現場を理解してくれない……上司への悩み

マネジメントちゃんとして!現場を知らない上司

上司「はい!!じゃあ明日から新しい施策スタートします。」
部下「部長!!大変恐縮ですが、こちらの施策は現場とフィットしていないような気がするのですか?」
上司「つべこべ言わずやってください。決定事項なので。」
部下「わかりました……(部長絶対現場のこと知らないよな……)」

どうでしょうか?少なからずこんな経験はありませんか??
先日大学院で研究をしている看護師と対談があったのですが、そこで「看護師の課題はマネジメントである!!」とおっしゃっていたので、今回このテーマを取り上げていました。

一般企業でも同様に、看護師も上司部下の関係は生まれ、そして現場があることは共通していると思います。

こうした想像しがたいトップダウンが来た場合、上司は大きく4つのパターンに分かれると思います。

1 無頓着パターン:本当に現場の事を知らなくて決めてしまった
2 長いものに巻かれるパターン:現場の事は現場上がりなので最低限知っているが立場的に言えない
3 知識/信頼ないパターン:上司本人は納得しているが、部下を納得させるための理由を言えない
4 超体育会系パターン:部下は上司の言う事を聞くものだと思い込んでいる

さあさあどうですか??思い返すとあの上司は何パターンですか??
パターンごとに対応策は変わってくるのですが(いわゆる処世術みたいになってしまいますが)そもそも、なぜこのような「現場との乖離」が起きるのかを説明していきますね。
※説明していきますが、部下が正しいとか、上司が悪いとかの話ではないので予め。

まずそもそもになりますが、部下と上司、つまり立場によって考えていることも業務内容も大きく変わってきます。見ている世界がそもそも違うと言いますか、見ている場所が違うのですよね。なので当たり前に齟齬が生まれやすいのです。

まず下記の図を見てください。こちらがいわゆる現場の目線です。つまり、ここの話で言えば部下の目線、管理職以外の目線になります。

現場は看護師1人の担当メンバーに対して、ある一定の担当患者やお客様を見ています。
従いまして、お客様の事を「深く」知ることが出来ます。
他のメンバーやもちろん管理職は担当メンバーに比べてコミュニケーション量は少なくなりますし、担当患者に関して知っている事も少なくなります。
いわゆるこれが第一の現場と上司の乖離の元になります。

「あの上司、あの部長は何であんなことも知らないんだ?」と思ってしまう点はここにあります。冷静に考えればそうですよねwww
でももっと冷静に考えれば、担当メンバー以外の同僚、同レイヤーのメンバーもきっと「あんな事」も知らない可能性は高いと思います。

さらに冷静に考えれば、別の担当メンバーの担当患者の事って「あれ?」自分も知っていたっけな??
具体的に、自分の仲がいい同僚の担当患者の事って深く知っているっけな?を考え見るとここの答えが出せると思います。

ここまで冷静に考えることができていると、それはもうすでに上司を動かす、上司に現場を理解させるという点ではかなり高いレベルに来ていますねー!!

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