退院に向けたリハビリ病院での支援

リハビリサービスの重要性

筆者は訪問看護からリハビリ病院へと転職し
約3か月が経ちますが、少しずつ仕事内容も理解し、
そこで働く看護師やリハビリスタッフの仕事内容も把握することができました。
スタッフの関わりは在宅により近いものでした。
その中でも今回はリハビリスタッフの活躍ぶりをお話ししたいと思います。

リハビリ病院には脳血管障害後の患者さんや、廃用症候群、
骨折などの患者さんが多く入院しています。
退院後は施設に入所したい患者さんもいれば、
在宅に帰ることを目標にしている患者さんもいます。
入院してくる患者さんには必ず身体的な機能が向上して、
少しでも自立した生活を送れることを目標にしている患者さんが多いです。
中でも、在宅に戻りたいという患者さんに関しては
リハビリも入院当日から初期評価をして治療方針を看護師と情報共有をして検討していきます。
(その時に注意点や介助方法を統一できるように話し合います。)
また、看護師も患者さんの目標を定めるために
家族カンファレンスなどを入院時から予定に入れて開催していきます。
(このカンファレンスは、医師・看護師・リハビリ・ソーシャルワーカー・栄養士・事務員など
患者さんに関わる全てのスタッフが参加します)

筆者が以前働いていた急性期の病院だと、
リハビリスタッフの勤務の都合で日祝日はなしという場合が多かったです。
そのため、リハビリは看護師へ長期休暇にリハビリを行うよう申し送るのですが、
看護師も人員不足でなかなかリハビリまでこなせない場合、
患者さんの拘縮が進んだりと身体機能の低下がみられることがありました。
しかし、リハビリ病院は看護師と同様に日曜、祝日関係なくリハビリスタッフが出勤しているため、
患者さんは毎日リハビリを受ける事が出来るのです。
そして、退院前に試験外泊をするのですが、
必ずリハビリスタッフも自宅へ同行して玄関や寝室、浴室キッチンと
その患者さんの生活動作を実際見て治療方針を計画します。

これまで、在宅で働くリハビリスタッフの働きかけもすごいなーと思っていましたが、
リハビリ病院で働くリハビリスタッフの働く姿にも感銘を受けました。
在宅での様子をイメージしリハビリ訓練を計画・実行し、
さらに在宅での実際の様子を見ながら計画していく……在宅への架け橋となる存在だと思います。
リハビリは患者さんにとっても希望だと感じています。
できないことが、少しづつできるようになる、看護師もまたその希望をサポートできるような存在でありたいと思いました。

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