看護部長を言い負かす!!最強の上司に要望を通す方法!!交渉術編

心理戦で勝つ!!最強の交渉術はこれだ!!

看護部長を言い負かす!!最強の交渉術教えます。

なんと刺激的なタイトルでしょう!!そんなことができるのであれば・・・「ふっふっふ・・・」と夢見てよだれがでそうですよねw看護師/介護士様も交渉術を知っていれば、自分の要望を通したいときに、看護部長や患者様から「YES」をもらえる可能性は高くなりますよ。

営業職だけではなく、もちろん犯人逮捕のネゴシエーターだけでもなく、看護師/介護士も心理戦に勝つ要望を通すための交渉術を知っていれば、日頃のコミュニケーションが圧倒的に楽になります。思い通りにいかないぞ!!と枕をパンチしなくて済みますから、日々の看護業務も楽しくなっちゃう副次的効果も!?

医師や自分よりも立場が上の人。そうですね。看護部長や室長などもそうです。もしかしたら患者様や訪問看護の利用者様からのクレームを収めるというのも、少し近しい話かもしれませんね。

物事を円滑に、そしてスピード感を持って進めようとするときには、交渉術や交渉力が確実に必要になってきます
相手から「YES」をもらう、つまり自分の思ったような回答をもらうことができれば、日々のストレスも軽減されますよね?つまり実は看護師/介護士様を笑顔にすることが出来るのが、この交渉術や交渉力だったりするのです。

物凄い小さなたとえ話で言えば、「必要だと思っていた備品購入とかいつも承認が下りない!!」こんなケースも交渉術で上手くいくかもしれませんよ。では、要望を思い通りに通すための交渉とは一体どうすればいいのか??研究事例なども共有しながら、今日もたっぷり講義していきましょう!!では本日のポイントです!!

本日のポイント

1:やっぱり感情的になったら負けなんです

2:言い負かすにはリラックスした状態で交渉してみましょう!!

交渉力ではなんとかならない環境だから転職したいと思ったら、転職のプロに相談してみましょう!!

やっぱり「感情的」になったら負けなんです!!

うおー!!こっちは情熱的なんだ!!スペインの闘牛士もびっくりするくらい情熱的なんだ!と感情を前面にだしてはいけませんwこっちが怒ってしまって冷静さを失ってしまえば、確実にこちらの負け。つまりこの交渉は上手くいくことはありません。まずなぜ怒ってはいけないのか?そりゃ当たり前だ!!と思いつつも、「なんでだろう??」という疑問もあると思うので、まずはここから説明していきましょう!!

「交渉」と「怒り」がどのような交渉結果になるのか?つまり「自分の要望を通すことが出来たのか?」の実験をした海外大学の論文があるのですが、まずグループを3グループに分けて、物を売る営業をしてもらったそうです。グループの内訳は下記の通り

心理学実験:営業を3グループに分けてみました

1:普通に商談するグループ
2:自分が怒って商談するグループ
3:相手が怒っている商談グループ

どれが一番商談して成功した確率が高かったと思いますか?さあ、問題です!!一緒に考えてみましょう!!正解は~・・・・そうです、1の「普通に商談するグループ」が一番「交渉を成功させる確率」が高かったのです。まあこれは「当たり前だ!!」と言われると思います。

では、2と3の「自分が怒っていたり」「相手が怒っていたり」のグループはどれくらいパフォーマンスが落ちていたかと言えば、1の「普通に商談するグループ」の半分以下までパフォーマンスが落ちてしまったようです。

感情、特に怒りの感情に自分の心が揺さぶられているときというのは、冷静な判断は出来ないという事です。そうです、まともに話せないし、まともに聞くこともできなくなってしまうのですね。

なので交渉するときは、とにもかくにもリラックス!!そんな簡単にリラックスできないよ……そう思っている皆さん!!安心して下さい!!リラックスできますよ!!とっても簡単で、心を整える方法があるので過去のコラムを読んでください。看護師/介護士様のストレス解消間違いなしですよ!!

緊張を落ち着かせるヨガの呼吸法を教えてます!! 

ストレスの種類は3種類!種類別のストレス解消を徹底解説!!~看護師の為のハッピー心理学~

さて、改めて過去に経験した「今までの交渉状況」を「うーん」と思い返してみましょう!!「看護部長に備品購入をしたいと必死にお願いしたあのとき!!」「師長や先輩にじっくりとシフト調整をお願いしたあのとき!!」などなど……看護師/介護士の皆さん、交渉が失敗したときって、冷静でしたか?イライラしていませんでしたか?冷静でだめだったときは、今度はコストや論理の話になるのでまたこれは別の機会にお話しするとして……。

意外とね、交渉するときって冷静じゃないんですよね。イライラしてしまうものなのですよ。私も色々依頼される立場になってわかるんですが、

依頼や交渉があるときって、依頼者本人は自分で気付いていないと思うのですがすごい剣幕なんです……。もっとズバッというと、怖いんですよね……表情も話し方も。

なのでまともに話が出来ないというか、何を言ってもプリプリと怒りまくっているので、買う買わないとかの意思決定の前に、とりあえず冷静になってもらおう!!面倒だからこの場を終わらせよう!!と、まずは考えてしまいます。なので感情に揺されてイライラすることなく、交渉するときはリラックス。まずはニッカリ笑えるくらいの余裕をもっておきましょうね。看護師/介護士の皆様も交渉の前は鏡をみて「表情のチェック」をすると、交渉成功率もあがりますよ。

リラックスもできない状況なので、私もみんな使っている転職のプロにじっくり相談してみる!!

「よーし!!まずはイライラせずに、心を整えて交渉するぞ!!」、、、あれ??でもどうやって交渉すればいいんだろう??次の章ではここをじっくり講義していきます!!

2:言い負かすには「ストーリー(物語)」を事前に考え交渉してみましょう!!

まずは次の問題を一緒に皆さんで考えてみましょう!!同じく海外の大学で行われた研究になるのですが、どのように交渉することが一番成功の可能性が高くなるかという実験がありました。シンプルに3グループで研究が行われました。

どのような交渉が一番成功するかの心理学実験

1:本人の意思に任せて自由に交渉をして良いグループ
2:交渉のゴールを先に決めて交渉するグループ
3:交渉の過程を予測してから交渉するグループ

ふぅー、今回はどれも良さそうですね。。。前回よりも難しいですね。でも結果的に言えば、パフォーマンスは圧倒的に違いました!!つまり交渉の成功確率がビックリするくらい異なったって事なのです。

さあ看護師/介護士の皆様、一番交渉の成功確率が高いグループは何番だと思いますか??正解は……3番の「交渉の過程を予測してから交渉するグループ」が一番交渉の成功確率が高い結果が出ました!!パチパチパチパチ!!

それではまず1から説明していきましょうね。本人の意思に任せて自由に交渉していいというのは、メンバーレイヤーだと一番望むことだと思います。自分らしい看護をしたい、自分の望む看護がある。だから自分の思い通りにやりたい。きっと誰しもが一度は思ったことはありますよね?

でもルールがないというのは、実は”自由”に見えて一番混乱をもたらします。

ほんの一握りしかいないスーパーガールがいるのも事実です。どんな人かと言えば、自分でルールを作り、圧倒的なパフォーマンスを出す人もいます。そして当たり前にジェラシーwwwでも彼女たちのようなスーパーガールは持って生まれた才能もあるのです。

彼女たちと同じように、好き勝手自由に交渉してみて成功するっていうのは、悔しいけど大多数の人は「自由」の中で交渉を成功させるのはかなり難しいのです。なので交渉となると、実はこの1の自由に交渉するってのが一番パフォーマンスが悪かったのです。うん。納得……。だって何していいかわからないもの……。

したかって病院でも、訪問看護ステーションでも、看護部長や主任などと交渉する際は、「なんでもかんでも自由にしゃべって交渉してみる」は絶対にお勧めはしません??じゃあどうすればいいのだ!!をさらに説明していきましょう!!

では次に2の説明をしていきますね。ゴールを設定するというのは実は良いことで、1番と比べて、何をするか明確です。とにかく1回話してみましょう!!とか曖昧なものではなく、「今回の交渉では○○を絶対に達成する」というゴールがある。

看護部長に買ってもらう!!シフトを変更してもらう!!とかとか、目的がしっかりしていれば、自分が話すべきことも明確になりますよね。なので、自由になんでもいいから交渉してみなさい!!よりも、もちろんパフォーマンスは良かったのですが、このゴールを設定する事の欠点は「上手くいかなかったとき」「予想外の回答や対応をされてしまった時」に対処ができない方が多かったということです。

例えば目的を「看護部長に備品を買ってもらう!!」と置いてみて、よーし!!絶対に買ってもらうぞ!!と鼻息荒く看護部長室のドアを叩く。

トントントン。失礼します。

看護部長、本日はお願いがあります!!
どうしても購入して頂きたい備品があります!!

看護部長「いやよ」

私「えっ……」

まあこれは極端な例ですがwwwこんな感じで、目的に対して「ダメ」とか「無理」とか「NO」とか、目的を否定されてしまったときに、何をしていいかわからなくなってしまう人が多かったのですよね。

特に予期せぬ回答に関してはまさに「えっ・・・」って思ってしまって、対応できなくなってしまうのです。そして交渉が上手くいかないという状況に。。。

看護師/訪問看護師 「〇〇さん、お薬飲んでくださいね。」

患者/利用者「嫌です!!」→まさかの回答

看護師/訪問看護師「えっ・・・」

これも同じ感じですwそして試合終了!!何を話せばいいかわからなくなってしまい、ワタワタとうろたえていたり考えている間に、「チーン」と交渉失敗となるわけです。言われてみればその通り!!って感じはしますよね?

もちろん、何も決めずに自由にするよりもゴール設定はした方が成果は良いので、アドバイスの時間が30秒くらいしかないのであれば、まずは交渉のゴールを決めてあげることは大切ですね。でもしっかりと「要望を通すための交渉術」を伝えたいのであれば、一番良い方法があるのです。

お待たせしました!!それでは3の「交渉の過程を予測してから交渉するグループ」の説明をしましょう!!

交渉の過程を事前に予測したグループは一番交渉成功の可能性が高かったのです。交渉の過程って何だろう?ってとってもシンプルなのですが、先の例で言えれば「備品を購入したい」に対して看護部長つまり交渉相手は「自分の要望に対して」どのような回答をするだろう?を先に想定される回答のパターンを複数考えておいて、交渉の物語を用意することです。

備品購入をしたいとお願いした時の回答例を考えてみるとは?

ケース1:もしも看護部長が「いいよ、買いましょう」と言われたら「追加でさらに備品の依頼をしてみちゃおうかしら」
ケース2:もしも看護部長が「いやよ」とおっしゃったのなら「どうして購入してはダメなのですか?」と聞いてみる。

さらにケース2で話が進みその回答が

さらに話が進んだときのストーリを考えてみる例

ケース1:「だってそんなの必要ないじゃない」と言われたら「現場では今このような状況が起きているので必要です」と懇願してみよう。
ケース2:「だって高いじゃない」と言われたら、「私も高いと思っていたのですが、実はかなり価格が落ちてきているんですよ」とコストの話をしてみよう。

上記のように、自分自身がが何かを言ったら、相手は何かを言っている。その回答を予測して、その答えを想像しておく、これがまさにストーリーであり交渉を成功させるポイントになります。さらにそこに被せて相手も何かを言ってくるから、その答えを用意しておく。

交渉が上手くいくケース、上手くいかないケース両方とも考えておくと、よほどの珍事が起きない限りは、結果はともかくとして、交渉を進めやすくなるのです。

つまり「事前準備」と「交渉ストーリー」が交渉術/交渉力としては最強のツールである。

患者様からクレームがあったから、とにかく看護師/介護士としてその場をまずは抑えなければ!!まずは患者様と話してみましょう!!このスピード感と「クーレムを抑える」というゴール設定は大切です。しかし、そもそもなぜクレームが起きてしまったのか。それであればどんな事を言われてしまうのだろう??

もしも看護師/介護士である私が〇〇といったら、きっと××と言われるだろうな。。。それなら□□って言えばいいか?と、頭の中でどんなストーリーになるのか、起こりうるであろうケースを沢山想像して、沢山回答を考えておくと良いですよ。

これは看護師/介護士様の採用面接も同じかもしれませんね。面接でもきっとこういうことを面接官(看護部長や人事部長や室長)から聞かれるだろう。それならこう伝えればいいかな?というのを病院でも訪問看護ステーションでも同様に考えておけば、面接で落ちることは少なくなります。

「自分の要望を通したい」と思ったら、交渉の為に3つのポイントを意識しておきましょう
1:事前準備は万端ですか?
2:交渉ストーリーは考えましたか?

看護師/介護士様といえども、交渉術を覚えておけば、看護部長のような上司を動かすこともできます。また逆に役職ある看護師が、一般看護師に納得感を持たせて動かすことも可能となります。もちろん、日々の生活の中で「値引き交渉」もできますw是非、試してみてください。

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