評価される”時間の伝え方”を徹底解説

◆評価される時間の使い方/伝え方と、評価が下がる時間の使い方/伝え方を科学的に考えてみる

看護部長「報告通りの時間に終わりましたね!!さすがね。その時間の使い方!!」
私「あざーす!!」  ※こんな返答しないですよねw
看護部長「期待してるわよ!!」

なんとこんな素敵な展開wいきなりなんの話かと思いますよねwそうです、本日のテーマである時間の使い方と伝え方に関してです。看護部長から褒めてもらえるって本当に嬉しいー!!こんな展開、想像しただけで嬉しくて鼻血が出そうですよね。うーん、ロマンチックw

ただこれはポジティブバージョンですwネガティブバージョンもあります・・・

看護部長「あなた!!なんでそんなに時間がかかるの?いった時間に全然終わらないじゃない!!」
私「大変申し訳ございません」
看護部長「まったくもう。。。しっかりしてよね!!」

想像しただけで気絶しそうですよね。こんな日は枕を濡らしてしまうと思います。

さあ、今日のテーマは褒められる時間の使い方/伝え方になります。そうです、”時間を伝える”って作業は日々の看護師業務の中でも多いはずです。「〇〇の業務は1時間後に終わります!!」とか「こちらの業務だったらだいたい10分以内に終わると思います!!」等々、時間を使ったコミュニケーションは普段の看護業務にもあふれていますよね?

病棟勤務の看護師も、訪問看護勤務の看護師も時間を誰かに伝える事は多いと思います。特に訪問看護だったら「〇時に訪問しますね!!」と時間を決めた仕事になる為、室長や利用者にも時間を伝える事は多いですよね??

タ時間を伝える会話の例

「次の訪問まで多分20分くらいで着くと思います」
「カルテの確認ですが10分で終わると思います」
「申し送りが終わった後に対応するので5分後に改めますね」
「1件訪問が入っているので、1時間後にケアマネに連絡しておきます」

さあ、どうですか?こんな報告する事は日常の中でどれくらいありますか?実はこの”間の伝え方”が人の印象や評価を大きく左右してしまうのです。まずは看護師だけに限らず、人はどのように時間を考えるのかをお伝えしていきましょう!では今日は講義のポイントはコチラ!!

本日のポイント

1:人は時間の使い方をポジティブに考えすぎて短く伝える傾向がある
2:時間を守れない看護師は信用できない
3:信頼される看護師の時間の伝え方とは

では早速お話ししていきましょう!!

1:人は時間の使い方をポジティブに考えすぎて短く伝える傾向がある

これどういうことかと言えば、何かをするときに見積もった時間を、誰かに伝える時は人はたいてい”自分が見積もった時間”をオーバーしてしまうという事です。。。

病棟業務でも、訪問看護業務でも「こんな仕事5分で終わるぜ!!」と考えていたら10分かかってしまうことありませんか?「カルテの入力か。。。まあ15分あれば余裕ですね!!」と考えていたら地味に時間を取られて60分かかってしまった事ありませんか?まさにこれですw時間の伝え方を間違ってしまっているのです。

ダニエルカーネマン博士がこの時間の見積りに関する面白い実験をしていました。実験はとてもシンプルで「学位論文はどれくらいで出来ると思うか?最短で何日?最長で何日?この2日程を教えてください」というとてもわかりやすい質問です。

学生たちの回答はかなり幅広い答えになりましたよ。最短の平均日数は約27日でした。
最長の平均日数は約49日でした。

まずびっくりは20日以上最短と最長で予測がずれているのですよね。さあ問題です!!実際に学生たちが論文を書き終わった平均日数は何日だったでしょう??さあさあ、楽しんじゃいましょう!!考えてみましょう!!

看護師の皆さん!!最近はケアマネの方も読んでくださっていると聞いたので、ケアマネの皆さん!!

どうでしょうか?ファイナルアンサー?

正解はなんと実際に学生が論文を書き終わったのは「平均56日」でした。

最長の平均さえも超えてるやないかい!!と突っ込みを入れたくなりますよね。つまり、ポジティブに考えたら、「7日くらいで終わるんじゃないのー」。どんなにネガティブに考えても、「えーどんなに遅くったって49日あれば終わるっしょ!!」。と思っていたそのワーストシナリオさえも超えてしまうwww

最短で書き終えた自己認識とあう学生はほんの一握りで、半数以上が最長を超えてしまったという結論。

つまり人は時間に関して伝えようとすると、圧倒的に短く言ってしまう傾向があるのです。

看護師/訪問看護師の皆さんも”時間の伝え方”を間違えて失敗してしまった経験はありませんか?「いやいや、のーちー先生!!そんなの数分の違いじゃないですか!!これって大したことじゃないですよね?」そう思っている看護師/訪問看護師の皆さん!!その考え危ないです!!

つまり看護業務とは別に社会人として評価されない可能性があるのです!!上司になると明確にわかるのですが、時間の考え方が弱い人は、信用できないと思ってしまうのですよ。それが例え命に関わる業務ではなかったとしても、ちりも積もればではありませんが、小さな「嘘」の積み上げは信頼をなくします

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2:時間を守れない看護師は信用できない

1分時間が遅れるだけで、命に関わる可能性があります。10分時間が遅れてしまう看護師はなおさらです。オペ室の看護師様は1秒単位でこだわっていると聞いた事もあります。30分時間が遅れてしまえば、その看護師のスキルを疑ってしまいます。そうなのです。時間を守ることができない看護師様は信用できないのです。患者様や利用者様も直接口にすることは少ないと思いますが、時間を守れない人って信用できないのです!!

直接的に命に関わる業務ではなくとも、時間の伝え方が下手な看護師は、圧倒的に信頼を失ってしまいます。

これはとある千葉県の病院の整形外科のドクターからうかがった話です。たった1秒って思われるかもしれませんが、その1秒で状況が変わるのが、医療の怖い所だとおっしゃっておりました。

なので日頃のコミュニケーションの中でも、その人がどれくらい「時間に正確か」ここは看護師としてのスキルを判断する基準になっているのですよね。例えば看護師の皆さんも転職活動を想像してみてください。

面接の時間は13時。看護部長が面接官として待機しており、皆さんも先輩看護師として面接する事になりました。さあ13時です!!ありゃりゃ??来ないな・・・

こんな看護師採用しますか?。

・1分遅刻してきた看護師をあなたは採用したいと思いますか?
・10分遅刻してきた看護師をあなたは採用したいと思いますか?
・30分遅刻してきた看護師をあなたは採用したいと思いますか?

面接に遅刻した看護師を1分なら許しますか?30分だと許しませんか?

でもきっとこの看護師はこの転職活動は不合格になりますよね。病院の求人でも、訪問看護ステーションの求人でも遅刻する人は信用ならない!!と思うでしょう。

採用面接に遅刻した看護師に対して思う感情

・「看護部長を待たせるなんてありえない!!」
・「病院の仕事を、訪問看護の仕事をなめてるの!!」
・「1分だって人の命がかかわる仕事をしているのが看護師の仕事なのよ!!」

そう思いませんか?ゾッとしますよね。看護師が面接に遅れるなんて信じられないと思うはずです。時間にルーズな人は特に日本人の性質上嫌いますよね。日本人は電車が1分遅れただけでも怒りますから。時間と信頼の関係性が少し見えてきたと思います。いかに時間の伝え方が大切なのかじわじわと感じてきますよね??

さて。冒頭で伝えた話に戻ってみましょうか。

「次の訪問まで多分20分くらいで着くと思います」
「カルテの確認ですが10分で終わると思います」
「申し送りが終わった後に対応するので5分後に改めますね」
「1件訪問が入っているので、1時間後にケアマネに連絡しておきます」

このような状況の中で想定してみましょう。日々の業務の中でこんな看護師信用しますか?

・1分時間がずれた看護師をあなたは信用しますか?
・5分時間がずれた看護師をあなたは信用しますか?
・15分時間がずれた看護師をあなたは信用しますか?

1分なら信用しますか?15分なら信用しますか?そんな看護師信用できませんよね。特に多職種連携が必要なのが看護師業務になります。時間を守れない看護師は信用できない理由が見えてきたと思います

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3:信頼される看護師の時間の伝え方とは

ではどうすれば信頼される時間の伝え方になるのか??ずばっと先に答えを伝えるのであれば、「ドンズバ(ずれていない)時間予測を伝える事です」

えっ・・・あ・・・あ!!!あっっ!!当たり前やんけ!!!!

と思いますよねwwwそうです。当たり前なんです。ただこの当たり前の事が出来ていない事実と、この当たり前の事が凄く難しいという事を理解しておきましょう。ではどうすればこの当たり前の事を出来るようになるのか?2点ポイントをお伝えします。

看護師が時間を伝えるためのポイント

1:過去の実績から「客観的」に業務にかかった時間を想像する
2:短く見積り伝えるよりも、本当にちょっとだけ多く見積り伝える

まず1の過去の実績から「客観的」に業務にかかった時間を想像する、ここから説明していきましょう。例えば「この書類まとめておいて!!」と言われたときに、「あ、10分後くらいでやります!!」と開口一番にかつ、反射的に回答する事を避けるようにしてください。

そもそも「自分自身の現在のタスク(業務)」がどれくらいあるのか認識しない限り、本当に10分で仕事が終わるか回答する事はできません。看護師業務は刻一刻と変化します。日々のルーチン業務のなかにプラスされて、様々な業務が降り注いできます。

そのような状況の中、自分自身が今現在、対応しなければいけない業務がなく、すぐにそのタスクに取り掛かれるのであれば確かに「10分後」で終わるかもしれません。ただ日々の看護業務の中で看護師が対応する事は本当に10分後にできますか?

そして次に考えなければいけない事は「本当にその業務は過去の実績から10分で終わったか?」を客観的に考える事!!これが非常に重要になります。

日々看護師/訪問看護師様が看護業務をこなしている中で、過去に似たような経験があるのであれば、本当に10分で終わったっけな?を考えてみましょう。時間の伝えたかが正しい時間だったかな?を冷静に考えてみると、10分で終わっていないケースが多いと思います。もう少し考えられるなら、

時間の使い方を客観的に考える方法

・「看護部長だったらどれくらいで終わるかな?」
・「先輩看護師だったらどれくらいで終わるかな?」

・「新卒看護師だったらどれくらいで終わるかな?」

を客観的に考えてみるとよいでしょう。看護部長だったらこの仕事は確かにいつも7分くらいで終わらせたているな。先輩看護師でも10分はかかっているな。あれあれ??新人看護師だと20分以上はかかっていたような?

と考えると看護師経験5年の私は15分はかかるんじゃないのかな?じゃあ「何分に終わります!!」と伝えることが評価される正しい時間の伝え方なのかと考えて、他の看護師と「比較」して現実的な数字を出してみるのが良いですよ。慣れてくれば、経験がついてくれば、この時間の見積りは、瞬発的に(といっても、私も5-10秒は考えるようにしています)答えられますよ。

それでは次に2の「短く見積り伝えるよりも、本当にちょっとだけ多く見積り伝える」をお伝えしていきましょう!!

同じく中途看護師の採用面接を例に考えていきましょう。看護師が病院や訪問看護ステーションの求人を見て転職活動をしているケースです。面接の時間は13時。看護部長が面接官として待機しており、皆さんも先輩看護師として面接する事になりました。

さあ13時です!!ありゃりゃ??来ないな・・・本日の面接予定の看護師様からお電話がありました。

☆CASE1☆
「ごめんなさい。訪問看護ステーションまでの道がわからなくて5分くらい遅れてしまいます。」
そして実際にこのお仕事探しをしている看護師が面接場所である、訪問看護ステーションに到着したのは13時8分でした。

☆CASE2☆
「ごめんなさい。訪問看護ステーションまでの道がわからなくて10分くらい遅れてしまいます。」
そして実際にこのお仕事探しをしている看護師が面接場所である、訪問看護ステーションに到着したのは13時9分でした。

さあまたまた問題を出してみましょう!!どちらの方の方が印象が良いと思いますか?

どうでしょうか??

そうです、これはCASE2の方が印象が良いんですよね。CASE1に関しては、5分遅れる!!と言っておきながら「さらに3分も遅れてるなやないかい!!」とさらに怒り心頭になる可能性が多いです。

CASE2に関しては、10分遅れる!!と言っていたにも関わらず1分早く到着する事が出来ています。「あらま、急いできてくれた看護師なのね」と印象時にはなりやすいです。

実は結果だけ見れば、CASE1の看護師は13時8分に到着し、CASE2の看護師は13時9分に到着しているため
CASE2の看護師の方が、1分遅く到着しているのですよ・・・CASE1よりも遅れているにも関わらず心象がこんなに変わってしまうのです。

つまり
自分が予定した時間を上回る事は印象を下げる傾向があり
自分が予定した時間を下回る事は印象を上げる傾向があります。

ではCASE3を考えてみましょう。「ごめんなさい。面接場所の病院/訪問看護ステーションまでの道がわからなくて60分くらい遅れてしまいます。」そして実際にこのお仕事探しをしている看護師が面接場所である訪問看護ステーションに到着したのは13時30分でした。さすがに1時間の遅刻って看護師の面接ではありえないですよね・・・そうなんです。

さすがに見積りの時間が1時間ずれるとなると、それはそれで不信ですよね・・・例え見積りを下回ったとしても、それは印象を上げる事はできません。あくまで「本当にちょっとだけ多く見積り伝える」事が大切です。

このためにはまずは客観的なドンズバな時間を認識していなければいけません。

たかが時間の伝え方、されど時間の伝え方。それで評価が大きく変わります!!

これだけで信頼は大きく変わってきます。逆に言えば!!これだけで大きな信頼を勝ち得ることが出来ます!さあ看護部長に褒められる時間の伝え方をしていきましょう!!

それでも信頼を勝ち得ることが出来なかったら、もしかしたら・・・環境が悪い可能性もあるのでその時は看護師の求人を一緒に探していきましょう!!自分に合う職場、合わない職場というのはどうしても出てきてしまうので、まずは相談してください。

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