【5分じゃできない】採用担当の為の統計学(実践編)講座。データ分析で課題発見
課題を見つけてこそのデータ分析なんです 前回データ分析の基礎編という事で、数字の見方や簡単な数字の出し方をお伝えしていきました。難しかったですか?簡単でしたか?前回のコラムのリンクを張っておくのでコチラで復習してみてくだ […]
日々看護業務をする中でも、ついつい涙を流してしまう事はありませんか?「楽しい事だけなら良いな!!」と思いながらも、悲しみがあるからこそ、喜びを感じることが出来ますし「涙活(るいかつ)」なんて言葉もある通りで、涙を流したりすることは自分自身の心の禊になる時もあるので、一概に「悲しむ事/涙を流す事」が悪い!!という訳ではないのです。
だからもしも看護師/訪問看護師様が涙をしてしまう時があったとしても、止まない雨はないので、いつか笑顔になれるように、過去の思い出を素敵な思い出に変えれるように、今を充実させることが大切ですよね。
でも「悲しみや涙する事」が適切ではない瞬間というのがあるのですよ。「今は悲しんじゃダメ!!落ち着いて!!」というタイミングです。どんなタイミングだと思いますか?
そうなんです。看護師様が何かを「意思決定」するときは悲しみはご法度なのです。ズバッと答えを伝えてしまうと、悲しみが強い時は正しい意思決定が出来ないのです。
悲しみのような「気分」は、自分自身の意思決定に大きな影響を与えてしまい、そしてその結果は後悔する事の方が、過去の研究結果では多い事が実証されています。
なので本日のポイントは「悲しみ」と「選択の後悔」の関係性を心理学や行動学から科学していき、日々の看護業務活かしてもらいたい!!というのが本日の講義の内容になります。それでは本日のポイントです。
1:「悲しみ」が影響してしまう選択の後悔を科学してみる
2:後悔しない選択の為に、どのような感情になっていることが良いのか科学する
それでは講義のスタートです。
もしも今現状の看護業務が悲しみに暮れているのであれば、迷わず看護JOBSに登録してください。なぜなら看護師の皆様を笑顔に出来るからです。
「セックス・アンド・ザ・シティ」という海外ドラマを看護師の皆様は見たことがありますか?この中でとても印象的な「感情」と「選択の後悔」のセリフがあるのです。
ニューヨークの街を「最近憂鬱なの・・・」と話しながら、サマンサが足を引きずって「痛い」と叫びながら歩くシーンがあります。
キャリー「ねえねえ、そんなに痛いのなら買い物なんかしなくてもいいんじゃないの?」
サマンサ「私、つま先はくじいたけど、気持ちはくじけてないわよ!!」
買い物をするという行為はストレス解消にもなりますよね?もちろん私自身も過去には買い物でストレス解消をしたときがあります。看護師の皆様はこんな経験ありますか??
社会科学者のジェニファー・ラーナーらは最近の研究で「悲しみ」のような負の感情が、物を買ったり売ったりする行動にどのような影響を与えるのか研究し、そしてこの現象に対して興味深い同作を加えました。
まず初期仮説として「悲しい経験」をすると、その気分を切り替えようとして環境を変えたくなるだろう!!と考えました。そして普段の気分での買い物ではなく「悲しい経験」があった時はきっとこんな感じで人は行動するのでは??と仮説を立てたのです。どんな感じかと言えば?
1:悲しい気分だと、普段と比べて、自分か買い手の時はより高い金額でも買ってしまう
2:悲しい気分だと、普段と比べて、自分が売り手の時は、より安く手放してしまう
おおおお。。。。これってもしも実証されてしまったらいい事なしですよね。。。看護師の皆様もそう思いませんか?だっていつもよりも、高い金額で買ってしまい、そしていつもよりも安く手放しても良いと思ってしまうなんてもはや「普通の考え」ではないですよね?
まさにこれを実証するために実験が行われました。とあるグループを2つに分けて感情をグループに植え付けた後に、とある買い物をしてもらいます。
1:悲しみ溢れる映画をみせて、対象者をズーンと悲しい気持ちにさせるグループ
2:全く無意味な映像をみせて、悲しみも喜びも感じない冷静なグループ
この2つのグループに対して同じ質問をしてみます。蛍光ペンを1セット渡してグループの半分には「いくらで売りますか?」、残りの半分には「いくらで買いますか?」と質問してみます。つまり4つのセグメントになるわけですね。
1:悲しい感情で買うグループ
2:悲しい感情で売るグループ
3:悲しくも楽しくもない冷静な感情で買うグループ
4:悲しくも楽しくもない冷静な感情で売るグループ
看護師の皆様!!恒例のシンキングタイムです!!さあどちらのグループが一番高く買い、どちらのグループが一番安く売ってしまうでしょう??
結果は明らかに想定通りになりましたwww
悲しい感情で「蛍光ペン1セット」を買おうとしたグループは、感情が冷静なグループよりも約30%も高い値段で買ってよいと答えたのです。
そして悲しい感情で「蛍光ペン1セット」を売ろうとしたグループは、感情が冷静なグループに比べて約33%も安い金額で売っても良いと答えてしまったのです。
むむむ。まさに普通の状態ではないですよね。これって冷静ではなくいわゆる自暴自棄の状態です。つまり悲しみという感情がどれだけ負の影響を与えるかというのが明確になったわけです。
これって怖いですよね??そうなんです、この感情に付け込むこともブラック心理学としては出来てしまうという事なんです。
例えばですが滅茶苦茶理不尽に怒る看護部長がいて、たまーに優しい時に「この人は本当はいい人なんじゃないか?」と思ってしまう事ありませんか?絶対にこんな事あってはいけないのですが、ずっとお給料が未払の病院や訪問看護ステーションに勤務していて、未払分が払われたとき「実はちゃんとしている病院/訪問看護ステーションでは?」と考えてしまったり。
ダメです!!これダメです!!そうなのです、これ「悲しみ」という感情を利用して完全に騙されているパターンなのですwww
そうです冷静にならなければいけません。いかに冷静にいる事、自分自身の感情をコントロールする事が大切かわかりますよね?
これは過去のコラムでも講義しているので、是非あわせて読んでみてください。
それでは日々どのような感情になっていることが、正しい判断や後悔しない選択になるのかを科学していきましょう!!
もしも今、悲しみに暮れていて正しい意思決定が出来ないなら迷わず訪問看護JOBSに相談してください。30分後に看護師の皆様を笑顔に出来ますよ。
悲しみがどれだけ意思決定を鈍らせ後悔する選択をさせてしまうかを分かったと思います。それではどのような感情でいることが良いのでしょうか?
そりゃ一言で言えば「冷静」でいる事です。まさに本日の講義のタイトル通りに「看護師たるや冷静であるべき!!」なんですよ。特に自分の気持ちがどうであろうと、非常に重要な意思決定を必要とするときは「自分を落ち着かせる時間」を取ることが大切になります。
時に命に関わる業務をしている看護師様においては選択のミスが命に直結するケースもあるので、特に重要だと思います。ストレス解消にも近い話ですね。この辺は過去にコラムでも講義しているので読んでみてください。
これはもちろん逆も同様なんです。
つまり自分自身が悲しい時というのは正しい決断が出せないように、他人を説得するときも相手が悲しんでいるのであれば正しい決断を出すことが出来ないという事です。
患者様や利用者様、その家族と話す機会も多い看護師様であれば悲しみに暮れている人と話、何かの意思決定をしてもらわなければいけないケースも多々あると思います。
しかしながらもしもその人たちが悲しんでいるのであれば「正しい答えを出すことは出来ない」というのが答えになります。なので答えを求めるのではなく、まずは感情を落ち着かせることが何よりも重要な事となります。
実際に逆で考えてみても、冷静ではない看護師や医療者の人の話を聞かなければいけない患者だった、心配で心配でしょうがないですよね。。。「看護師さん、ちょっと落ち着いてください!!」なんて患者様に言われてしまったら、まさに冷静ではない証拠ですし、その時は正しい判断ができないと考えた方が良いでしょう。
自分自身は「今は冷静だ!!」と思っていても、周りの看護師様から「落ち着いて!!」って言われるときは、「客観的にみて冷静な状態」ではないのですよね。その時は周りの人に耳を傾けて、ちょいと時間をおいて一呼吸。冷静になれる時間を持つようにしましょう。
看護部での打ち合わせや、家族との伝達なので感情的になってしまう事もあると思いますが、実は少し時間をとってから意思決定する方が学術的には正しい選択になる可能性が高いのです。休日の使い方というのもとても大切になってくるので、過去に書いた講義も是非参考にしてください。
【B’zとat your home/stay home】休日を計画的に使って仕事のモチベーションを5倍持続させる方法教えます!! ~看護師転職/求人の為のハッピー心理学講座~
心を整えるとはどれだけ大切かというのを理解したら、日々の看護業務のなかでも冷静になる時間をもつ必要性がわかりますよね??
是非後悔しない選択の為に「悲しみにバイバイ」できるように日々整理時間を作るようにしてくださいね。
もしも今、悲しみに暮れていて正しい意思決定が出来ないなら迷わず訪問看護JOBSに相談してください。30分後に看護師の皆様を笑顔に出来ますよ。