職場を乱す人間関係の悩みには……

人間関係を乱す、負のインフルエンサー

「うちの訪問看護ステーションは、もっとこうしないといけないよねー」
「上司の〇〇さんって現場の事、全然知らないよねー」
めっちゃ言いますねーと思ってしまう部下や同僚いませんか??

これはどの会社にも少なからずいると思います。
ある一定の人数、たぶん組織としては10名くらいを超えてくると1割くらいの確率で、いわゆる「負のインフルエンサー(周りに対して会社批判などを風潮し、かつ影響力が強い人)」が出てきてしまうものです。
根本的に彼らを変えることができるのかと言われると、思想が違うので難しいというのは正直あります。
では、彼らに対してどのような行動をとることが望ましいのか?

極端かもしれませんが、回答は2つに絞られます。
一つは退職を進めることです。
これはリスクももちろん含みますが、負のインフルエンサーがいることで、前向きな人たちに対しても悪影響を及ぼします。
また根本的に思想が異なるために、前向きになることは考えにくいです。
そうなると、訪問看護ステーションとしても対個人で見たときの訪問看護師としても、お互いが不幸になる結果にしかありません。
それであれば、退職を勧めることがベストな選択となります。
この際の注意点としては、会社としてはもう折れないスタンスで本気で退職して欲しいと考えている。
そして、退職してほしい理由は何なのかを明確に示す必要があります。
合わせて既存のメンバーへのフォローも必要です。
必要以上に心配をしてしまい、自分自身も退職宣告されるのではないか?という疑問が出てきますし、それが発端となって新たな負のインフルエンサーを生み出してしまう可能性もあります。

あくまで同僚含めた会社の総意であることを本人には伝え、自分自身が変わることができるのか?
それができないなら退職であると意思を持って伝える必要があります。
これは伝達側にも相当なストレスになるので、この方のケアをすることも忘れてはいけません。

もう一つに関しては、継続を前提とした徹底した対話になります。
負のインフルエンサーが感じているのは、しかるべき相手に自分の意見が言えないことに対する憤りや、言ったところで論破されてしまうので、コソコソとしか言えなくなってしまっています。
先に、会社をよくするためにはどのような事をすればいいのか?などを聞きながら、でもあなたのやっていることは会社をよくしているんだっけ?と切々と本人と対話していく必要があります。
中には弁が立つ人もいますが、重要なことはコミュニケーションを遮断しないことです。
何度も何度も話を聞きながら、意識を合わせていく必要があります。ただし根本的な思想に関しては、変わることはありません。
油断すると、またすぐ元の負のインフルエンサーに戻ってしまいます。
会社としても個人としても、常に聞く姿勢を持っているという姿を見せる必要があります。

もし「そこまでしなくちゃいけないんですか?」と思う人であれば、それはプラン1です。意思を持って退職を勧めましょう。

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