢山もらって、いい車乗ろうぜ!どんどん利用者様増やしてステーションを大きくしていこう!」と言ったところで、若い人は「イヤイヤ、車に興味ないし」と逆にズーンとモチベーションを下げる結果になります。そもそも小規模の訪問看護ステーションで働きたかったから大きくなると今更言われても困るし…なんて感情だって生まれてしまうのです。

これはもちろん男女でも齟齬は出てきます。なので新人看護師に向けて、男性の年配の方が「お給料沢山もらって、いい車ほしいでしょ?そういうモチベーションで頑張ろうよ!!」といったところで、そもそも、男女の感覚の違い、年齢による感覚の違いが顕著なので、興味を持つことができないので相手の心に刺さるわけないのです。

大切な事は何か……まず1つ。「モチベーションは強制されるものではない」ということは前提条件と管理職は必ず覚えておく必要があります。

そもそも年齢によって、感覚も当たり前に異なるのですから、感覚が違う若い看護師/理学療法士に向けて、自分であれば言われればモチベをあげるような事を何度も何度も言ったところで、相手の看護師/理学療法士は感性が異なるためにモチベーションを上げる効果はないのです。

では、どうすればモチベーションが上がるのか?それはやはり管理職者が「看護師に向けて環境を用意する」ということが大切になります。これは管理職者しかできない業務になるためとても重要です。そして重要なことは意外と「お金」はモチベーションにはならない当ことです。

お給料を上げれば看護師/理学療法士のモチベーションが上がると考える管理職様は多いのですが、これは一過性です。お給料があがれば確かにその瞬間のモチベーションは上がります。一方で本質的な課題解決にはなっていないために、結果的にお給料はあがったのに、モチベーションは下がってきてしまい、管理職としてはなんとも胸の痛い結果になってしまうのです。

一緒に働いている看護師/理学療法士のモチベーションを上げる。そうかんがえると、モチベーションを上げることはとても難しく感じますが、学術的には例えば、親友が3人いるだけで生産性が120%くらい上がった!!なんて文献もあったり、1人大親友がいるだけで、満足度は8倍に上がった!!なんて文献も多数あります。

 

□モチベーションがあがる最近のトレンド

 

モチベーションが高い人と低い人をペアにしたり、横の席に座らせる。これが一番最速最短で、効果が出ると言われております。つまりモチベーションが高い看護師/理学療法士と、モチベーションが低い看護師をペアにする!!

モチベーションが高い看護師/理学療法士と一緒にいると何が起きるのか解説していきましょう。

1 比較される→圧倒的な差が出て、自分がモチベーションが低いのが周りにわかってしまう
2 自ら気づく→言われるのではなく、自分の横にいて行動の違いをまざまざと見せつけられることによって、自分の至らなさに気が付くことが出来る
3 危機感を覚える→比較されて自ら気が付くことによって危機感を覚える。この危機感というのはもしかしたら「クビ」になってしまうかも。先輩看護師と同じくらい働かないとまずいかも。

このような気持ちになって、まずは”自らも行動しなければいけない”という感情が生まれてきます。周りの環境を作ることによってしかモチベーションをあげる引き金は生まれなんという事なのです!!

結果的に自分自身の働き方も変わり、周りの見る目も変わって褒められることにより、モチベーションというものが上がってきます。褒める事、褒められるってやっぱり大事ですよね。

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ただ注意しなければいけないのは、何度も繰り返しになってしまいますが「お金」を使ったコミュニケーションをすぐに出さないことです!!あくまで仕事のモチベーションは、仕事のモチベーションが高い人とペアにすることで、自発的にモチベーションを誘発する事が大切になります

そもそもお金とモチベーションは相関性は全然ありません。不思議と管理職になると「お給料」でモチベーションを上げようとするケースが多く感じますが、お給料が高いからといってもモチベーションは残念ながらあがりません。相関があるのは単純作業をする職種だけなので、看護師/訪問看護師様の業務では全く当てはまらないのです。

そしてさらに気をつけなければいけないことは、モチベーションの高い看護師/理学療法士様さえも、圧倒的にモチベーションが低い人と一緒にいると感情を持っていかれてネガティブになってしまう可能性もあります。ネガティブな感情はポジティブな感情の7倍力があると思いわれています。

つまり1対1では負けてしまう可能性もあるために、モチベーションが高い看護師/理学療法士が多い中に入れてあげることが効果としては1番高いでしょう。看護師の求人や訪問看護ステーションの求人、病院の求人など世の中沢山あります。まずは自分自身の働いている病院や訪問看護ステーションでの、働き方を考えてみるのが良いかもしれませんね。

モチベーションで困っている看護部の組織があれば、是非ペアを変えることをまずはやってみるといいでしょう!!

そしてこれは末期の状態とも言えますが、冗談抜きで1人もモチベーションが高い看護師/理学療法士がいないのです…という環境も残念ながらあるでしょう。これは看護師/理学療法士様の問題ではなく、仕組みの問題であり、得てして意思決定をするトップに問題があることがほとんどです。

このような場合は訪問看護ステーションのモチベーションを上げることは現実的には難しくなるために、自分にぴったりあう訪問看護ステーションに転職することをお勧めします。

見渡してみれば沢山の訪問看護ステーションがあり、沢山の求人があり、依然として看護師/理学療法士不足であることは間違いありません。今の環境にお悩みがあれば、まずは気兼ねなくご相談ください。

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