心理学が解決!!看護師の最高のチームの作り方~社会的感受性が高い看護師は誰だ?~

~看護師、訪問看護師の仕事内容とキャリアアップ~

看護師もチームプレーって大切ですよね?

一般企業で働くことももちろんそうですが、人の命を扱う看護師に関してはなおさらチーム力が大切になりますよね。そのチームビルディング、つまり組織設計にキーマンとなる人物が実はいるのです!!管理職ではなくチームに一人いると、不思議とチームワークが最高にあがっちゃう特殊能力をもっているキーマンがいるのですよ。

たまに病棟看護師でも訪問看護はチームって関係ありますか?という質問も頂きますが、訪問看護こそ多職種連携が地域包括ケアシステムにとって、とってもとっても大切になるので、やっぱりチーム力は大切になるのですよね。

ではどうすれ最高のチームになるのか?これを今日は組織論や心理学の観点から、最高のチームの作り方をお伝えしていきます!!

是非ぜひ看護部長や主任の方で組織設計を悩まれている方がいたら、参考にしてくださいね。

今回の講義の内容に近いEI/EQ(感情知性)に関しても講義しているので合わせてコチラも読んでみてください!!

【10分でできる】看護師様が感情(感情知性)を自在に操って(EI/EQ)ブラック環境を乗り切方法教えます! ~教えてのーちー先生、看護師様の為のブラック環境改善心理学~

本日のポイントは3点になります!!

 

では早速説明していきましょう!!

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1:人の気持ちがわかる人をチームに入れよう

心理学では「社会的感受性」という表現をするのですが、こ社会的感受性が高い看護師様を1名チームに入れておくとチームのパフォーマンスは最大化されます。

この社会的感受性というのは偏差値やIQではないのです!!他人の心理が把握できる人の事を社会的感受性といいます。「むむむ??そんな人いるのか??」と思ってしまうかもしれませんが、実は皆さんの側にいるのですよ。

そしてこの社会的感受性の高い看護師をリーダーやリーダーに近いポジションに置いておくことが一番看護チームのパフォーマンスを最大化させることが可能となります。これは病院でも、訪問看護ステーションでも変わらないです。

2010年のカーネギーメロン大学で「チームと社会的感受性」というテーマの実験が行われました。
約700名を2名~5名のチームにわけて「頭を使う作業」をしてもらったときに、どのチームが一番成績が良くなったのかを調べる実験になります。

ずばっと答えをお伝えするとチームに「社会的感受性」がある方が入っているチームが成績が良かったんですよね。特にこの社会的感受性が高い人が、リーダーやリーダーに近い役割を持つとより成果が高かったという結果になっていたようです。

これって絶対に看護師様の働き方にも活かせますよね?病院内でのチームでも、訪問看護ステーションでのチームでも有効的にチーム設計が出来ると思います!!

この実験の面白い所は偏差値やIQ、つまり世の中的に「頭がいい」って言われている人がチームに入っても組織としての成果は変わらなかったんですよね。どれだけ他人に対して興味が持てるかがポイントになるようです。

それでは社会的感受性が高い看護師ってどんな看護師なんだろう?そんな疑問にお答えするチェックリストを作りました!!お時間作って看護師の皆さんで楽しみながら心理テストしてみてください。

では下記の☑項目で簡単なテストをしてみましょうか。

社会的感受性の高さをはかるチェックリスト

□朝一番で出会った看護師が元気がないとなんとなくわかる
□相談を受けていると自分の事のように感じることができる
□発言の内容がポジティブである
□映画やドラマなどをみたら主人公になった気持ちになる
□悩んでいる同僚や部下の看護師を見かけたら必ず声をかけている
□悲しみや喜び、ちょっとしたしぐさで人の気持ちがわかる
□人が行動したくなるような、動機付けになるやるきのでる発言が多い

さて7項目ありましたが、看護師/訪問看護師の皆さんどれくらいチェックがありましたか?5項目以上チェックがあるのであれば、社会的感受性が高い方と言えると思います。是非このような方がいたら、リーダーに置いてみたり、各チームに一人配属してみると「あら不思議!!」自然とチームの雰囲気が良くなったりパフォーマンスがグイグイあがりますよ。

「なんと!!それならば全員を社会的感受性が高いチームを作ったら最強じゃないですか!!」

と思った看護師/訪問看護師のみなさん!!「ちょ、待てよ(キムタク風w)」

注意しなければいけないのは、全員社会的感受性が高い看護師を揃えてチームを作ればいいかと言えばそれは大きな間違いなのです。

この社会的感受性が高い人たちはこっそりデメリットもあることを教えておきます。

1:傷つきやすい
人の気持ちを誰よりも理解し、前向きにしようと働きかける為
自分自身はとても傷つきやすい性質があります。

2:相手に合わせてしまう
チームのベストパフォーマンスを考えるがゆえに、自分自身の意見を曲げて
争いをさけて相手に合わせてしまう傾向があります。

3:甘えるのが下手
人の気持ちがわかるので、自分が甘えてしまう事で迷惑をかけてしまうと思い
自分自身が結果として傷ついたり、理解してくれないと思いがちです。

チームの良さというのは、お互いを最大限補填しあう事でより強くなるので同じタイプの看護師だけ、ここでは社会的感受性が高い人だけを配置してしまうと居心地は良いかもしれませんが、新しい何かを生むことが難しく実は視座が下がってしまう事が多いのですよね。

逆にこのリーダータイプをサポートしてくれるメンバーもまたチームとしては大切なメンバーになります。

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2:多様性を認めよう

ダイバシティとか多様性って言われるこの言葉。最近で言えばラグビー日本代表はまさに多様性を絵にかいたような理想の組織と言えます!!実はこれが看護師のチーム設計、チーム医療の中では大切になってきます。

これも先に記載した大学での実験になるのですが面白い研究結果があります!!

男性のみのチーム、女性のみのチーム、男女混合チームの3チームで
競わせた場合どのチームが一番成果が出たか?

看護師/訪問看護師の皆様ちょっと想像してみてください!!そうなんです、男女混合チームが一番成果が出たのですよ。究極ですが、性別だけではなく、国籍も、年齢も実はバラバラになっている方が、様々な意見が出やすく、解決方法も提示しやすくなっているのですよ。

よく男性看護師が一人いるほうが雰囲気が良くなるなんて話を伺いますが、まさにこれも多様性なのです!!

つまりチーム編成で大切なのは多様性になります。

例えば新しく会社を立ち上げたり、新しくチームを作ったり、新しい看護師チームを作るときは自分自身がやりやすいメンバーを選ぶ傾向があります。もっと言えば、自分自身と性格や業務のやり方が近しい人を選ぶ傾向があります。

さらに言えば面倒くさい人を除外するので自分自身が「何かを言いやすい人」で構成するケースが多いのですよね。

看護師が解決する医療の問題には正解がわかりにくいケースが沢山あります。これは社会ではすべての職種とわず正解が見えないのですよね。学校のテストと違って、社会の問題は正解がないのですよね。

なので同じ側面から課題を解決したいと思っても、全員が同じような意見になってしまうと、解決できる可能性は著しく低くなってしまいますよね。

なので看護師の皆さんがチームを作り、そして何か問題や課題があった時、
女性の看護師ならどう考えるか?男性の看護師ならどう考えるか?
急性期出身の看護師ならどう考えるか?
慢性期出身の看護師ならどう考えるか?
訪問看護出身の看護師ならどう考えるか?
30代の看護師はどう考えるか?
50代の看護師はどう考えるか?
外国籍の看護師から見たらどう考えるか?
等々

様々なく角度から、様々な知見を入れて議論するとより解決方法が具体的に色々な方法論で見えてきますその時に社会的感受性が高い人が一人いると、よりその議論を上手にまとめることができたり議論でケンカ・・・なんて悲しい話になりにくくなりますよ。

そういった意味でもチームの多様性というのは重要になりますよね。すこし飛び地になってしまうかもしれませんが、看護師様の採用や、看護師様の病院の転職や訪問看護ステーションの求人を探すときにもここはひとつポイントに上げてもいいですね。

というのも実際に看護師が求人を見つけて、病院や訪問看護ステーションで面接をしたときにあまりにも同世代ばかりで、採用自体も同世代を求めていると、多様性を受け入れていない看護師チームの可能性もあるので危険かもしれないですよ。

得てして若い方が多いというのは、採用に成功していると思われがちですが、逆に言えば同じ目線の人たちだけが集まってしまい現存する看護師だけでは課題解決が出来ない可能性もあります

またランニングコストで考えていくと、若い労働力というのは、経験加算がない為に看護師を
比較的安く採用できる可能性があるため、病院でも訪問看護ステーションでも多様性を認めたバランスの良い看護師配置になっているかは看護師の求人があれば意識しておくと良いと思います!!

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3:外交的な人だけではなく、内向的な人も入れていこう

引き続き多様性にからんだ話になるのですが、看護師のチームを作っていくときだけではなく、新しくチームを作っていくときに陥りがちな盲点・・・・そんとそれは・・・

外交的な人だけでチームを作ってはいけないという事です!!

な、な、なんと。。。
超意外・・・

正直私はそう思ってしまいました。

というもの、仕事をするうえで、特に社外の方と多く話す機会が多いのであれば、外交的な人がいた方が、コミュニケーションも上手くいくと思っていました。特に急性期の7:1の配置基準の病院の看護師に関して言えば、平均在院日数の関係もあるので、出会う人は入れ替わり立ち代わり。。。看護師にとってみたら目まぐるしく人が入れ替わりますよね?

それにも関わらず!!なんと外交的な人だけとはダメとは・・・これは私の視点もまだまだ多様性を考えることが出来ていなかったって事ですね。

というのも2012年にカリフォルニア大学で行われた研究によれば「外交的な人は意外とチームの能力に貢献しない」という恐ろしい研究結果が出ています。

この研究では、まずチームを作り、そしてそのメンバーが外交的か内向的かを測りビジネスの現場でプレゼンテーションをさせるというものでした。

その結果、内向的な人材がいないとチーム全体のパフォーマンスが上がらないという結果がでました。

では外交的な人たちばかりのチームはどのような事が起きてしまったのでしょうか?

外交的な人が陥る失敗

・何とかなると精神論でカバーする
・喋れば伝わると思ってしまっている
・しっかりとした準備をしない
・フェアな目線で物事を判断できない

等が起きてしまったようです。うーん。。。なんとも悩ましい。というか非常によくわかるし耳が痛いですね・・・・

確かにプレゼンテーションが上手くいったときってその資料も綿密に見たり、調べてくれたり決して外交的ではない先生が私もいてサポートしてくれたと思い出しました。

看護師の皆様もきっと同じだと思います。業務というのは社外的な業務、社内的な業務がありそして外交的な人がいて、内向的な人がいて。それこそがまさに多様性になるのです。なので外交的な人というのは言わるオフェンスタイプですよね。内向的な人というのはいわゆるディフェンスタイプですよね。

攻撃だけでも守備だけでも、スポーツはできません。
看護師と言えどもまさにチームという点では同じなんですよね。

まさにラグビー日本代表の圧倒的パフォーマンスもこの多様性の考え方が強く生きていると思います。

このコラムを読んだ看護師様でそしてタイミングよく組織設計に困っていた!!
なんてケースがありましたら是非試してみてください!!そして是非感想を送ってくださいね!!

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