【5分じゃできない】採用成功の為の統計学/データ分析(基礎編)がっつり教えます!!まずは大前提の数字の見方を教えます
統計学は実は採用でも最強の学問でもある 何を隠そうwww別に隠してもいなかったのですが、最近は心理学者っぽく言って頂ける機会が増えてきたのですが、主席データサイエンティストというのが私の肩書でもあるのですwww データサ […]
看護師/理学療法士様が求人を探し、転職先や面接を受ける/受けないの意思決定に影響をあたるツールとして「口コミ/評判」サイトを見る方が増えてきました。ネットやスマホの普及から不特定多数の方が書き込めるために、沢山の意見をみることが出来るようになりましたね☆
しかしながら看護師/理学療法士が求人を探し、転職先や面接を受ける/受けないの意思決定をするのであれば少し冷静に考えなければいけません!!というのも、数ある口コミや評判になりますが、どれが事実でどれが嘘か?を判断するのは極めて困難だという事です。
そして中には「悪意をもって全く事実とは異なる口コミや評判」がある事も事実です。それらを間に育てしまって「ここの訪問看護ステーションは悪い所だ!!」と決めつけてしまい、面接を受けないことは、せっかくの「理想の転職先」の可能性をなくしてしまっているかもしれません。
本日のテーマはまさにココです☆彡看護師/理学療法士の皆様が求人を探す際に、転職先や面接を受ける/受けないの意思決定を口コミ/評判でどこまで信じればいいのか?を講義していきましょう☆彡
ネガティブな口コミが沢山ある、ネガティブな評判が沢山書いてある。だからここの訪問看護ステーションや病院は悪い法人なんだ!!とすぐに思わないでください(笑)まずは冷静に数字を元に考えてみることが大切です。
というのも看護師/理学療法士が1000名いる大手訪問看護ステーションや病院と、看護師/理学療法士が10名いる訪問看護ステーションや病院では、職員数となる看護師/理学療法士の母数が大きく異なる為に「良い/悪い」の考え方も異なります。
つまり看護師/理学療法士が多ければ多いほど、離職率がたとえ低くても、退職者数は多く、看護師/理学療法士が少なければ少ないほど、離職率は高くなりますが、退職者は少ないという事なのです。まずはこの事実を知らないと、口コミや評判に踊らされてしまい、転職活動が失敗してしまう可能性があります。もう少し詳しく説明していきましょう!!
CASE1 大手訪問看護ステーションや病院
・看護師/理学療法士数:1000名
・離職率:5%
・退職者数:50名
離職率が5%というのは訪問看護ステーションや病院での業界水準から考えればとても低いので、非常に満足度が高い訪問看護ステーションや病院だと考えられます。看護師様の離職率は都道府県により多少の差がありますが、厚生労働省のデータでみれば約12%前後が離職率の業界平均と考えられます。
ですのでこの5%の離職率というのは、とても良い環境を表している可能性の方が高いのです。しかし気になってしまうのは、看護師/理学療法士が1000名と数が多いので退職者数としては50名になってしまいますよね。このうちネガティブに退職された看護師/理学療法士がもしも10%いると考えれば、5名は口コミや評判を書き込んでしまう可能性があるという事です。
つまりここの訪問看護ステーションや病院は、「本来は非常に満足度が高い訪問看護ステーションや病院」のはずなのですが、ネット上の口コミや評判をみると看護師/理学療法士様にとってみては「面接する必要のない事業所」にうつってしまう可能性が高いのです( ;∀;)それでは中小規模の場合はいかがでしょうか?
CASE2 中小規模訪問看護ステーションや病院
・看護師/理学療法士数:10名
・離職率:20%
・退職者数:2名
「退職者が2名!!」だから優良訪問看護ステーションや病院ですね!!と言われれば、そうではありませんよね?離職率でみれば20%を超えてしまっているので、しっかりと退職者の理由を聞かなければいけません。
もちろん母数となる看護師/理学療法士様が少ない為に1名退職するだけでも、離職率は10%上がってしまうので、率だけを聞いて「看護師/理学療法士が辞めてしまう悪い訪問看護ステーションだ!!」と思ってしまう事も良くないですが、退職者が少ないから「看護師/理学療法士が辞めない訪問看護ステーションだ!!」と思ってしまうのも、離職率の観点からでは言えませんよね?
また離職者に関しては2名しかいない為に、ネガティブに退職する可能性を10%と同様に考えたのであれば、ここの訪問看護ステーションや病院は口コミや評判の書き込みがあるの可能性は、ほとんどないと言えます。
また人数が少ないという事は「誰が口コミや評判を書き込んだのか?」というのが正直わかりやすい環境になる為に、「他の看護師/理学療法士も書いてあるから書き込もう!!」という行動バイアスは起きにくくなりますよね?
つまりネット上で考えれば「情報がない訪問看護ステーションや病院=悪くはない訪問看護ステーションや病院」と考えてしまい、良くも悪くも求人を探して「面接の対象」となる施設になるのです。
つまり少し極端な例になってしまいますが、この2つのケースを考えるとネット上に書き込みが多い大手訪問看護ステーションや病院は「看護師/理学療法士が辞める悪い訪問看護ステーションだ!!」となってしまう事が多いのです。それを裏付けるように、ネガティブな口コミや評判を見てしまうので、決めつけてしまうというのはありますよね?
しかし数字を元に事実を冷静にみれば大手グループ訪問看護ステーションや病院が看護師/理学療法士様にとって優良企業であることもわかります。つまり事実はネットだけではなく、ここにもあるのです。ですので求人を探し、転職活動をする際にはこの3つを聞くと、そこの訪問看護ステーションや病院の状況のイメージがつきます。
1:看護師/理学療法士は全体で何名くらいいますか?
2:離職率ってどれくらいですか?
3:退職者って年間でどれくらいいるのですか?
この数字をしっかりと確認する事が、口コミや評判に左右されない為に重要な質問になりますし、この質問にしっかりと答えられないのであれば、看護師/理学療法士の皆様の第六感がきっと「むむむ、嫌な予感!!」とフラグが立つと思います☆彡
口コミや評判は情報としては決して悪い事ではありませんし、正しい事を書いてくれているケースももちろんあります☆彡しかしそれが事実かどうかを判断する事は難しい為に、気になる求人はしっかりと自分の目で見て聞いてくることがお勧めです☆彡
子供たちがケンカをしていたら、一人だけの意見を聞いて「あなたが正しい!!」とは言わないはずです。両方の話を聞いたうえで、正しい判断をして子供たちにアドバイスをしてあげると思います。口コミや評判も同じく「片一方の意見」です。是非「もう片一方の意見」も聞きながら理想の求人を探してくださいね☆彡
それでは正しい情報はどこにあるのか?と言えば、自社のホームページを見ることも大切になりますし、ネガティブな情報だけではなく、ポジティブな情報も同様に探すようにしましょう!!
そして求人内容が気に入っていたり、悪くないと思うのであればやはり実際に面接に行ってみて直接聞いてみることが一番正しい情報になりますし、看護師/理学療法士の納得度も上がると思います。
事実過去には離職率が高かったり、看護師/理学療法士様にとって「良い環境ではなかった」訪問看護ステーションや病院がある事も事実です。しかしそれらを改善して、離職率が圧倒的に改善したり看護師/理学療法士様にとって”最高の環境”を提供してくれる訪問看護ステーションや病院がある事も事実なのです。
評判や口コミがいつ書かれているのか?というのも気にしなければいけないポイントになりますし、その気になるポイントを「相手に聞かないまま」に選択肢を外してしまうのは、これは理想の求人を見逃してしまっている可能性もあります!
面接というのは履歴書の準備もありますし、実際に訪問しなければいけないし、行っても内定貰えないかもしれないし。。。と確かに面倒な部分が多いように感じてしまいますが、これらを除けばメリットしかありません。
例えば口コミや評判でこんな書き込みがあったとしましょう。「駅前がさびれていてコンビニもない。お昼を食べたり、仕事終わりにみんなで飲みに行くこともできないので不便なので辞めました。」
さて実際に看護師/理学療法士様がこの駅に降りたときにどう感じるでしょうか?「凄く静かで穏やかな街だな。お昼は確かに困るかもしれないけど、実はステーション内に出前のリストが沢山あるからお昼には一切困らなかった。」なんて感じる事も事実あります。
入職前に実際に駅に降りて、転職予定先までの街の雰囲気だったり、距離感だったりを知る事が出来るのは面接以外にはないのですよ。そして実際に面接した時に、面接官や実際に勤務している看護師/理学療法士に「〇〇のようなケースが過去にございましたか?」と聞いてみると良いでしょう。
相手の言い分を聞いてみれば「なるほど、それなら納得できるな!!」と思う事もあれば「やっぱり納得できない!!」と初めてここで判断する事が出来るようになるのです。
話を聞いて納得できなければそれこそ内定を頂いても断れば良いだけなのです。もしも口コミや評判は事実とは違った!!と感じることが出来たのであれば、そこの訪問看護ステーションや病院も選択肢の1つになるという事なのです☆彡
評判や口コミは訪問看護ステーションや病院を知る為に確かに便利かもしれませんが、使い方を間違ってしまうと選択肢をただただなくしてしまう可能性もあるので、まずは数字を元に正しい意思決定をする事、そして実際に伺ってみて話を聞いてみる事。
この2つを意識するだけでも看護師/理学療法士様の求人の選択肢も変わりますし、納得感の高い転職活動になりますよ。もちろん私たちのようなキャリアデザイナーも沢山の看護師/理学療法士様とお話しし、訪問看護ステーションや病院の担当者様ともお話ししているので、双方の観点から様々な情報をお箸する事もできますし、気になる事は私たち経由でお話しを聞く事も可能ですよ☆